SHINJI FUNAKOSHI

ある時感じた違和感。私が感じた私への違和感。  柵爆する違和感。乱情する違和感。天赦す…

SHINJI FUNAKOSHI

ある時感じた違和感。私が感じた私への違和感。  柵爆する違和感。乱情する違和感。天赦する違和感。 私が違和感を感じたのは私の存在だった  季節の流れは うつろいやすく  人の流れも うつろいやすい  変わらないのは  流される私という石ころだった

最近の記事

 ウルリ派のつどい

ウルリ派たちの密やかな集まり。 1人の若者が立ち上がっていう。 「昔からの玉ねぎはどこへ行ったのだ?どこから、生まれて、どこへ行ったのか?まぎれもなく、土からできていない。この玉ねぎは深い大地の底からではなく、明るい日差しの注ぐ白い海で生まれたのだ!魚たちの顔を見るのだ。目を回して、伝えるだろう。ここにいるのは、畑のものだ!2度と土の中から泥の中にあるものを水の中にいれるな!と」 やや老いた女性が立ち上がり、ゆっくりと語る。まるで、トロッコ列車の登りのように、少しずつ登っ

    • トルストイ「戦争と平和」冒頭読後感想

      トルストイ戦争と平和を読んで トルストイの戦争と平和冒頭部を読んでどう感じたか感想を書いてみようと思う。まず確かなのはたくさんの登場人物が出てくると言うこと。冒頭に書かれているのは貴族の生活ということ。舞踏会か夕食会かよくわからないが、たくさんの来客がある中で、女主人がたくさんの来客を迎える。その中で、人々がいろんな話をしている。印象に残った話としては、誰々の結婚の話、戦争の話、ナポレオンの話、などだろうか。登場人物が多すぎて、誰がどの人か、正確に把握はしていないが、一度読

      • English short novel [morning] vol.1

        Do you have an apple? "What is your favorite food?"I said. He had to finish drinking his coke. "I like Japanese food and I love sushi in one of all. I can't belive his toughness muscle made of Japanese rice and fish. 'HAHAHA!What's up Joe?D

        • JavaScriptについてわかったこと

          HTMLが土台となって作れる。YOUTUBE動画を参考に作成。(ほとんどパクリ) HTMLから次のレベル、動きをつくれた! <!DOCTYPE html><html lang="ja"><head><meta charset="UTF-8"><meta http-equiv="Content-Script-Type" content="text/javascript"><script type="text/javascript" src="main.js"></script

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          白いカラスの憂鬱

          ポルシェのように白くあれという君に わたしはフェラーリのように赤くあれ と言った噂がタカ洞窟中を流れ駆け巡り、洞内放送局の記者アレン・バッハ氏が、やってきた。 「むーしゅ!ムッシュウー!ですぞ!ですぞ!誠に問題あーりあーりですぞ!ですぞ」 爆撃機のような言葉の洪水を浴びせてあげたら、機関銃のような唾が飛んできた。  ラッセルの問題をまたひとつ増やしたね。と語り合う君の頭はすでに緑だ。果実が落ちて、新芽が出たね。と、言ったとしたなら、わたしはすでに土の中に眠っているだろう。そん

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          ゆるゆるゆーる

           ゆるゆるゆーるん  ぱわあ ぱうわあ  るんるんるん  れんれんれん  ろんろんろん  まーじゃんじゃないよ!  パイなんて、あらやだあ!  うんうん  そんなこんなで  まいぱうわあ  かえってこーい  らららあ  るるるるう

          ゆるゆるゆーる

          ルルブ・ドシネーシ

           スペインの国、バレヌ州生まれの侯爵。鼻先に花を置くのが大好きな人。ネーデルランド皇太子妃との婚儀において、薔薇の花をお互いの花にのせていたと伝記にある。馬の名前はヨミマロという栗毛のコーカサスで生まれた丈夫な体を持つ。侯爵本人は小柄で、1.8メートル弱だったと妹のシャヌーリ嬢は言っていた。第七選帝会議において、帝国の若き少年デミトリサタヒを熱烈に支持した。4人目の妃ルナウィは当時ベストセラーになった小説「バレーンの奥方」の作者である。ドシネーシ一族に固有の血の病気を持ってい

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            ことよみにあたうる自然

           彼方から来る光。夢から見た現実。不動の岩の摩擦音。こすれてゆく。削れていく。宝石を磨くように?磨き上げるように?さて、腕の中から生えてきた美しい薔薇 アームローズ が、この頃元気がないという。ひとしきり、あたりを見回して、そそくさとツボミへと帰っていくらしい。隣のロウデ氏は毎日顔を出して、挨拶を交わす。 「ああ、みんな元気さ。すべてのものは、くるくると良く回っている。同時になだらかに運ばれていくさ。運河の舟のように。静かに大きくゆっくりとね」 アームローズは、密かな憧れとと

