見出し画像

ブダイを食べる

魚を食べよう。

今回のお魚は、、

ブダイ

縁のあったブダイの料理のレシピを集めるnoteです。

https://gourmet-note.jp/posts/11630

ブダイの旬

ブダイの旬は?
→通説は、

海藻を食べる冬がいちばん安定的においしい。

ブダイの味

鱗は薄く柔らかく非常に大きい。
皮は厚く、ゼラチン質。骨はあまり硬くない。

身は上質の少し赤みがかった上質の白身で少し水分が多い。
クセがない。
熱を通しても硬く締まらない。ただソテーなどすると身が崩れやすい。
煮ると、いいだしが出る。皮や骨にゼラチン質が多く、冷めると煮こごる。

ブダイの料理法

生食

・ブダイの刺身

旬の2月に揚がった活魚はぜひ刺身に。
下ろしていくと身が盛り上がるように感じられる。皮を引いて普通に刺身にしても美味。
なにもつけないで口に入れても生臭みはなくほんのりと甘い。
脂がのっていると、後味も強いうま味が感じられる。

・皮霜造り

寒い時季の大型を三枚に下ろして皮目に湯をかけて、冷水に落とす。
あら熱をとり、水気を切り、刺身状に切る。
旬のものは皮が柔らかく、皮目のうまさと身の甘さがあいまって非常に美味。
旬を外した夏などのものは皮が硬く身にうま味がない。

・ブダイの昆布締め

小振りのものや、旬をはずしたもので臭味のないものは、単に刺身にするよりも、昆布締めにすると旨味UP。
三枚に下ろして皮を引き、刺身状に切る。これを濡れ布巾で拭いた昆布の上に乗せて締める。上質の白身で昆布の味がよくきく。非常にうまい。

・ブダイのセビチェ

セビチェ用に魚を下ろしてもいいし、刺身を造ったときの切れ端などを使って作ってもOK。
セビチェに使うと上身を無駄なく使える。
小さく切り、塩とライム(別の柑橘類でも)で白濁するくらいにしめる。紫玉ねぎと辛い唐辛子を加えて、少し置き皿などに盛る。爽やかな味わいのなかに魚の真味が感じられる。

テキーラなどのスピリッツに合う。

・ブダイのぬた

三枚に下ろして皮を引き、やや小さめに切る。
辛子をきかせた酢みそで和える。香りのあるアサツキや山菜、春菊などを合わせるといい。食べる直前に和えるか、酢みそを添えて出す。

・たたき

焼く

・塩焼き

・干もの

ソテー

・バター焼き
・オリーブオイル焼き
・ムニエル

煮る

・煮つけ

ブダイの持ち味をもっとも生かせる料理との声も。
大型なら兜煮(頭部だけ)でもOK、小型ならまるのまま煮つけてもいい。

・茹でてポン酢で

・まーす煮

大型なので頭部だけでもOK。
水洗いして水と泡盛、塩で強火で煮る。
短時間に強火で煮ることでうま味が煮汁に出て軽く白濁する。
豆腐と一緒に煮ると、主役以上にうまい。
青みはあればフーチバー(ヨモギ)、なければ小松菜など。

・ブダイのみそ汁

基本的にはあらを使うが小振りなものは適当に切り、使う。
あらなどは湯通しして冷水に落とす。
残った鱗やぬめりを流す。
よく水をきり、水から煮出してみそをとく。
非常に強いうま味が感じられてとても味わい深い。
ご飯のおかずにも向く。

・ブダイの潮汁

ぶだいのあらを湯通しし、冷水に落として残った鱗やぬめりを流す。
よく水分を切り、昆布だしで煮て酒、塩で味つけする。
うま味が豊かなので単に水で煮だしても美味しい。
薬味には青みと粒コショウなどを。

・しょう油仕立て汁

・ちり鍋/チゲ鍋/醤油仕立て鍋

上質の白身で煮ても硬く締まりすぎない。鍋物材料としてとても優れている。
あらだけでもいいし、二枚に下ろして適当に切ってもOK。
これを湯通しして、冷水に落とす。
残った鱗やぬめりを流し、よく水分を切る。これを基本的には昆布だしで、酒、塩の味つけで煮る。
韓国風のチゲ、しょう油仕立てなど、どのように変化をさせても美味。

・みそ鍋


・カシカメ鍋

伊豆大島の郷土料理。カシカメ鍋。

蒸す

・清蒸

ブダイの清蒸(ちんじょん) 蒸して、魚醤、醤油などを合わせたタレをかけ、熱したピーナッツオイルをかけ回したものを、清蒸(ちんじょん)という。これが美味。また酒蒸しなどにも向いている。

・酒蒸し

揚げる

・ブダイの長崎風天ぷら

天ぷらも美味しい。

一般的な薄い衣のものより、沖縄や長崎の厚い味がついた衣をつけて揚げると美味。
三枚に下ろして皮付きのまま血合いや、骨などを取る。
これを厚めのへぎ造りにして小麦粉をまぶし、砂糖・塩・コショウなどで味つけした衣をつけて揚げる。

沖縄天ぷら粉などを使うと便利。

・フライ

・ブダイの唐揚げ

頭部やかま、腹骨の部分などを食べやすい大きさに切る。水分をよく拭き取り、片栗粉をまぶして二度揚げにする。揚げたてに塩コショウ(ガラムマサラ、カイエンヌペッパーなど)を振る。揚げることで身は適度にしまり、皮目が香ばしい。

干す

・干物

ブダイの身は、上質の白身だが少し水分を多く含む。

単に塩焼きにしてもイヤミのない味わいだが、反面、味に特徴がない。
あえて言えば皮目に旨味があるが、少しもの足りない。
それを干すことで水分を少なくして旨味を上げる。
干した皮目のうまさがあり、ほどよく繊維質で身離れがいい干物になる。

好んで食べる地域・名物料理・郷土料理

日本各地

・煮付け

日本各地で煮つけにしている。寒い時季に旬を迎えるので正月に食べることも多い。

東京

・おぼろ寿司

東京の伊豆大島の郷土料理。甘辛いそぼろを作って、米に載せて寿司にする。

・開き干し

 東京都伊豆大島、伊豆半島などで作られている、ブダイの干もの(かしかめの干もの)。
白身の美味しさが端的にわかる。

ブダイを開いて塩をして干したもの。丸ごと一尾を使っているので豪華で、食べ応えがある。しかも上品な白身なので食べ飽きない。

伊豆大島海産物センター 東京都伊豆大島

徳島

・えがめののた

 徳島県南の宍喰周辺ではブダイの刺身を酢みそで食べる。
香り高い麦みそで作った酢みそで食べる「のた」は非常においしい。
高知県室戸市まで南下すると酢みそで食べないで、わさびじょうゆで食べる。

徳島県海部郡海陽町宍喰・竹ヶ島

和歌山

・いがみの煮つけ・えがめの煮つけ

 和歌山県田辺市では正月に「いがみの煮つけ(ブダイの煮つけ)」を食べる。
特に寒い時期なので「煮こごり」が最高とのこと。

かんてき 和歌山県田辺市

数々のブダイ料理。
興味湧いたのありました?

ブダイ料理に縁があったら、書き足します。
ブダイに出会ったらぜひ。

最後まで読んで頂き、感謝です(ぺこり)

#魚を食べよう
#ブダイ
#日本を食べる
#shinmr
#SHINBOK
#海遊び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?