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「気持ちを伝える行為」は相手の気持ちを徐々に変えていることに気づいていますか?-スリーパー効果を知ろう-

「あの時の返事は悪いことしちゃったかも…」

私たちが生活している中で、相手を意見を断ったり、否定することがあるでしょう。
その後、冒頭の様に悩むのはあなただけではありません。

これは「スリーパー効果」とうい心理効果が働いています。
スリーパー効果とは、相手に言葉を伝えることで、時間とともにその言葉が相手の中で大きくなる心の動きのことを言います。

今回のケースでいえば、相手の意見を否定した状況です。
この『意見を否定』するために発した言葉は、相手は勿論、自分も耳にしている言葉です。

相手の言葉を否定することは気持ちの良いことではありません。
大なり小なり罪悪感を感じるでしょう。
その罪悪感は時間を通じて大きくなっていきます。

すると「あの時は否定したから」といった罪悪感も相まって、次の意見を同意するように自分を言い聞かせるようになります。

さて、コミュニケーションが上手な人はこのテクニックを上手に使っています。
特に『伝える』ことを大切にしています。

「手伝ってくれてありがとうございます!〇〇さんと仕事が出来て嬉しいです!」

「そうですか。少し寂しいですけど、分かりました。またお願いします!」

同意されたパターンであっても、否定されたパターンであっても、どちらも気持ちを伝えています。
気持ちを伝えられた相手は、その言葉が心に残ります。
心に残った言葉は次第に大きくなり、次回の行動に左右されるのです。

このように気持ちを伝えるだけで、相手の行動は変わります。
つまりコミュニケーション上手な人は、相手に気持ちよく動いてもらう方法に長けているともいえます。

私達は一人で生活するのは困難です。
誰かの協力を得ることで、豊かな生活を送っています。

協力してもらうことに負担を感じる人もいるでしょう。
そこで気持ちを伝えることを意識してください。

その時は同意を得られず、寂しさや苦しさを感じることもあるでしょう。
その寂しさや苦しさを伝えることは自分のために繋がります。

そして、相手が自発的に協力してくれるようになれば、強要する必要がなくなるので、相手の為にもなります。

テクニックを駆使することに戸惑うこともあるでしょう。
しかし、テクニックを使おうとするぐらい言葉選びができるということは、それだけで相手の気持ちに寄り添おうとしています。

後ろめたい気持ちを持つ必要はありません。
相手の心に残るよう、自分の気持ちを伝えて下さいね。

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