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          またたびごとの夜のトバリ

           さて、今ここにあるわたしそのものを枕と共に、いやはや、枕と共に、美的なる双眸なる、しかして、波は傷ついているのか?ましてや、この世界。手が動く、そして、指もまた動き続ける。そして、わたしの上腕二頭筋は泣き続けるのに?なぜ、これほどまでに、エンジョイなのか?何にそんなに、ジョインしてるのか? ジョインそのものをジョイントしてるがごとく。すべての土台となるとてつもなく太い鋼鉄のはしらのようにか? ひにあぶられて、泣くように、溶けるように?その笑いは、どこにもいかず大手を振ってあ

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           赤いレンガとショパンの調べ

           赤いレンガが積み上がっている。そばには様々な道具が打ち捨てられている。スコップ、ハンマー、ノコギリ。誰かがここでなにかをつくろうとでも。目を閉じて空気を感じる。ひんやりと冷たい風が体の右側から吹いてくる。今日は南風だっただろうか?少なくとも、右側には何もなく障害物もない。音はかすかにきこえる。夢から覚めた時に聴く音。目覚めたときのワルツのよう。踊り明かした眠りの国の妖精たちが眠りにつく時間。ふと、われに帰って、時計を見る。18時を5分32秒こえている。おかしい。さっきまで、

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          ネコと私の小冒険(12)最終回

          ついに最終回!惜しまれつつも、感動のフィナーレです。 みなさん!ハンカチの準備はできましたか? なんのためって?もちろん、、花粉症の季節です!

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          情景(1)

           生い茂る草木。ゆれふるえる実。隠れ家から飛び出る生き物。くるくるとまわる風見鶏。細かい砂が舞い上がる。土はまだ冷たい。顔を出した太陽。のんびりと昇っていく。白い月は静かに眠りにつく。風に乗って植物の子どもたちが遊んでいる。一生に一度の遠くへの旅。水車のまわる音。材料の木がきしむ。高い音で年輪を表しているかのよう。トン、トン。軽快なリズム。大地を踏む足音。ミツバチたちのダンス。そろそろと通りゆくアリ。高い高い空に鷹が浮いている。興味なさそうに地上を見て、消えてゆく。何も動かな

          ネコと私の小冒険(11)

          ある ある ある 体操 あるあるでした~♪ 「あると言ったらある」大きな声で体操着姿のおじさんがラジオ体操をしながら、こちらに迫ってくる。  ネコ先輩が震えている。それほどのOGSなのか?  マルオがついに本を股下から取り出した。  いずこかの空間から転移した万年樹の根をかたどったような柄が、現れる。  「あると言ったらある!」  ここで興味深い幻影が水面から姿を表す。4つめの世界のそれぞれの王が姿を表し、かたりあっている。  ぷうぷう「ハチミツ輸入すべし!輸入すべし!」

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          高際普錬(静まりたる炎の残骸)

          このような旅路に至った経緯について。 12年前の雨の日だったろうか。雷は大きな音をたてて、空を割って裂いた。鋭く光った稲光とともに、朝から昼へ。そして、静かで、光から弾かれたものたちの姿を隠す夜がほほえむ。月はいつでも私に笑いかけているだろう。 静かな雨の音に変わりつつある大地が雨を吸って、産声をあげようとしている芽。乾いた大地にうんざりして、潜んでいた生き物たち。その息吹を感じている。  どこか鉄のにおいがする。建物の裏にあるのはひとつの花壇だけ。その花は、真っ青に染まって

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          契約上の履行措置、ついては、生命への散華

          身も蓋もない。たが、蓋はあるよ。と、駅の魔神は言う。蓋があったから、何なのだ、と思う。だが、魔神は契約上、そういう類のきわめてセンシティブな発言を発現すると、またひとつ初月のように何もかもが、逆戻りするらしい。と、祖父の驚天動地が齢70のときに語り尽くしていた。近所を歩き回っては、子供に一方的に話しかける始末。(徘徊していると、通報されたこともある)話を戻しつつ、魔神との出会いについて、ひとつ。ランプというものは、もう古代遺物になってしまった現代。(といいつつも、近代の終わり

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          ネコと私の小冒険(10)

           いよいよ治療に入った  マルオのドクター  元気になった  マルオだった  YEAH!  復活したマルオ、ネコ先輩!  さあ!!新たな冒険に出発だ!  第二章  ネコ先輩「おお。マルオくん。元気でしたかにゃあ?」  マルオ・ザ・ルイス「はい!先生!!元気いっぱいでしたって、さっきまで2人とも死にかけでしたけどねーーあはあはあはは。何言わせるんですか!!ちょっとちょっと!!」  私は歩き続ける。一歩一歩着実に。  ネコ先輩「さて。マルオくん。いく場所はわかってるにゃ?」

          ネコと私の小冒険(10)