【詩】雨に打たれる詩~Twitterで書いた詩5選~ 33 蜃気羊 2021年9月6日 18:20 雨で黒いコンクリートに街灯が白く反射している。死にたくなったから、雨に打たれて歩いている。日曜日のこんな時間だから、雨粒が草や木々にあたる音がする。おだやかな雨はなんでこんなに愛があるのだろう。昨日までを洗い流してほしい。と願ったら、熱い涙が止まらなくなった。#詩— 蜃気羊 (@shinkiyoh) September 5, 2021 雨に打たれ、ずぶ濡れでも平気なのは、無心のおかげ。私はあなたに嘘をついて、自由を取り戻したように感じた。自由とは究極の独りぼっち。商店街のスピーカーから「人にやさしく」が流れている。私は人の心に寄り添うことを決意した。あなたにも頑張れ!ってか。#詩 #140文字小説— 蜃気羊 (@shinkiyoh) June 4, 2020 めぼしい成果が無いまま今日も終わる。東京はいつも明るくて、いつも、いつだって、僕らは迷子になりそうだ。君とあの暗い路地を走りきろう。怖くないさ。神様は僕らのことを見放しはしないさ。雨でサンダルはぐちゃぐちゃだけど、白く反射する向こう側へ行こう。手を繋いで向こうへ。#詩— 蜃気羊 (@shinkiyoh) July 28, 2021 夕立が田んぼを煙らせる。雨宿りできる場所なんてない。全力で自転車を漕ぐ。濡れる制服が張り付き、スカートもぐちゃぐちゃ。伸びた前髪の鬱陶しさを忘れるくらい、濡れて束になる。でも、なぜか気持ちが吹っ切れて、雨のバカヤローって言ったら、CMになるのかなって思うとウケる。#詩 #ポエム— 蜃気羊 (@shinkiyoh) July 8, 2020 輝きを失った流星のように、雨に打たれたビル街が、アスファルトに流れてしまいそう。自分のみすぼらしさが、街の中では小さくて、横断歩道の真ん中で立ち止まりたい。夏が泣いた水たまりが、秋風を連れてきて、何も出来ない夏を振り返させる。急にあなたの行方が知りたくなった。#詩— 蜃気羊 (@shinkiyoh) September 3, 2020 最新の詩はTwitterで公開しています。こちらをタップしてね→Twitter_蜃気羊もしよければ、閲覧、スキ、いいね、フォローしていただき、蜃気羊と愉快な羊たちの一員になろう!関連記事 ダウンロード copy この記事が参加している募集 #雨の日をたのしく 18,068件 #眠れない夜に 71,928件 #小説 #詩 #ポエム #現代詩 #眠れない夜に #雨 #青春 #雨の日をたのしく 33 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート