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昔の時間の使い方を今に活かしているとき、時間的豊かさを感じる【ユタカジン】

お久しぶりです。タスクシュート認定トレーナーのタナシンです。

前回は初回記事を読んでいただきありがとうございました!

今後も月1回のペースで寄稿していきますので何卒宜しくお願いいたします。

初回の記事でも触れましたとおり、ユタカジンへの寄稿のマイ方針は以下の通りです。

「自分らしい時間的豊かさを追求する」という素晴らしきタスクシュート協会の理念を搭載した私が、日々を過ごしていく中で発見した自分にとっての時間的な豊かさについて書く、です。

初回の記事では、自己紹介に加えて「時間をこのためだけに貸切にする」ことについて時間的豊かさを感じるといった話を書きました。

共感の声も寄せていただき大変嬉しかったです。

今回は前回とはまた異なる発見でして「昔の時間の使い方を今に活かしているとき、時間的豊かさを感じる」について今私が思うところを書いていきます。

それでは宜しくお願いいたしますッ。


昔自分の身の回りに起こった出来事を引っ張り出して、今と繋げて書く

早速自分の話からになってしまうのですが「ブログを書く時に意識していること」から書かせてください。

私はブログを書くことを2008年4月14日にスタートしました。

はじめに使っていたのはアメーバブログで、それからlivedoorblog、medium、note、そして現在メインで運用しているwordpressという具合に、各場所はその時々替えながら、更新頻度もばらつきはあるのですが、年数で言えばもう15年くらい何かしらをブログに書いてきています。

ブログ人生は、当時のアルバイト先の一つだった「コストコ」での実演販売の様子を発信することで、売上アップに繋がるんじゃないか?といった興味本位から始まったわけですが、やってみると自分にとっていいことが色々生じるようになりどんどんハマっていきました。

ちなみに、学生時代のアメブロは絵文字が盛りだくさんで、今じっくり読んでいると恥ずかしい感情が溢れんばかりに湧いてきます(笑)

書くことには自分の身の回りに生じた出来事を消化したり、昇華したりして、次の段階に進めてくれる力がある

今ではこんな風に書くことを捉え、続けています。

そんな私には書き方にいくつかのバリエーションがあるのですが、そのうちの一つに「昔自分の身の回りに起こった出来事を引っ張り出して、今と繋げて書く」というものがあります。

具体例を見てもらった方がわかりやすいかもしれません。

例えば、つい最近書いた以下の記事は、今から7年くらい前の出来事を思い出す機会があり、その出来事を今とつなげて自分は「どう考えたか」「どう感じたか」を書きました。

以下の記事は2年前に書いたものですが、書いた当時よりもずっと前にあった出来事を引っ張り出して話を展開したものです。

この手の記事はしょっちゅう書けるものではないのですが、今現在主張したいと思ったことと、昔の経験や出来事が自分の中で結びついた時には、できるだけ書くように心がけています。

というのも、これをすることで自分の記憶が思い出され、再生され、定着する機会になるのと、経験則ですがこのタイプの記事は面白がって読んでくれる方が多い実感があるからです。

昔のことをよく覚えているクリエイターはいいクリエイター

このような書き方を本格的に意識するようになったキッカケは実はしっかりとあります。

2020年7月18日に行われた「石井朋彦×税所篤快 「僕も鈴木プロデューサーに弟子入りしたかった!!!」 『思い出の修理工場』(サンマーク出版)『未来の学校のつくりかた』(教育開発研究所)W刊行記念」というイベントです。

このイベントには石井さんの「思い出の修理工場」を購入して参加しました。

私はスタジオジブリのプロデューサー鈴木敏夫さんの発信や、鈴木さんのお弟子さんにあたる石井朋彦さんの発信を昔からちょこちょこチェックしていまして、このイベントもまさにその一貫で参加したものでした。

ここで石井さんが大変興味深い話をされていたんです。

話の流れで、司会者の方が「いいクリエイターの条件はなんだと考えていますか?」という質問をすると、石井さんは「昔のことをよく覚えているクリエイターはいいクリエイターだと思います」と答えられました。

石井さんによれば、宮崎駿監督は昔のことを本当につぶさに覚えているのだそうです。

例えば、男子高生が電車の中であんなことを言っていたみたいな些細なことまでよく覚えているのだとか。

そしてそれを「時間差」で作品の中に繰り出しているそうなんです。

昔の記憶を時間差で繰り出すことで、その作品を見た人の経験にアプローチして感情を動かしている、というような話だったと記憶しています。(ここは若干うろ覚えですみません)。

当時の私はこの話を聞いて深く納得し、その時からいいクリエイターの条件として石井さんの考え方を採用させてもらうようになったのでした。

知っている他のクリエイターさんをあらためて捉えた時にも非常に合点がいったので。

そして、私も(ブログを書くという)クリエイターの超端くれとして「昔のことをよく覚えておいて時間差で繰り出す」に本格的に取り組んでいこうと思ったわけです。

この考えを実際に反映させた例が先述の2つの記事になります。

昔使った時間が今に加算されているような感覚を抱く

お待たせしましたが、ここからようやくこの記事で一番強く言いたい「昔の時間の使い方を今に活かしているとき、時間的豊かさを感じる」という主張について触れていきます。

初回の記事の繰り返しにはなりますが、私は昨年の秋から「自分らしい時間的豊かさを追求する」というタスクシュート協会の素晴らしき理念を搭載した状態で、タスクシュートと共に日々を過ごすようになりました。

