僕達の凸凹WBC 伝説と施設と交流と

【勇気のノート】でも紹介しましたが
我が職場はハンデまみれで成り立っている。

でもね…

休日の日には、たまに皆で集まって
青空の下で、草まみれのボコボコの
グランドを借りて、ソフトボールをして
体を動かして、汗をかいて、大声出して
下手な者、上手な者も入り乱れて遊ぶ。

伝説の三浦君が「僕は四番サードで」
って自己申告してくれた。笑ってしまい
ながらも彼は不動の「四番サード三浦」

響きだけは サード長島
奴もそのつもりだったようだ

勇気のノートの山ちゃんは？
「打順はどこでもええけどセカンドで」
お前、喋れるやんけ！って笑てしもた。
よって

不動の セカンド山下
響きだけはプロ野球選手！
格好ええぞ山ちゃん！

二人とも守備範囲は前後左右ともに
10cmほどしかない。
フライは99%の確率で取れない。
三浦君にいたってはグラブは関係ない
足で打球を止める。ある意味プロだ。

頼むからケガだけはせんといてくれよ
と心の中で祈りつつ遊ぶ。

何故なら、その昔同じグランドでソフト
してて、打って一塁へ走った三浦君が
ベース手前でズリッと滑って地面に
叩きつけられる様にこけた事が
あるからだ。
誰もギャグなんかやってないのに
吉本新喜劇の皆さんのような
ずっこけ方。

前日の雨でぬかるんでいたグランド。

地鳴りのような音がベース手前から
聞こえた。

どんくさい奴やな～何をやってるんじゃ
と近寄ろうとした その時 むくっと
起き上がった三浦君。大丈夫か？と
他の皆も声をかけた。
その三浦君…自分の首と頭の間を後ろから
自分でトントン叩きながら

いや 大丈夫や～
ちょっと痛いだけや～大丈夫や～

この「いや大丈夫や～」は今でも後生に
語り継がれる程の伝説として残っている。

このグランドの横にはテニスコート
がある。三浦君は自転車で
グランドに現れるのだが
ちなみに山ちゃんは車に乗る。
免許持ってる。

その日はグランドを通り過ぎて
テニスコートの方へまっしぐら。
若い女性達がテニスをしてたから。
するといきなり両手放しで自転車を
漕ぎだした。ええ年のオッサンが。

ええとこ見せたかったんでしょう。
僕達はグランドから大爆笑。
そして、両手放し乗りを見せつけた奴は
グランドに戻ってきて、自転車から
おりるなり、ぶっさいくな側転からの
ぶっさいくなトルネード着地を決めた。

・・・・・・・・・・・。
やってやったぜ俺的な
・・・・・・・・・・・。
「でっ伝説の両手放し乗り」
「でっ伝説の側転」
「でっ伝説のトルネード着地」

伝説３連発！！！

さすが四番サード三浦！
恐れしらずの不死身な奴やなって
皆を笑いの渦に巻きこんだ。

よって、我がチームの守備力は
天下一品(爆笑級)

外野はまぁヨシとして
内野はほぼショート一人で守る。
神様仏様遊撃手様状態の守りなのだ。

しかも投手はわたくし上村。
ウインドミルなんかできない。
それいくわよ～投法。
ほぼ確実に打たれる。なので余計守りが
大事なのだが…。なんとも言えない。

でもこうやって皆でワイワイやるのが
めっちゃ楽しい。

しかもソフトボールの距離が
ちょうどいい。
野球だと、もう一塁まで10kmくらい
あるんとちゃうか？ な感じさえして
たどりつかない。
ええ格好してマウンドにも上がって
みるが捕手までがとてつもなく遠い。

この伝説の三浦君と山下君には
軽度の知的障害がある。
この二人とソフトボールのおかげで
地元のアルーラ福祉会という
福祉施設さんとも出会えた。

その施設内の職員さんと施設の利用者さん
の中から好きな人達だけでソフトボールを
されている。
年に２、３回交流戦を開催している。
コロナ禍で今は休止しているが。

職員さんとも繋がりができたし
利用者さんもだんだんと覚えてくれて
うえむらさ～んって寄ってきてくれる
のが、とても嬉しい。
ありがたい。

おまけに、その施設さんのおかげて
これまた地元の高校の女子ソフト部の
皆さんと試合もさせてもらったりして

野球やってて良かったなって
この時に思う。
野球とソフトのおかげで、こうやって
繋がれて。みんな喜んでくれて。

笑ってくれて 至福の時間です！

アルーラさんの帽子には「あ」の
エンブレムが入っている。
わかりやすくてインパクト抜群。
これに負けじと僕も自分勝手に帽子を
デザインして皆にプレゼントしてみた。
痛い奴ばっかりの「痛」
痛風の「痛」エンブレムは

「痛」しかも丁寧な刺繍仕上げ

20ほど作ってもらい、渡したが
すでに4、5人しかかぶってくれてない。
結構オモロイと思ったのだが

撃沈した。

段取りするにしても
グランド借りるにしても
経験のおかげで
大体の事はやらせてもらうし。
審判もやらせてもらうし。

なんとありがたや～ありがたや～

こんな凸凹チームにも関わらず
若い頃は野球エリートやった人達が
助っ人に来てくれたり

甲子園でしか見れない様な有名な強豪
古豪の野球部OBが対戦してくれたり

ホントに野球繋がりが有難い

草野球にエネルギーを使ったので
そんなにしょっちゅうやろうとは
思わないが

体が動く限りはこれからも
ボチボチやろうと思っている。

恥ずかしながら、赤い帽子の前列にいるのが
わたくし本人。

無理矢理帽子かぶってもらったからか
全員微妙にしゃくれてるのが笑える。

オモロイわ～
ありがとう野球仲間達！！

以上。野球のおかげで僕達の凸凹WBC
記事書いてみました。
読んでいただいて
ありがとうございます🙇

いつの日にか
Ohzaチームさん、F兄さんチームの皆さん
と夢の競演実現できれば幸いです。


失礼いたします🙇
ありがとうございます🙇