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さりげない気遣いは、緊張を和らげる

こんにちは守屋です。

あるサッカー選手はレギュラー選手の怪我が相次ぎ、約2年ぶりに公式戦に出場する機会がありました。その試合は準決勝という大一番。ここで勝利すれば決勝の舞台が待っています。

2年ぶりとなる公式戦を前に、前日練習からプレッシャーに襲われ普段より固くなっていました。選手の様子を見ていたコーチは監督に伝えました。

「〇〇は2年間も公式戦に出ていません。選手がいないとはいえ…本当に出場させるのですか?」

監督はコーチに言いました。

「彼はすでに33歳となり、ベテランの領域に入っている。きっと大丈夫だ。」

試合当日、スタジアムは満員で熱狂の渦。ウォーミングアップをする中、2年ぶりの出場を前にベテランといえども緊張を隠せません。

ウォーミングアップが終わり、ユニホームに着替えていると監督から呼び出されました。個室に入り、監督が選手に手紙を渡しました。

「君には内緒で、君の子どもに手紙を書いて貰ったんだ。君を誰よりも見てきた家族が一緒に戦おうとしている。僕も君を信頼している。何も気負うことない。君にできる全力で戦えば大丈夫だ。」

彼は監督の言葉と子どもからの手紙から勇気を貰い、緊張することなくピッチに入り2年ぶりとは思えないプレーをして勝利に貢献しました。そして決勝戦。敗れてはしまったものの、スタメンとして大役を果たすことができました。

緊張している人間に対する様々なアプローチ

人は普段と異なる環境に身を置くと緊張することがあります。

・受験
・テスト
・大事な大会の決勝戦
・告白

様々なシチュエーションがあると思いますが、自分自身で緊張を和らげることができない。また相手が緊張しているのが目に見えて分かる場合、さりげない気遣い、言葉は相手の緊張をほぐしてくれます。

「頑張れ、大丈夫だ。」

という短い言葉でも言われる相手によっては十分な場合もあります。しかし相手の心に刺さり、緊張を和らげ、さらにはエネルギーに変える為にはアプローチを変える必要があります。

上記は実際の選手から聞いた話でしたが、選手にとって監督からの言葉よりも、家族からの手紙、言葉こそ心に刺さると監督が感じた行動ではなかったのではないでしょうか。

緊張は決して悪いものではありません。しかし緊張したままでは実力を発揮できないのも事実です。そんな中、まわりの人間はその緊張をどう和らげてあげるか、アプローチの仕方を変えてみると相手の心に刺さるかも知れません。

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