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45歳のHSP・酒飲みアーティストが長期の鬱状態から抜け出し波動を上げ、本来の自分を取り戻すためのたそがれ一人旅vol. 2 〜鹿児島・天文館で想定外の傷を負う(泣)!?〜

「よし! 鹿児島への旅支度を始めるか!」

長期の鬱状態から、ようやく少しばかり抜け出せた私は…

必要最小限の荷物をリュックとトートバッグに詰め込みました。

「う〜ん、寝巻きのTシャツは持ってくかな〜?」

「♡SHINGOオリジナルのアートTシャツ → ロシアンブルー♀ ミントの黒Tシャツ♡ 販売中!」

「やっぱ、荷物がかさばるからやめよ!」

「子猫のミント:ホテルでパンツ一丁で寝るんか? 風邪引いても知らんで!?」

「ジ〜とガン見して… SHINGOに沈黙の圧をかける愛らしい♡ロシアンブルー♀ ミント」

「どんな一人旅になるのかな?」



「変わりたいんだ!」と言う、ポジティブ天使な自分(直感)…

「別に無理して変わろうとしなくたってよくない?」と言う、ネガティブ悪魔な自分(思考)…

そんな私の中の天使(直感)と悪魔(思考)の二面性が、長期間せめぎ合いを続けた結果…

心が疲弊し、鬱状態に陥りました。

ぶっちゃけ、内に籠るのも限界でした。

だから…

「ネガティブな思考の悪魔に取り憑かれ嘘の仮面を装着し、他人軸の人生を生きていたHSPアーティスト・Shingo」

「塞ぎ込んだネガティブな自分を解き放ってあげたいんだ!

ちゃんと現実世界で自分の肉体を使い…

「波動を上げるためのポジティブな行動が、したいんだ!」

ふと私は、幼少期にテレビで見た…

金曜ロードショー「魔女の宅急便」を回想しました。

HSPアーティスト・Shingoが、若かりし10代だった頃…

劇中に登場する…

名も無き絵描きの少女・ウルスラ(19歳)の名言に心奪われたものです。

「ただひたすらに自分で決めた絵描きの道を一歩一歩マイペースに、自信を持って歩んでいく… そんなウルスラの一本筋の通った自分軸の生き方に憧れるな〜! 素敵だな〜!」

