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ときに「覚悟」は効力を持たない

こんにちは、守屋です。

「このプロジェクトを最後まで遂行する覚悟はあるか?」

そんな風に上司に言われた社員は、少し間を置いて答えました。

「覚悟はあります。やらせて下さい。」

こんなシチュエーションは何かを決断するとき、問いかけられる、または自問自答するときに用いることがあります。

1 危険なこと、不利なこと、困難なことを予想して、それを受けとめる心構えをすること。「苦労は覚悟のうえだ」「断られるのは覚悟している」
2 仏語。迷いを脱し、真理を悟ること。
3 きたるべきつらい事態を避けられないものとして、あきらめること。観念すること。「もうこれまでだ、と覚悟する」
4 覚えること。記憶すること。
「時にあたりて本歌を―す」〈徒然・二三八〉
5 知ること。存知。
「郎従小庭に伺候の由、全く―仕らず」〈平家・一〉 覚悟とは

覚悟を決め、環境を変えて戦う。
覚悟を決め、自分を追い込む。
覚悟を決め、嫌なことと向き合う。

誰しも一度は経験しているかも知れません。そんな「覚悟は」効力を発揮しないケースもあったりします。

「覚悟を決める」と意気込むことで、熱量を沸騰させてしまう

覚悟を決めるという行動は、その先にある未来を切り開くための準備となります。待ち構えている未来は困難が多い。だからこそ熱量を沸騰させなければ行動に移すことができません。

覚悟を決めた瞬間から熱量は最高値まで上がります。その勢いに乗って行動し続けます。

しかし沸騰したものはいつか冷めてしまいます。むしろ冷めそうになったらもう一度沸騰させなければいけません。

一度冷めてしまった熱量を再沸騰させるには時間がかかります。そんな時期こそ、

「なんか思ってたのと違った。」
「べつにこの仕事だけじゃないしな。」
「やりたいこと、ほかにもあるかも」
「海外じゃなくても日本で出来ることはある」

と向けられたやるべきことへの情熱が消えてしまう瞬間となってしまいます。

覚悟は言葉であり、そこに熱量を上乗せして沸騰させてしまうと冷めた瞬間に覚悟も吹き飛んでしまいます。

だからこそ重要なのは覚悟よりもやると決めた瞬間に、熱量を維持すること。そこがポイントになると思っています。

一定の熱量を保ちつつ、やるべきことに取り組めば熱すぎず冷え切ることもなく、温度に大幅な変化が見られずに成長していくことができます。

一流の選手を見ていると、コンスタントに結果を残しています。それは

「今年は頑張ろう」
「環境を変えた今シーズンは頑張ろう」

と覚悟を決めるのではなく、自分のやるべきことを淡々と同じ熱量で取り組んだ結果ではないでしょうか。

ぜひ覚悟を決めて環境を変えたり生活を変えようとしている人は、熱量を沸騰させすぎず、適温を保ちつつ生活していくことをお勧めします。

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