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三島由紀夫と不思議な縁の話


言わずと知れた日本文学の代表者、三島由紀夫。

この投稿は三島由紀夫の作品や思想について何も触れておりません。

僕はこの人と何か深い繋がりがあるんじゃないかと、もう何年も考えています。

縁なのか、呪いなのか、偶然なのかわかりませんが、

これはただの事実のお話です。


出会い

10年以上前、読んでいた小説の中に三島由紀夫の名前が出てきました。

登場人物が好きな作家についてでも語ってたのかどうか話の流れは覚えていませんが、その時はまあ特に何も思わず「あ、名前だけ見たことある。」という感じでした。

その本を読み終えて、次に読み出した小説に再び三島由紀夫の名前が登場しました。これもどんな流れか覚えてませんが、まだ「こないだの本にも出てきたな」ぐらいの感じでした。



がしかし、

二度あることは三度あるのがやはり常なのか、

その次に読み出した小説にも当然のように登場した三島由紀夫。さすがにカイジばりに心が(ざわ・・・)となりました。

この三冊、作者は全部別、全部古本で買ったので年代もおそらくバラバラ、その時の気分でランダムに選んだ特に共通点もない三冊です。

仮に好みのクセがあったとしても、いくら三島由紀夫が有名な人であったとしても、僕がそれ以来読んだ本に一回も名前が出てきたことはありません。まさかそれ以外のこの世のほとんどの本にその名前が登場するなんてことはないでしょう。

なのに3連チャンで現れた三島由紀夫の名前。

つい先日僕のまわりで、出会った次の日に違う場所でたまたま会って運命感じて付き合ったというカップルがいますが、二回でもそうなるのに三回続いたらそりゃ気になりますよね。

そんな出会いでした。

周りの友人にもキャバクラでも家に勧誘に来た宗教の人にまで色んなところでこの話をしてきて、この時点でもうヤバい、怖い、と言われることもあるのですが、ここからです。


初めての著書

この時点でまだ三島由紀夫という人が生きているのか死んでいるか、どんな小説家なのか、代表作はおろかそもそも小説家なのかレベルの認識でした。ともかく世界に急に現れて強制的に興味をもたされた存在。その作品を求めて本屋へ向かったのでした。

そして初めて買った「美しい星」

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さてどんな感じかなと思い、まずは表紙を開きました。

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開くと大体こういう著者紹介のページがありますよね。

へー、本名があるのか。と何気なく読んでいくと、サラッと自決の文字・・・。

なかなか壮絶な人だったんだなと思った瞬間気づきました。



自決した11月25日・・・今日やん・・・。

何かに導かれるように初めてその世界の扉を開いた日は三島由紀夫が死んだ日だったのです。




共通点

それから少し経って、ある時近所の図書館で暇つぶしにブラブラ歩いていると、目についたのが365日ブックのコーナー。

1日ごとに1冊ずつ365冊あり、自然と自分の誕生日の1冊を手に取って読んでみました。

この日生まれの性格や特徴とか、相性のいい人とかそんな情報が書かれている中、その日生まれの有名人が書いてありました。知ってる歌手や俳優などが並ぶ中、



ありました。そこに三島由紀夫の名が

まさかの誕生日一緒

生まれた日、死んだ日に何かと関係してきますね。




誕生日

その因縁の誕生日の前日。仕事終わりで終電に乗り、イヤホンで音楽を聴きつつ本を読んでいました。

その時、「あっ」と思い出してポケットからipodを取り出しました。その日ダウンロードした知り合いのライブ音源を朝から聴きながら行こうと思ってたのに、帰りまですっかり忘れてたのを思い出したのです。

ipodをカリカリ回していざプレイボタンを押すと



・・・三島由紀夫主催の楯の会の会員とみられ三島由紀夫主催の楯の会の会員とみられ三島由紀夫主催の楯の会の会員とみられ三島由紀夫主催の楯の会の会員とみられ三島由紀夫主催の楯の会の会員とみられ三島由紀夫主催の楯の会の会員とみられ三島由紀夫主催の楯の会の会員とみられ三島由紀夫主催の楯の会の会員とみられ三島由紀夫主催の楯の会の会員とみられ三島由紀夫主催の楯の会の会員とみられ・・・



アナウンサーがニュースを読む声のループから始まっていました。

その意味に気付いて時計を見ると0時を回っていて、二人の誕生日。

誕生日迎えた瞬間今度は耳からも飛び込んでくる・・・。


このライブ音源はこの日の一週間ぐらい前にクラブイベントで行われたライブで録音されたもので、僕もその場にいました。ただ、このライブの途中からしか観れていなかったので、こんな始まり方だったことは知りませんでした。ライブの時にも聴けず、ダウンロードして聴くの楽しみにしていたその日の朝も忘れて聴けず、二度も見送ってこのタイミングでその部分を初めて聴くことになったのです。



ちなみに、その時手に持って読んでいた本は「金閣寺」でした

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そして

まつわるエピソードは他にも、初めて会ったブラジル人のラッパーになんの脈絡も無く三島由紀夫の話をされたり、タイの寺院で観光客がみんな落書きしていた布になぜか三島由紀夫の文字を見つけたり、三島由紀夫を介錯した森田必勝と地元が一緒だったり、挙げだすと色々と出てきます。

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あとは娘が生まれた時、

予定日から一週間経った日の朝4時に陣痛がきました。さすがに今日中に生まれるかなと思っていたらあれよあれよの超難産・・・。

日付を越えてなんとか無事生まれてきてくれました。

その時はさすがにそんなこと忘れてましたが、もし陣痛がきた日のうちに生まれていれば



誕生日は11月25日でした。

日付とともにカルマも越えたのかもしれません。



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