「魔女のキキと、ヒッチハイクをするウルスラ (魔女の宅急便:スタジオジブリ)」

「描くのをやめる! 散歩したり、景色を見たり、昼寝をしたり、何もしない! そのうちに急に描きたくなるんだよ!」

「魔女のキキに風船ガムを勧める気さくなウルスラ (魔女の宅急便:スタジオジブリ)」

「魔女の血、絵描きの血、パン職人の血。神様か誰かがくれた力なんだよね! おかげで苦労もするけどさw」

「魔女のキキと制作中の作品を前にして談笑するウルスラ (魔女の宅急便:スタジオジブリ)」

「魔法も絵も似てるんだね! 私もよく描けなくなるよ!」

「魔女のキキと深い話をするウルスラ (魔女の宅急便:スタジオジブリ)」

「13歳で独り立ちね〜 いいね! 私そういうの好きよ!」

「真剣な表情で魔女のキキをモデルにスケッチをするウルスラ (魔女の宅急便:スタジオジブリ)」

「今日キキに会ってさ! 悩んでるキキの顔見たらさ! これだ!って… 描けそうな気がしてきたの!」

「クロネコヤマト 魔女の宅急便 映画告知 1989」

「魔女のキキ : 落ち込んだりもしちゃうけど、とても元気な女の子の話です!」

「魔女の宅急便より 海の見える街」

「アーティストのShingo : 落ち込んだりもしちゃうけど、とても空元気なHSPの話です!」

ベッドに入ってから2時間経っても、頭の中が忙しなく働き続け…

考え事や空想癖のせいで、日付が変わっても眼が冴えて眠れずにいる心配性なHSP。

「もうあと4時間後には、起きなきゃいけないのに(泣)」

「ピピピピピッ! ピピピピピッ!」

「はっ!!」

スマホのアラーム音で目覚めた私は、眠い目を擦りながらベッドから飛び起き、急いで身支度を整えました。

「よし! 戸締まりをして駅へ出発だ!」

「SHINGOお気に入り♡のハチワレ・キーホルダー(ちいかわ)」
「SHINGOオリジナルのハンドメイド雑貨・ロシアンブルー♀ ミントのキーホルダー♡」

「子猫のミント:寝巻きの子猫Tシャツは、持っていかへんのか〜?」

「プシュー!」

電車のドアが開いた。

空いている窓側の座席にドカっと腰を下ろし、背負っていたリュックと肩がけのトートバッグを足元に下ろした。

日の出前の薄暗い空を半開きの口でボケ〜と、見ていたら…

うつらうつらし、いつの間にか眠りに落ちました。

ガタン … ゴトン … zzz

ガタン … ゴトン… zzz

どれくらい時間が過ぎたのだろう。

電車の揺れが心地よく感じ眠りに落ちた私は、ふと目を覚ますと周囲は…

スーツ姿のサラリーマンで、すし詰め状態の満員電車と化していました。

「まあ、平日の朝だからそうだよな。」

そんな中…

マスクを付けずに咳払いをしていた中年サラリーマンが、何だか妙に気になったので…

すぐさま右ポケットに入れたままだった、しわくちゃのマスクを付けて現在地を確認しました。

もうすぐJR博多駅に着く、一駅手前まで来ていました。

「そろそろ着くな!」

車窓から差し込む朝日が眩しい。

ほどなくして、JR博多駅に着いた。

「プシュー!」

ドアが開き、なだれ込む人波が一気に…

降り階段へと吸い込まれてゆく流動的な光景は、まるで…

イワシの群れのようだった。

そんなイワシの群れと同化した私は、駅の改札を抜けた瞬間…

これから向かう目的地の鹿児島(天文館)でのワクワク体験に心躍らせました。

「鹿児島限定の珍しい本格焼酎を浴びるように… 飲んで、飲んで、飲みまくるぞ!」

これまでの長期の鬱状態で、すっかり消え失せていた…

「ワクワクする自分を心から楽しみたい!」

そんな素直な欲求を感じました。



<博多バスターミナルから約4時間30分の長距離・昼行バス移動!>

駅の改札を抜け鹿児島行きの出発地(博多バスターミナル)までは、徒歩5分で着いた。

バスの出発時刻までには余裕があったので、2Fのマクドナルドへ立ち寄り…

「カウンター席に座り、一人優雅な朝マックをしよう!」

そう決めて来たのに、まさかの…

博多バスターミナル店・リニューアルオープンに伴う改装工事!?のため
(6/11〜6/27)休業中。

「まじかよ!タイミング悪過ぎ(泣)」

渋々、コンビニでブラックサンダーを一個買って3Fのバスターミナルへ向かうテンションだだ下がりなHSP。


「博多バスターミナル3F・鹿児島行き36番のりば」

これから博多バスターミナルを出て高速に乗り、約4時間30分の昼行・長距離バス移動の旅が始まると言うのに…

「博多バスターミナル3F・鹿児島行き36番のりば」

博多バスターミナル発 → 8:20からの…

鹿児島(天文館)着 → 12:49

天文館の到着予定時刻から察するに、おそらく…

「ランチの激混み時間を少し過ぎた頃合いだろう?」と勝手に予想した上で…

「鹿児島市観光ガイドマップ:マグマップより」

「お目当ての黒豚とんかつを美味しくいただくためにも目一杯、お腹を空かせておこう!」と…

ブラックサンダー(一個)と持参した黒飴で、バス移動中の空腹を凌ぐ事にしました。

「高速バスの車窓から見えた自然豊かな鹿児島の風景」

「お菓子で4時間半、空腹を凌ぐって… 中学校の修学旅行かい!」


<焼酎王国・天文館からいよいよ始まる、HSPのたそがれ一人旅!>

乗客もまばらな平日・午前中の高速バスの心地いい揺れに、うつらうつらしながらも…

新緑が美しい初夏の景色を車窓から目で楽しみました。

「夏の風物詩 (ノコギリクワガタ)と戯れるアーティスト・Shingo」

「雑木林へ出かけて、クワガタ取りが楽しめる季節になってきたな〜!」

そんなふうにボケ〜としながら頬杖ついて、外の景色を眺めていました。

「グ〜ッ!  グ〜ッ! グ〜ッ!」

空腹を知らせる身体のサイレンが突如、鳴りました。

そう言えば…

博多を出発してから、どれくらい時間が経ったのだろう?

