122【読書記録】アウトプット思考→アウトプットのために情報の整理は最低限にする
こんにちは。昨日はKindleで『アウトプット思考』という本を読みました。
この本では「アウトプット」がなぜ今の時代に重要なのか、そしてアウトプットするための筆者の工夫について書かれています。
▶︎情報を持っている「だけ」では差別化できない
ChatGPTなどのAIが目覚ましい発展を見せている中で、私たちの仕事が奪われるのではないかというニュースが流れてきます。
以前のように情報を知っているだけでは、優位に立つことはできなくなっているのです。
これからは、情報をもてば持つほどいいというわけではありません。
▶︎アウトプットありきでインプットする
情報が膨大な現代では、少ない情報から意思決定する力が求められます。
自分の「仕事の目的」であるアウトプットを考えて、アウトプットから逆算してインプットをする。決してインプットが先ではないのです。
このアウトプットがなぜ今の時代必要なのか?どのようにアウトプットを考えていけばいいかが知りたい人は、ぜひこの本を読んでみてください。
このnoteでは情報整理の方法について、私が興味あった部分なので見ていきます。
前提として筆者の情報整理は手間がかからないものになっています。
▶︎情報の整理整頓はほとんどしない
今はnotionやObsidianなど多数の知的生産ツールがあります。カテゴリーを分けたり、読んだ本の抜書きをしたり、データベースをリンクさせることもできます。
しかし、そういった整理整頓はあくまでもインプットの段階。あまり時間をかけるべきところではありません。
むしろ、アイデアを生み出したり、アウトプットが必要な際にすぐに引っ張り出せるのかが重要です。
▶︎頭の中に〇〇を作る
かといって整理整頓しないわけではありません。
筆者は頭の中に常に20個の引き出しがあるといいます。それぞれの引き出しは自分の興味関心が割り振られているのだそう。
本の中では「ブロックチェーン」や「自動運転」などが入ると書かれている。
例えば「自動運転」の面白いニュースを見たら、頭の中の引き出しにしまうのだという。こへを「レ点をつける」という表現をしている。
頭の中の引き出しに入れると言っても忘れてしまうじゃないか?という反論があるかもしれない。
だけどそれでいいのだそうだ。一度「レ点」をつけた情報は忘れても頭のどこかに残って活用できるからである。
思い出したが学者のアインシュタインも、作家の村上春樹もメモは取らないらしい。大事なことは覚えているから、それでいいそうだ。
▶︎アナログファイル整理法
脳内の引き出し以外にも、アナログな整理法を行なっているようだ。
それはA4サイズのクリアファイルを複数用意して、それぞれにテーマを割り振る。先程の引き出しのクリアファイル版だ。
そして新聞や雑誌など気になった部分をテーマ別に挟んでおくという。
この方法はファイルに入れておくだけだから、手間もかからない。
ちなみな本などは抜書きしたりせず、線を引いたり、付箋をつけたり、その時の重い思いの方法で「レ点」をつけておくという。
▶︎アウトプットのための情報整理は最低限に
『アウトプット思考』の中ではまず、アウトプットが情報過多の現代になぜ重要なのかが書かれている。
その上で情報をどのように整理するか?といえば、手間をかけない、あまり整理しないのがコツなのだ。
膨大な情報をすべて整理しようとすると膨大な時間がかかる。むしろシンプルに整理して、手間をかけない。そしてアウトプットに時間を使うことが重要だ。
デジタルツールによる情報整理、知的生産が話題となるが、むしろ整理しないという整理術は有益だと感じた。
わたし個人は忘れっぽいので、iPhoneの純正メモになんでもかんでも保存するスタイルでやってみようと思う。その際に20個の引き出しを設けることを忘れずに。
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