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沖縄から東京に戻ってまたイチからチャレンジする理由

BASEの退職エントリからはや4年半、2016年に学生時代から10年住んだ東京を離れ、地元沖縄に戻ってデジタルマーケティングの会社を立ち上げそれから様々なことにチャレンジさせてもらいました。

得意のSNS領域をフックに沖縄ファミリーマートさん、au沖縄セルラーさん、琉球日産などのデジタルマーケティングを任せてもらいつつ、チャットボットの本を出したり、モンパチフェスのweb全般を任せてもらったり、琉球コインの記事がキッカケでFC琉球コインのホワイトペーパーを作ることになったりと、どれも刺激的で昨日のように思い出されます。

模合メンバーをはじめ県内のITコミュニティにもとてもお世話になり様々なイベントに登壇もさせてもらいました。主催したブロガーミートアップもとても楽しかったな〜。

「東京から持ち帰ったノウハウで地方を盛り上げる」という形としては、少なからず貢献できたと自負しており、移住当初描いていたイメージにだいぶ近いところまで結果を出すことができました。本当に周囲に感謝しかありません...!!

それがおよそ最初の2年で、その後はプロダクト開発による自社事業にステルスで専念するという形に。

早々に事業を拡大し、すぐに東京に戻るつもりが気付けば4年半....、やはり何事も順調にうまくいくということはなく、想定以上に時間がかかってしまいましたが、今回はtrevaryとamplyという2つのプロダクトを引っさげて東京で勝負していきたいと思います。

このnoteを書くにあたり、ちょうど今回のような環境が変わる節目となる4年前の退職エントリを見ると、このような事が書いていました。

モバイル時代に最適化した観光体験を。自分がやるべきことは、沖縄で信念をもってやるべきことを行っているスモールビジネスオーナーの”集客”という課題解決。ローカルを拠点としているクリエイターたちが世界中から人々を呼ぶという仕組みですね。BASEではネットショップへの集客サポートを行っていましたが、今度はリアルな集客課題をWEBを通じて解決していきます。
人々を動かすのはマスメディアや大手ブランドではなく、自分と同じ価値観をもつどこか地方の小さなお店
どのような形になるかまだわかりませんが、いづれはスモールビジネスオーナーが簡単に集客できる仕組みを作り、それを通じて移動する人々を増やしたいと考えています。まとめると、WEBを活用した集客やブランディングという切り口から、観光という大きな産業をもっとよりよいものにしていくことが、今後僕が成し遂げたいビジョンです。

今回のnoteをまとめるにあたって、久しぶりに読んだのですが、まさに今取り組んでいるプロダクトで実現しようとしているビジョンそのままでびっくりです(笑) ブレていないというべきか、進化していないというべきか..w

沖縄での後半2年はtrevary( https://trevary.com/ )という旅行市場を狙った動画アプリを開発運用しており、飲食店やホテルの集客課題を解決する仕組みを作っています。

観光チャットボットツールやFinTechアプリなど様々な事業を試し模索してきた中で見えてきた、今後10年を捧げてもいいと思えるプロダクトであり、時間はかかりましたが一定数の熱狂ユーザーもついてきてやっと勝負をかけれるエントリーチケットを得ることができたと感じています。

東京に戻るといえば「沖縄での環境整っているし、地方からでも十分にいけるのではないか」との声も多くいただきますが(特にリモートが一般化した今だと本当そうですね)、せっかくの今回のチャンス。応援してくれている多くの方に報いるためにもその成功確率が1%でも高くできる環境で勝負するべきだと考え、東京に拠点を移す決断をしました。

色々な方から話を伺うたびに「成功に必要なのは努力4割、才能1割、あとの5割以上は運がいいかどうかで決まる」というような旨の内容を多く頂きます。

成功は環境に左右されるとも言いますが、実際本当にそうだと思っており、圧倒的な努力や自発的なアクションはどの環境下だろうが成功のための大前提として、そのアクションからもたらされるチャンスを拾い上げられやすい場所、運がいいタイミングと巡り合う機会が多い環境下で勝負することが勝ち切るにはとても重要だと感じています。

本質的なアイデアはたわいもない談笑から生み出され、重要なディールは会食の場などリアルな対面の場で行われることも多いでしょう。歴史は夜作られる、ということですかね。オンラインでは代替しにくいところです。

誰でもアクセスできるインターネット上の情報にもはや価値はない時代。現場でのチャンスに巡り合う頻度を最大化できるか。インターネットに人生を捧げている身としては東京でやりきる以外の選択肢はありませんでした。

「いつも会う人間の5人の平均が自分」とも言いますが、自分の平均(視座、マインドセット)を上げるためにも高い目線で切磋琢磨しているやつらがいる環境に意図的に”いる”必要もあると思います。東京と沖縄どちらも経験してきましたが、そのモチベーション、貪欲さ、熱量の強さはやはり東京が圧倒的なのは間違いありません。

2011年ごろからスタートアップ界隈の方々とコミュニケーションしていますが、気付けば当時の友人らはIPOまたは二巡目、後輩たちも颯爽と駆け抜けとっくにエグジットや事業拡大をし、自分の何百倍もの規模で世の中に価値あるインパクトを与えている存在に。

もう33歳と業界では中堅になっているにも関わらず、未だに自分のプロダクトでまともな売上すら作れず歯がゆく悔しい気持ちで一杯になりながら、粛々と事業開発に取り組んできました。BOSS THE MCのこのリリックを反芻しながら勝負のタイミングを見極める日々。

なかなかの回り道をしてきた感はありますが、何度もチャレンジができている環境はとても恵まれていると思いますし、自分が信じているプロダクトで勝負ができる今の状態は毎日本当にエキサイティングです。僕の無茶振りをいつもサポートしてくれているメンバーには心から感謝しています。

2年ごとに環境を変え、積み上げてきた売上や実績をリセットしながらゼロベースでチャレンジすることができている今に感謝しつつも、これからは圧倒的な結果をだすために腰を据えて東京で事業に取り組みます。

trevaryは写真やテキストではなく、動画で目的地探しができるアプリです。「移動距離を増やす」をミッションとしており、大きな市場である旅行に対し、動画、SNSの切り口で長期的に様々なチャレンジができるテーマだと確信しています。

業務委託などのメンバーはおりますが、社員はおらず今は完全に自分だけの会社です(厳密にはシードVCとしてサイバーエージェント・キャピタルさんとF Venturesさんに入っていただいています)。今なら一人目の幹部メンバーとしてジョインできますので、もしここまで読んで少しでもご興味をお持ち頂いた方はお気軽にTwitterからコンタクトを頂けると嬉しいです。


沖縄でお会いしたみなさん、本当にありがとうございました。沖縄スタートアップをもっと増やし、観光とITに支えられてる沖縄の産業を底上げするために、圧倒的な成果をだしたいと思いますのでご期待ください。沖縄発のスタートアップとして勝ちきります!

東京でのお知り合いのみなさん、東京に行く行く詐欺が数年続きましたがやっとですw 離れてすごい時間が空いてしまいましたがこれから自分の事業をしっかり立ち上げていきますので応援のほどよろしくお願いいたします。

Amazonウィッシュリストを貼りたい気持ちですが、今度自分たちのオフィスを借りたときに公開したいので、それまでとっておきます🤲🏻  (しばらくは新大宗ビルの1席を借りる予定)その代わりこのnoteをシェアして頂けると喜びます!

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