コンビニで買ったブラックサンダーは、乗車後すぐに食べました。

その後は、と言うと…

仮眠 → 途中のトイレ休憩で起きる → 仮眠 → 途中のトイレ休憩で起きる…

こんなふうに、移動時間の大半は仮眠していたので起きる度にペットボトルの水で乾いた喉を潤しつつ…

持参した黒飴を舐めて、騙し騙し空腹なのを耐え凌ぎました。

「腹が減りすぎて、そろそろ限界かも…(泣)」

意識が朦朧とする中、うつらうつらしながら眠りに落ちました。

バスのアナウンスで目が覚めた。

どうやら眠っている間にバスは、高速を降りたようだ。

目を擦り現在地を確認すると、まもなく鹿児島中央駅に到着する所まで来ていた。

「10年以上ぶりに、鹿児島へ再訪したぞ!」

「高速バスの車窓から見えたJR鹿児島中央駅の平日・昼下がりの景色」

車窓から外の景色を眺めるなり、芋焼酎の看板に目が留まった。

「高速バスの車窓から見えたイオン鹿児島中央店の外壁に設置された芋焼酎(さつま白波)の看板」


「酒が飲める♪ 酒が飲める♪ 酒が飲めるぞ〜♪」

「日本全国酒飲み音頭♪」バラクーダ

鹿児島らしいインパクトある芋焼酎の巨大看板に思わず、心躍り…

一気にテンション爆上がり状態になり…

眠っていた酒飲み魂が、震え出しました。

鹿児島中央駅にバスが停車すると、私以外の乗客は降りました。

そして、次の停車駅が今回のたそがれ一人旅の目的地である天文館です!

天文館に着きバスを降りると、そこは…

「街中を路面電車がひっきりなしに走る繁華街の天文館」

都会の喧噪に包まれた焼酎王国(天文館)の異世界が、広がっていました。

「さ〜て!鹿児島限定の旨い芋焼酎を味わう前に、まずはサクッと腹ごしらえだ!」

路面電車が忙しなく行き交う道路を横切り、Appleマップを片手にお目当ての黒豚とんかつ「味の六白」へと足早に向かった。

「VINTAGE SHOP・GRAPEFRUIT MOON (天文館)」

「食後にチラッと寄って、掘り出し物の古着をディグるかな〜♪」

「篤姫の顔ハメ看板 (天文館)」

「西郷どん!」

「とんかつ・味の六白 (天文館)」
「とんかつ・味の六白 (天文館)」

「あった!この雑居ビルの2Fだ!」

足早に階段を上り…

「とんかつ・味の六白 (天文館)」

店の前までやってくると、中で待っている客がいるのを確認できた。

「くそ〜!考えが甘かったか!」

胃に溜まった大量の胃液が、爆発寸前で意識が朦朧とする中…

何とか気を持ち直して、入店し…

待ち合いスペースで、カウンター席が空くのを待った。

満席の店内をぐるりと見回し、不思議に感じたのが…

「大声で中国語が飛び交う… そんな中国人・台湾人観光客で席がほぼ、埋め尽くされとるやないかい!」

実は、天文館で降車してから入店するまでの間に…

団体で、ぞろぞろ歩く中国人・台湾人観光客とすれ違ったのが気になっていた。

「コロナ後のインバウンド効果と円安の影響なのは、理解できるけど… まさか南九州の天文館が、こんなにもたくさんの外国人観光客でごった返しているなんて正直、想定外だったな〜!」

そんなふうに物思いにふけりながら、座って待っているとカウンター席が空いたと店員さんから声がかかった。

「フ〜! やっと食にありつけるぞ〜! 愛しの黒豚ちゃ〜ん♡♡♡」

若干、キモいが…

正直な心の叫びだ。

カウンター席に座ると同時に、お冷やとメニュー表を渡された。

お冷やを一口飲んで、乾いた口の中を潤しながら…

これが食べたい!と天文館へ来る前から心に決めていた、そんな…

味の六白名物・おすすめの人気メニュー「茶美豚 キャベ丼の大盛・¥850」を速攻で注文した!

「ボリューミーな黒豚とんかつを味わいながら芋焼酎・水割り片手に昼飲みして… たそがれるかな〜♪」

「プラス¥150で大盛が食べられるなんて… この物価高のご時世なのに、
何て良心的な観光地の飲食店なんだ(泣)」

インバウンドによる訪日外国人観光客をターゲットに提供する…

東京・築地市場や豊洲市場のインバウン丼?みたいな…

高額な観光地プライスじゃなくて、本当に良かったな〜(泣)

