【お題拝借】マネジャーの壁 （65歳・サラリーマンOB）
東京にお住まいの65歳の会社員Kさんから頂いたお題を紹介します。
トヨタ時代の仲間3名が集まりました。
彼は優秀だと思っていたけど管理職になってから存在が薄くなったよね。マネジャーに求められる役割は時代で変わるし、会社が置かれている状況でも変わるし、人事って難しいですよね。
そこで今回は、Kさんから頂いたお題「マネジャーに求められる役割」を拝借して、「マネジャーの壁」を「未来を輝かせるツール」に変えたいと思います。
【私ならこう考える】
「マネジャーの壁」とさせて頂いたのは、
私が見てきた限り、
多くの方がマネジャーに就く時（概ね20代後半から30代の時）に
「マネジャーの壁」にぶつかるからです。
私が見てきた限り、
「マネジャーの壁」は2つあります。 2つとも意外とやっかいな壁です。
一つ目の壁は、「イエスマンの壁」です。
二つ目の壁は、「自分より優秀な部下をライバル視する壁」です。
そして、私が見てきた限り、更に上の立場に立つ人は
（健全な組織であれば）この壁を乗り越えた人たちです。
責任を線引きする覚悟
一つ目の壁を乗り越えるための心得は、「責任を線引きする覚悟」です。
「ここまでの範囲のことは、自分の責任で決める。
ここから先は上司の判断を仰ぐ」
という線引きです。
責任を線引きができず些細なことまで上司の判断を仰ぎ、
上司からの「そんな話、オレは聞いていないぞ」と叱責されるリスクを
回避している人は、
（健全な組織であれば）いつの間にか居なくなっています。
役割に徹する覚悟
二つ目の壁を乗り越えるための心得は、「役割に徹する覚悟」です。
これまでのアナタの成功は、自分の成長、自分が達成したこと、自分の業績でした。
これからのアナタの成功は、部下を チームを 成長させることに変わります。
特に上層部が見ているのは、
「各専門の分野でアナタよりすぐれている人をうまく使い、十分に支援して、パフォーマンスを引き出しているか」という点です。
それを勘違いして
部下の能力を引き出せない（引き出さない）人、
部下に手柄を取らせない（横取りする）人は
（健全な組織であれば）いつの間にか居なくなっています。
覚悟を「恐れるな」
聖書には「恐れるな」と言う言葉が
1年と同じ日数の365回出てくるそうです。
私たちは それほど
「恐怖に囚われやすい性質」を持っているのかもしれません。
もし神がいたとしたら、
ひょっとして神は、私たちを試すために、局面ごとに「乗り越える覚悟」を要とする壁を
セットしているのかもしれません。
【聖書 イザヤ書 41-10より】
恐れるな。わたしはあなたとともにいる。
たじろぐな。わたしがあなたの神だから。
わたしはあなたを強め、あなたを助け、
わたしは義の右の手で、あなたを守る。
最後に、片木さんは どうだったんですか？
と聞かれことがありますが、
自分では、
壁を乗り越えたと思えた出来事。
残念ながら
壁を乗り越えたとは言えない出来事。
それぞれありましたが、
今になって思うのは「どちらも肥しになっている」
とお答えしています（苦笑）
もしアナタがマネジャーを目指している人なら、
一度「自分の覚悟」と向き合ってみてください。
この機会に。
アナタの輝く未来のために！
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