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なぜ問題が発生すると分かっているのに、危機感を持てない人がいるのか

こんにちは、守屋です。

これから問題が起こると分かっているのに、危機感を持って取り組むことが出来ない人が世の中にはいます。そんな人は心のどこかで、

「きっと特別な魔法で自分は助かるだろう。」

「決して悪いことにはならない。」

「本当にピンチになったら周りが助けてくれるだろう。」

「最悪の場合、自分だけ逃げれば問題ない。」

という風に思っているかも知れません。

「妥協心」が出現するとき、あなたの思考は現実から逃げ始める

あるサッカークラブは今年こそカテゴリー昇格を必ずやとチーム一丸となって気合を入れてシーズンをスタートさせました。

序盤は良いスタートを切り、首位争いが出来る順位をキープしていました。しかし中盤になると選手の怪我や格上チームとの敗戦によって順位が下がってきました。

監督やスタッフからは

「ここで耐えなければ昇格は夢に終わってしまう。もっと選手全員が危機感を持って取り組んでいこう。」

と喝を入れられました。

スタメンで活躍しているA選手は課題に必死に取り組むものの、ある出場機会が少ないB選手は練習が終わった後はスタバでのんびりしたり、ショッピングを楽しんだり、自宅でゲームなどしてリラックスするだけで練習中の変化はとくにありませんでした。

シーズン折り返し、勝ち点3を取ることができずに引き分けの試合が続き、なかなか順位を上げることが出来ずにいました。

すると監督はチームに新たな変化を求め、あまり危機感を感じていなかったB選手をスタメンで起用することに決めました。

B選手は、まさかこのタイミングで出番が回ってくるとは思っていなかったので、入念な戦術練習、セットプレーのサインなど細かい部分を疎かにしていました。

その結果、試合では良いパフォーマンスが出せず試合も負けてしまい、今シーズンも昇格することは出来ませんでした。

危機感は真剣にその先の未来を考えている人間にしか感じない

サッカーはチームで戦うスポーツですから一人だけ危機感を持っていたとしても、周りが持っていなければプレーに影響が出てきます。

また、会社という組織であっても売り上げが今後下がってくると理解している社員は危機感を感じるものの、毎月決まった給料だけ貰えればいいやと思っている人は危機感を感じることなく今日も定時で仕事をして帰宅します。

なぜ危機感を持てないかと考えると、その理由は2つ浮かんできます。

1.当事者意識を持つことが出来ていない
2.実際に現象が事実として起こるまで分からない(分かっていない)

当事者意識というのは難しいもので、先ほどのサッカークラブの話では無いですが、現在の順位が16チーム中4~6位ほどであれば、あと少し頑張れば昇格圏内に入れると思うものです。

ですが実際は対戦相手や勝ち点の計算をするとギリギリという順位だと分かります。選手はその事実を言われても、現在の順位が仮に5位であれば、

「まぁ、負けなければ大丈夫だって話だよね。」

と危機感を持つことなく楽観的に考える選手が出てきます。それは移籍したばかりの選手であったり、出場機会の少ない選手にとっては当事者として強く自覚することが無いからです。

そして「実際に現象が事実として起こるまで分からない」というのは、まるで夏休みの宿題のように、親がどれだけ

「後から大変になるわよ。」

と言われても、夏休みが終わる3日前まで気付かない子供と同じことなのです。

起こる未来を真剣に考えていれば、最悪の結果を招きたくないが故に毎日やれることを必死に取り組むはずです。

・自分の勤めてる会社に未来はない
・自分は何とか助かるだろう
・何か特別な魔法が何とかしてくれる
・周りがきっと最後には助けてくれるだろう

と思うことがあったり、今までに経験して助かってきたという人がいるのであれば、それは何度も起こる現象ではないことを理解し、問題が起こる前に危機感を持って取り組む習慣を身につけることをお勧めします。


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