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大きな車輪を回すように

なぜブログは続かないのか?それは「まとまった文章を書くのは力がいる」というシンプルな真実に起因する。

まとまった文章とは、支離滅裂ではない意味の通じる繋がった文章のことだ。でも、人がぼんやりと頭に浮かんでいる言葉をそのまま書いても、繋がった意味なんてないバラバラの言葉の断片にしかならない。
つまりエントリとして言葉を組み上げるにはそれなりの力がいる。散らばった言葉を拾い集めて、じゃまになるものは捨て、必要なものを順に積んでいったあとに、あるいは積み上げながら、適切な順序に入れ替えていく。これは大変な作業である。
しかも、文章というのは一方向に流れるものだから、横並びのものを入れ替えるのではなく縦に積み上げたものを入れ替えるのだ。これはめんどい。書き続けている人はリスペクトに値する。

ただ、Twitterは別として、かつてブログを毎日8年半書いていた自分の経験から言わせてもらうと、文章を書き続けるというのは慣れの要素が大きい。これは文章に限らず、面倒なことはルーティンベースに乗ってしまえば意外に続けられるものだ。
それは、大きな車輪を回すイメージを持ってもらうと良いと思う。大きな車輪は重いので、止まっている状態から回し始めるまではたいそう苦労する。だが、一度回り始めてしまえば、回転に加速をつけることはそれほど難しくもないし、重さも感じないはずだ。これは筋トレやウォーキングなどの日々の運動もまさにそうだ。回り始めると続けられる。
それも永遠ではなく、時間が経つと回転数も落ちてきて、いずれ止まる時が来る。何か自分にとっての報酬があるといい。モチベーションは燃料だ。一番いいのは、誰かに読んでもらえているという実感だろう。不思議なもので、誰かが読んでくれると思うと続けられるものだ。

1月〜2月は寒い季節で、気持ちも縮こまりがちだ。いつもしんどい時期である。乗り切るためにいろいろと試している。セロトニン摂取のための30分ほどの朝散歩、プランクなどの軽い運動、ビタミンB群のサプリメント。それから自分にとって嬉しいことをする。欲しいものを買うとかね。自分を大事にすること。人生を大事にすること。


やぶさかではありません!