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人柄を知ったからこそ、音楽が深くなる

こんにちは。桜小路いをりです。

今回は、色んなアーティストさんを知って、色んな音楽に触れるようになって、私が思ったことを綴っていきます。

最後まで読んでいただけると嬉しいです。


私は、音楽は「独立して存在できないもの」と考えています。
例えば絵であれば、製作者がそれを書いて、美術館や展示会で飾られたら、あとは作者自身がいなくても成り立ちます。

ですが、音楽は、必ず演奏する人や歌う人がいなければ成立しません。(ボーカロイドの場合は、「歌わせる人」となりますが。)
譜面として残すことはできても、それを音というカタチに起こすには、必ず「人」が必要です。

もちろん、演奏している人や歌っている人が、どんな人であるかを知らなくても、音楽は楽しめます。
私自身、バックグラウンドを知らずに聴いているアーティストさんは多いからです。

でも、その人がどんな想いで、その音楽を奏でているのか。
どんな経緯があって、どんな壁を乗り越えて、いま、その音楽に向き合っているのか。
それを知った上で聴く音楽は、知らなかった時に聴いたそれよりも、何倍も濃いものだと私は思います。

ただ、アーティストさんの匿名性や、プロフィールの分からないミステリアスな雰囲気も含めて、ひとつの作品となっている場合も多くあります。
それによって、より深く考察をしていけることもあるし、想像がふくらんで新しい発見に出会えることもあります。

アーティストさんの人柄を知ったからこそ深くなるもの。
アーティストさんの人柄を知らないからこそ深くなるもの。
どちらも、音楽を楽しむ上でなくてはならないものです。

でも、私はやっぱり「人柄を知ってから聴く音楽」のほうが、圧倒的に深いものだと感じています。
曲の聴き方や感じ方が変わってしまうので、好き嫌いは分かれると思いますが。
アーティストさんが音楽に賭ける想い。
なぜ音楽を続けているのか。
どんな想いでこの歌詞を歌っているのか。
このメロディーに、どんな想いを込めているのか。

文章に、書いた人の人となりや考え方が表れるのと同じように、奏でる音楽にも、その人の人となりが表れると思うんです。

そして、そこに滲み出るものが、「ひたむきさ」や「真摯さ」や「真剣さ」であるのならば、私はその想いを同じくらいひたむきに、真摯に、真剣にその音を受け止めたいし、それらも含めて「ひとつの音楽」として成り立っていると思うんです。

どんな芸術も、鑑賞する人や楽しむ人なしには完成しないから。

心を込めて、音楽を聴きたいと、私は思います。

この記事が、みなさんのちょっとした気づきに繋がれば幸いです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。 私の記事が、皆さんの心にほんのひと欠片でも残っていたら、とても嬉しいです。 皆さんのもとにも、素敵なことがたくさん舞い込んで来ますように。