2月の晴れた休日に海沿いを走ることについて
一年でいちばん寒い時期である2月。
今日も走りたい。ちょうど天気がいい三連休の初日で、しかもたまたま夕方まで自分の時間ができた。なので少し遠くまで電車移動して、そこで走ることにした。
今日は太陽のおかげで2月にしてはとてもあたたかい。
冬の海、と言うには今日はいい天気すぎた。
水面はなめらかで、波が太陽に反射している。人出もそこそこあった。
このあたりの道はどこも細くてくねくねと曲がっていて方向感覚が掴みづらい。そして南国の風情がある。いくつかの家はサーフボードを庭先に置いていたりハンモックがあったりなかなかに優雅だ。日本の普通の田舎町という風情もあるがその中に時折リゾート地の享楽志向が散見される。道路を走る車の中に数は少ないがアメ車が混じる。昔のアメリカの若者が乗るイメージの車高の低く四角いサンダーバードとかああいうやつだ。
最後に、少し前のツイートを貼りたいと思う。書いたのは2021年だが体験自体はその20年以上前だ。
20代前半の若い頃、一人であちこちに足を伸ばしていた時代の話である。実に30年ぶりになるだろうか、ついに再訪できた。無理にでも行こうと思えば行けないこともなかったが、こういうのは時が満ちるというかしかるべき時期というものがあるのだ。娘も大きくなり少しだけ休日に自分の時間もできるようになった。これが「手が離れる」ということかとしみじみした。
海の街は静かで素敵でのんびりした空気が横溢して、日本の漁港というローカル性の中にアメリカナイズされた趣味性が垣間見える街だった。天気のいい日に訪れた街は印象がカサ増しされて見える。それが海沿いの街であれば尚更だ。
私は海の近くに住んだことがない。
やぶさかではありません!