対立するコミュニケーション
「今回のイベントを通じて、彼女とは考え方が合わないことがわかりました」「価値観が合わないので一緒に働きたくありません」
他者との考え方や価値観の違いが原因で、一緒に働くことに抵抗を感じるようになることがあります。
十人十色と言いますが、人がいる数だけ考え方や価値観は存在するわけで、同じ考え方や価値観の人とだけ一緒に働くことは不可能です。
もしそういう環境で働きたいのであれば
①自ら起業して、考え方や価値観の合う少数精鋭チームにして、考え方や価値観の合わない人を排除していくか
②フリーランスとして独りで働くか
のいずれかしかありません。
ただし、少数制チームであっても、商品に対して同じ考えだと思っていた仲間が、マナーについては考えが違うなど、テーマが変われば考え方が違うという現実に、ある日突然気づかされることがあります。
また、考え方や価値観が近いなりに、今度は近い中の些細な価値観の微差が気になり始めます。
フリーランスとして働く場合も、協業で成果を出すことを求められることは多く、異なる考え方や価値観の人と一緒に仕事をする機会は訪れます。
そう考えると、考え方や価値観の異なる人と共に1つのものを作り上げる場面は、どんな働き方でも起こり得ることであり、何らかの答えをまとめて商品やサービスにする上で、考え方の違う人たちといかに上手くコミュニケーションを取っていくかという技術は大切です。
ここでは、考え方や価値観の異なる人とのコミュニケーションについて考察します。
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