この理念が搭載された後にあらためて、

昔自分の身の回りに起こった出来事を引っ張り出して、今と繋げて書く

をしている最中にふと思ったんです。

あれ?もしかして、この書き方をしている時って時間的豊かさを感じているのでは?」と。

前述の「昔「仕事が速い人は、仕事に取りかかるのが速い」という話を知人にした時のこと。」の記事を取り上げて、もう少し詳しい説明を試みてみたいと思います。

この記事を書くことができたのは私が7年くらい前のことを覚えていて、それを思い出す出来事があったからなのですが、実際にこの記事を書くために使った時間は、2024年3月14日(22分)、15日(19分)、18日(33分)、19日(27分)で、企画をする(=書くことを決める、構成を考える)ところから書き終えるまで要した時間は「計101分」でした。

3月14日(木)22分
3月15日(金)19分
3月18日(月)33分
3月19日(火)27分

※実際の記事タイトルとタスクに登録されているタイトルが違うのは、私は「仮タイトル」を付けて執筆を進め、最後の最後で一番しっくりくる「本番タイトル」をつけているためです。

Taskchute Cloudの記録のとおり、実際に使った時間は「101分」なのですが、昔の記憶を再生しながら書き進めている中で、昔使った時間をすべてではないにせよ「書いている今この時に加算しているような感覚を得ている」と思ったわけです。

計測上は計101分、でも心理的には101分以上の質の高い時間を感じているといえば分かりやすいでしょうか。

少し話は逸れますが、昨年末に倉園佳三さんと佐々木正悟さんのイベントに参加しました。

そこで倉園さんが「レビュー」という行為について以下のような言及をされていたんです。

レビューというのは、記録を活用して現在の修正点を見つけること。つまり、やっていることは現在のこと。

この話が私の腹にストンと落ちたのは、思うに昔の時間の使い方を今に活かすことを、特に書くことにおいて強く意識してきたからなのではないかと。

話を戻しまして、他の参考になりそうなものを挙げてみます。

「資料を毎回ゼロから作る場合」と「以前作った資料を再利用できる場合」では生産性にしても品質にしても何倍も違ってくる。

こういう状況は皆さんにも多かれ少なかれご経験があると思うのですが、後者のような状況に対しても私は、昔使った時間が今に加算されているような感覚を抱き、時間的豊かさを感じたりします。

このように言うとピンとくる方も少し増えるでしょうか。

やっぱり記録がめちゃくちゃ大事

今回ご紹介したように、昔の時間の使い方を今に活かすためには「昔使った時間をよく覚えておくこと」が重要な条件になります。

しかしながら、そのすべてをよく覚えておくのは到底無理な話で、そのためにはやっぱり「記録」がめちゃくちゃ大事。

ですので、もしも今回ご紹介したようなことで時間的豊かさを感じてみたいと思う場合は、日記でもブログでもメモでもいいので、とにかく自分がどんな時間の使い方をしたのかを、できるだけ克明に記録をしておくことをオススメします。

タスクシュートを上手く使えば、今やっていることにぐーーっと集中することができるため、やっているのことが記憶にも刻まれやすく、記録もしっかり取ることができるのでウルトラオススメです。

記録の取り方に関しては、最近TOSHINORIさんが書かれていた記事も是非参考にしてみてください。記録はとり方を少し変えるだけでも記憶の残り方が変わってくるので。

というわけで今後も、昔の時間の使い方を今に活かし、時間的豊かさを感じることができるように、タスクシュートライフを送っていきたいと思います。

以上のことをざっくりまとめますと、

スタジオジブリの石井朋彦さんの言葉をきっかけに取り組んできていたことを、「自分らしい時間的豊かさを追求する」という理念で捉え直してみたら、それが自分らしい時間的豊かさであることに気づいた、という話でした。

今回書きたかったことは以上になります。

最後に

ちょっと分かりにくい話になってしまったようにも思うのですが、今回の話が何かしらを考えるための参考になれば嬉しいです。

今後も自分らしい時間的豊かさを追求していく中で獲得した「自分はこういう時間の使い方に豊かさを感じるのか〜!」という発見や感動を寄稿していければと考えています。

ユタカジンには、タスクシュート協会のみなさん、タスクシュート認定トレーナーのみなさんの「自分らしい時間的豊かさを追求していく記事」が日々投稿されています。

自分らしい時間的豊かさを追求するためのヒントが、ぎゅうぎゅうに詰まった他にはないnoteマガジンだと思うので、ぜひぜひフォローください。

以上、最近土器で白湯を飲むことにドハマりしているタナシンでした。



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