「私なんか問題」その② ー 「自信」の意味を履き違えていた話
【 自信の持ち方がずっと分からなかった 】
フリーランスで仕事をしたい人にとって、「自信を持てるかどうか」は非常に大きな問題です。だって会社に所属していないのですから、自分で「自分はいい仕事をします」とアピールしていかなければいけない。
でも、「自信、ありますか?」と聞かれて、
「はい、あります。」と即答できる方はどれくらいいるんでしょう?
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私も、「私なんか」と思うからには、自信なんてなかったわけです。
何をしても、ずーっと自信が持てなくて。
誰かに「すごいね」と褒めてもらっても、謙遜ばかりしていた。
「自信を持つ」ということを、どこか「増長する」と似たようなことだと思っていて。自信なんか持つべきじゃない。調子に乗ったら嫌われる、と思い込んでいたんです。
せっかく褒められても、
「そんなことないですよ、だって◯◯だし」って言い訳をして。
「本当の自分は全然すごくないのに」って自分で頭を抑え込んで。
今思えば褒めてくださった方の気持ちを無下にしていました。
それなりのキャリア(例えば大手での経験とか、売上げ実績とか)や、誰もが納得するような資格。専門の学歴。そういったものがないと、自信を持ったらダメなような気がしていて。
自分をハリボテのように感じて、苦しかったんです。
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でもある時、ふと目に留まったメッセージ。
「自分を信じて。大丈夫。」
ある方がストーリーズにアップしていたこの言葉を見て、気づいた。
あれ、もしかして「自信を持つ」って「自分を信じる」ってことなの…??
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「自分を信じる」ってほぼ本人の「意志」ですよね。
これからの自分、未来の自分に対して、「できる」と信じること。
もちろん、「信じる」ためには根拠も必要だと思います。
それが、立派なキャリアや資格だったり、分かりやすく「社会から認められた称号」である場合もある。
でも、
人生を通して培った感覚だったり、
長く尽きない何かへの興味や情熱だったり、
安くて小さな仕事でも、喜んでもらえた笑顔の積み重ねだったり、
子育ての苦労経験や、独自の勉強だったり。
そういった自分の中の、無形の何かだって、「自分を信じる」根拠にしていいと思うんです。
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私は自分で「コピーライター」の肩書きをつけていますが、別に広告代理店や制作会社にいたとかではないです。
ただ文章にまつわることを、細々してきました。それこそ、お金にもならないような仕事で周りの人に喜んでもらった集積が、私の心を支えているなあと感じています。
別に、全然すごくない。
でも今は、自分を信じてます。
これからの私に「きっとできるよ」って。
自信を持つことを、自分に許しました。
あと、「自分を信じる」ための行動をとり続けるのも大事ですよね。
こんな偉そうに言っといて、ダメダメな時もたくさんありますけどね(笑)
こうやって自分に言い聞かせているんです。
ただの言葉の捉え方に聞こえるかもしれませんが、私はこの考え方で気持ちが楽になったので、書き残してみました。
「私なんか問題」その③に続く
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