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【お題拝借】達観する(40歳・会社員)

仙台市にお住まいの40歳の男性Hさんから頂いたお題を紹介します。

仙台駅前の居酒屋「天海のろばた」でお題拝借
手前の牡蠣をメインに撮りました
仙台の人気店。その訳が分かりました。どの海鮮も新鮮でボリューミーです(^^)/

入社して20年、未だに仕事に追われる毎日で落ち着きません。物事を「達観」できたらもっと楽に生きられるんでしょうけど。

40歳・会社員Hさん

そこで今回は、Hさんから頂いたお題「達観」を拝借して、「達観する」を「未来を輝かせるツール」に変えたいと思います。

【私ならこう考える】

15年前の今頃、私は3回目の脳梗塞手術のため病院のベッドの中でした。
手術から4週間経過し、病院内を点滴同伴で歩けるようになると、
1階のコンビニ通いが唯一の楽しみとなります。
そのコンビニでたまたま購入したのが「総務部総務課 山口六平太」というマンガ本でした。ベッドに戻り読んでいると“あるセリフ”に目が留まりました。
それを直ぐにメモしたのが、
「主人公の六平太」と「ある社員」との次のやり取りです。
 
ある社員「なあ六平太。サラリーマンに必要な備えって何だろうか?」
六平太「サラリーマンには“3つの備え”が必要なんだよ」
「まず“健康”。次に“心のゆとり”。そして“開き直り”」
メモは以上なのですが、
 
このメモを読み返す度に、当時の自分の心境が蘇ってきます。
「これから先は“達観”して生きていこう」という気持ちになっていた自分。
“開き直り”という文字に目が留まりこれを忘れないようにとメモした自分。
 
そこで「達観」の前提として私が備忘した「開き直り」ついて考察してみたいと思います。

「開き直れる人」「開き直れない人」

私は仕事を通じて多くの社員の方々と接して、確信していることが1つあります。
それは「開き直れる人」は、“うつ”にならない、ということです。
何故なら、「開き直れる人」は、「会社なんか何時でも辞められるぞ」とか「別の部署に飛ばされたって充分やれる自信があるぞ」と泰然としているからです。
 
では「開き直れる人」と「開き直れない人」の違いはどこにあるのでしょうか?
私の答えは明快です。
「開き直れる人」は、常日頃から“その日のための備え”をしている人です。

仕掛品を持つ

仕掛品(しかかりひん)とは、「まだ加工途中で、完成していないモ ノ」のことです。
言い方を変えれば「あとこの部品さえあれば、 完成するモノ」のことです。
 
“その日のための備え”とは、
“仕掛かり中”のジグゾーパズルを複数持っていて、
最適なピースが出てくるのを、両面(りゃんめん)、3面、4面で待っている感覚です。
あと残り「2ピース」で仕上がるジグソーパズル。
あと残り「1ピース」で仕上がるジグゾーパズル。
 
ベッドの中で私は、
「経営力向上プロデューサーとして社会に貢献し、その仕事で独り立ちする」
完成品にすることを決めました。
そして次の仕掛品を5年計画で完成品にすることを考えました。

【私の仕掛品】

持っているピースは、
「創業CEOとして失敗した経営経験、成功した経営経験」
「トヨタで身に付けた改善メソッド」
 
磨く必要があるピース:上記持っているピースの概念化
 
鍛える必要があるピース:スピーチ力
(脳手術の後遺症で言葉が上手く喋れなくなったので話し方教室に行こう)
 
新たに手に入れるピース:対人能力
(人のモチベーションを引き出し、人の行動変容を促すスキルを身に付ける)
 
探すピース
(今はだけど、自分の完成品をユニークにするために探す必要があるモノ)

「備えて待つ」は高等戦術

仕掛品を持っていて、残りの必要な部品(ピース)が分かっていると、
“あとは待つ”という高等戦術を使えます。
「開き直り」の正体は「備えて待つ」だと思います。
 
ちなみに、仕掛品の考え方は企業経営にも応用できます。
経営者の皆様はぜひ使ってみてください。
 
 アナタの輝く未来のために!

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