東京・豊洲市場のインバウン丼(海鮮丼) → ¥18,000
鹿児島・天文館の茶美豚 キャベ丼(大盛) → ¥850

「悲しいかな… 何かもう、笑えてきたわ! 日本万歳!!」


<昼食で黒豚とんかつを食べたら、まさか◯を負傷するなんて!(泣)>

慌ただしい店内でカウンター席に座り、一人静かに…

スマホを見ながらじっと、茶美豚 キャベ丼の大盛を待つHSP。

「お待たせしました! キャベ丼の大盛です!」

「おっ! きたな!」

「茶美豚 キャベ丼の大盛 ¥850 (とんかつ・味の六白)」


運ばれてきた茶美豚 キャベ丼の大盛は、期待通り…

ボリューミーで食べ応えのありそうな、鹿児島グルメの黒豚とんかつでした。

「このボリュームで、大盛:¥850は… コスパ3150やな〜!」

はやる気持ちを抑えつつ、両手を合わせて…

「いただきます!」

まずは、黒豚とんかつの衣に…

和がらしをたっぷりと付けます。

そして、大口を開け…

黒豚とんかつを勢いよく口の中へと、ほうばります。

「ウオ〜! 衣サックサクのジューシーな黒豚やないか〜い♡」

我を忘れ、黒豚とんかつにがっつくHSP。

「自分の直感を信じ、鹿児島へ来て本当に良かったな〜!」

「今この瞬間、自分が生かされている事に心から感謝したい!」

「魂が喜んでる!これは間違いなく、波動が上がってるぞ!」

目の前の黒豚とんかつに舌鼓を打ちながら、休むことなく箸を進めるHSP。


「まさか、噛みしめながら食べる事がこんなにも楽しいなんて… 人生の幸福度、爆上がりやな〜♡」

そんな折り…

想定外の悲劇が、私の口の中を襲いました!

「ゴリっ!!!」

「んっ??? どうした???」

普段の質素な食生活では、ほぼ口にしない…

揚げ物系・ガッツリ飯!を勢いよく、ほおばって食べた結果…

舌を噛んでしまいました(泣)

「舌を噛んだ? 原因は何だ?」

「早食い?・慢性疲労?・ストレス?・寝不足?・顎のズレ?・歯の噛み合わせの悪さ?・ドライマウス?・口腔内の筋力低下?」

そして…

舌を噛んだと同時に、血豆が出来たのを感じました。

噛みしめながら味わっていた黒豚とんかつを…

舌を噛んで「オ〜 マイ ガ〜!」だなんて…

笑いたくても笑えない、そんな…

想定外のショックなアクシデントに…

思わず箸が、ピタリと止まりました。

「なんなんだよ、もう!(泣)」

そうこうしている間にも、口腔内の舌に出来た血豆の規模が拡大しているのを敏感に感じ取ったHSPの私の意識は、残念ながらもう…

目の前のご馳走(黒豚とんかつ)には、向いておらず…

と言うか…

ぶっちゃけ、それどころではありませんでした。

緊急事態に直面していました(泣)

「一刻も早く、負傷した舌の状態を鏡で確認したい!(泣)」

「血豆が大きくならない内に、潰してしまいたい!(泣)」

そんな極度の緊張状態と不安感から、箸が止まってしまいました。

「どうしよう!?」

そんな時、追い討ちをかけるが如く胃に異変を感じました。

「うっ! 苦しい!気持ち悪い!!」

丁度、黒豚とんかつを半分食べ終えた頃合いでした。

45歳の中年男が…

揚げ油をたっぷり吸い込んだ、5mm厚のジューシーな衣を…

胃袋に入れ続けるのは、無理ゲーだった!?と言う…

受け入れ難い事実に唖然としました。

「正直キツいけど… 俺は絶対に残さないぞ!完食するぞ!」

とは言え、時の経過と共にジューシーな黒豚とんかつが…

これでもかって言うくらい、私のもたれた胃に…

ボクシングの腹打ちコンボを連続して打ち込んでくる始末(泣)

舌に出来た想定外の大きな血豆と、急な胃もたれのダブルパンチに…

思わず怯んでしまったHSP。

そんな精神的にも肉体的にも厳しいコンディションの中、せめてもの救いだったのは…

サッパリとしたキャベツの千切りと白米とのコンビネーションが、私の
もたれた胃を優しく包み込み…

完食するまでの食欲を持続させてくれた事です!

「救世主のキャベツ様!」

「急な胃もたれには、やっぱり…」

新キャベ2だよね!」

「食前胃腸薬・新キャベ2コーワ」

今後、揚げ物系・ガッツリ飯!を食べる前には必ず…

新キャベ2コーワを飲もうと、固く心に誓いました。

「子猫のミント:孤独な一人旅のお供にワタイを持っていかへんかったから罰が当たったんやで〜! 痛みを知れニャ〜!!」

「お気に入りのロシアンブルー♀ ミントの黒Tシャツ♡を着て、ご機嫌なアーティスト・Shingo

「ごめんなさい(泣)」



続く



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