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良い関係を築くために必要なこと

こんにちは守屋です。

「良い関係を今後も続けていきたい」契約更新、新たに締結した企業同士。このような言葉は多くの人と人とが関わり合うところで聞かれているかと思います。

良い関係を築くこと。そして継続していくことは双方にとっての役割であり、どちらか一方でも怠れば崩れてしまう可能性があるのも事実です。

池井戸作品の中小企業と銀行の関係ではありませんが、言葉では良い関係を築いていこうというものの、企業の業績悪化が分かれば手を引こうとする。

本来であれば、そんなときこそ改善案を一緒に考え、実行するために必要な資金を融資することが必要。それを乗り越えれば双方にとって大幅な利益が見込めることは言うまでもありません。

良い関係とは、事実とその先を見据える目をお互いが持つこと

あるサッカークラブがカテゴリーが下がり、主力選手が放出されました。その選手は人気選手だったために、クラブへの注目度は下がることが予想されます。

スポンサーは予想よりも多くの主力選手が放出されたことにより、クラブへの価値を下方修正しました。

「少し距離を置いてみるか。」

クラブとして資金を確保しなければ昇格が難しくなることは理解しています。そこで基盤となる方向性を再度確認し、決定しました。それでもスポンサーは今回は見送らせて欲しいと契約更新しませんでした。

1年後、無事にクラブは昇格が決まり、さらには地元出身の若手選手の活躍と日本代表選出によって注目度が急上昇していました。

来シーズンに向けスポンサー契約について改めて話をする場を作ったとき、提示された額は一昨年のシーズンの倍となっていました。

「いやいや、これはちょっと高すぎじゃないかな。」

今のクラブには期待(成長見込み)があると他のスポンサーは問題なく契約し、継続スポンサーへの提示額に変更は無し。むしろスポンサー企業から増額の話を頂くほどクラブが成長していました。

契約を一度解除したスポンサーは上層部と話、今のクラブの人気も含めて契約するべきだという結論に至りました。しかしそこには「良い関係」と言えるものは少しずつ壊れていました。

事実として起こったこと。それが大きければ大きいほど先を考える力は損なわれます。なぜなら目の前の事実が強すぎて、少し先がネガティブになりやすいからです。

有名な投資家ウォーレン・バフェット氏が若かりし頃、アメリカンエキスプレスというカード会社の株主になっていました。

ある日、アメックス社は巨額の詐欺事件に巻き込まれて大きな損失を被りました。するとアメックス社の株は暴落。しかしバフェット氏は本当にアメックス社の信頼が失われたのかを自分の足でリサーチしました。その結果、問題ないと判断し投資しました。

その後、無事に信頼は回復し株価も上昇し利益を作ることに成功しました。世の中には起こった事実のみで判断する人もいます。

しかし本当に良い関係を築きたいと思っているのであれば、起こった事実とともに、それが本当に影響するのかどうか、少しだけ考えて行動することが必要ではないでしょうか。

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