7月21日 自然公園の日

日本に国立公園は34、国定公園が57、都道府県立自然公園が311と合計402もの自然公園があり、実にその総面積は5,588,811ヘクタールと日本の国土面積の約15%が自然公園に定められているらしい。

国立公園で言えば、日光や富士箱根伊豆、尾瀬などが代表的な国立公園で、国定公園でいえば高尾山や丹沢などが当たるらしい。
ふむふむ。

これまで僕が行ったことのある自然公園で思い出に残っている場所を書いてみようと思う。

1.屋久島国立公園
以前にも書いたことがあると思うけど、2013年4月~5月にかけて、2週間ほど九州、四国を旅した時に縄文杉は一度見てみたいとずっと思っていたので鹿児島からフェリーで屋久島に亘り3日ほど屋久島に滞在したことがあった。
民宿を拠点にして、屋久島は中心部が火山によって隆起した山を中心として周囲に街が出来た丸い島でハワイ島のようなイメージの島だった。
縄文杉を見に行くにはその屋久島の中心部にある山に向かって、朝3時くらいにお弁当を入れたリュックを担いで宿を出て早朝から片道5時間くらいかけて上る。
最初の2時間くらいは昔縄文杉を切り出して運搬するために使っていたトロッコ道の跡を歩く。その後山道を3時間ほどが山道だ。
鬱蒼と茂る森の先に、大さまのように佇む縄文杉は樹齢3000年とも4000年ともいわれる大先輩で、その大きさと神々しさは見に行った人しか感じることが出来ない感触かもしれない。

屋久島には白谷雲水峡という峡谷もあって、ここは、もののけ姫の森林のイメージはこの峡谷から模写されたともいわれているくらい美しい。
もちろん行く時期によっても景色は変わると思うけれども、森の緑を碧と感じるくらい青く濃い緑の森がそこにはあった。

今まで日本で言ったことのある国立公園でまず誰かに進めたいと思うのは屋久島国立公園だと思う。

2.久高島
沖縄本島からフェリーで20分くらい離れたところに久高島という島がある。
琉球王朝が始まる時に神が降り立った島と言われていて、琉球の信仰の源となっている島が久高島だ。
ここは国立公園でも国定公園でもないのかもしれないけど、ここも非常に神々しい雰囲気を感じることのできる島だと思う。
従来は男性が立ち入ってはいけない島と言われていて、神様に使える女性だけが入島を許されていたらしく、今も祭りごとの際には男性が立ち入ることのできないエリアがあるらしい。

御嶽と呼ばれる神様の住処が島の中に点在していて、沖縄由来の動植物にあふれている。
沖縄本島で、最も格式の高い御嶽(お祈りをするところ≒神の住処)と言われる「斎場御嶽」はこの久高島を望み、祈る形で創られていて過去の琉球王朝の王は常にここを参拝して国の繁栄を祈ったと言われているらしい。

3.十和田八幡平国立公園
昨年会社の役員を退任して起業の準備の目途が立った時に、東北を2週間くらいかけて一周する旅をしてきた。
その時に記憶に残ったのが十和田八幡平国立公園だった。
ここは、いわゆる十和田湖とその十和田湖の水が流れ込む奥入瀬渓谷で形成される国立公園で屋久島の森ともまた違った雪深い土地ならではの生命力を感じる新緑の森、雪解けの川、それらに命を与えられる動植物たちを感じることが出来た。

十和田湖畔については、残念ながら非常に寂れていて、半分くらいの旅館やホテルが閉館に追いやられていて残念だったけど、そこに至る奥入瀬渓谷や十和田湖そのものはやっぱりとても美しい景色で僕を迎えてくれた。

自然公園の日、他にもたくさん良いところがあったけど、今日自然公園の日ということで思い出したのはこの3つだった。

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