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仲間のこと、知っているようで知らないと痛感するとき

こんにちは守屋です。

あるサッカー少年団の練習を見る機会がありました。お世話になっていた方が指導しており、運動する機会にもなると思って参加させて頂きました。

あるサッカー少年の行動

小学5年生の紅白戦に特別に参加させてもらったとき、こんな出来事がありました。

キーパーをしていた子供は、ゴールキックを蹴ってもキック力が無いために飛距離が出ません。

そのため、相手チームの子供にゴール前でカットされ、そのままゴールを決められてしまいました。

何度も攻められていたのでゴールキックになる機会も多く、何度も同じ形でゴールキックが相手に渡ってしまいゴールを奪われていました。

点を取られても、子供たちは何か対策を取るわけでもありません。

休憩中に子供を集めて作戦会議をしました。

自分はキーパーの子供に、

「ゴールキックを相手に奪われて失点するパターンが多いけど、どうしよっか?」

すると他の子供が、

「だってこいつ(ゴールキーパー)、キック力が無いんだもん。仕方ないじゃん。」

と言いました。その子供に自分は、

「じゃあ、キック力が無いって分かっているのに何で蹴らせるの?他に蹴れる子が蹴るか、別の方法を考えれば良いんじゃないの?」

子供は、

「別の方法って?」

と聞き返してきたので、

「それをみんなで考えよう。ゴールキーパーがキック力が無いのは仕方ない。それは悪いことではないよ。でも、無いなら別のアイデアは何かないかを考えよう。
例えば両サイドに広がればパスコースが出来るから蹴らなくて済むよね。でも、そのパスコースを塞がれたら、どうしよっか。」

するとゴールキーパーの子供が、

「キック力があるやつが蹴る」

と言ったので、

「それはナイスアイデア。じゃあ誰がこの中で遠くに蹴れるの?」

と聞いたら、子供たちは、

「〇〇!」と全一致である子供の名前を言いました。

「じゃあ、〇〇くんに蹴ってもらおうか。でもその前にパスコースを作るために動くようにしよう。」

言われれば気付く部分も、言われなければ相手の特徴に気付かない

子供にキック力があるのは誰かと聞けば、きっと何年も一緒にボールを蹴っているのでそれなりに理解していると思います。

ですがプレーの最中に、ゴールキーパーがキック力が無いと分かっているにも関わらず修正しない。

そんな背景には、周りの子供を含めて仲間を知っているようで知らないからこそ蹴らせてしまうではないかと感じました。

キック力が無いことは悪いわけでは決してありません。ですが、ゲーム中にはゴールキーパーの子供がキック力が無いことに気付くことが出来なかったのです。

大人に置き換えれば、

・誰かが要領よくできる作業も、ある人にとっては時間がかかってしまうような作業。

かも知れません。これは「ある人」が悪いのでしょうか。それも一理あります。

ですが、指示した人間が相手のことをちゃんと把握できていれば、その作業がその人にとって向いていないことだと分かるはずなのです。

そして分かれば、
・作業をさせない
・作業手順を変更させる
・代わりを見つける

などして対策をするはずです。

サッカーはチームスポーツです。

周りの選手がどんな特徴があり、どんな短所を持っていて、どんな言葉をかけることでどんな表情をするかを知れば知るほど、少ないコミュニケーションで意思疎通が出来るようになります。

もしかしたら、そのチームでは仲間のことを知り合う(時間を作って話し合う、褒め合う、言葉にして伝え合う)時間を設けてなかったかも知れません。

つまり仲間のことを知っているようで本当は、サッカーのプレーの部分、遊びの時間で接する程度しか理解しあっていなかったのかも知れません。

もし仲間と一緒にプロジェクトなど何かに取り組んでいる人は、なんとなく相手のことを分かっているではなく、「ちゃんと知り合う」という機会を作ることが大事です。

具体的に紙に書き出したり、話し合ったりすることで、それぞれに最適なポジションを効率よく振り分けられることに繋がるかと思います。

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