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『嘘つきジェンガ』の感想

嘘つきジェンガ オーディブルで聴きました。 詐欺をする人間、される人間に感情移入し、ハラハラドキドキしました。特に一話目なんかは、ここ最近ニュースでみる強盗をさせられてる若い子らの話を思い出しました。 ちょっとした隙に悪の手が差し込み、抜けれない感じにドキドキさせらてしまいました。 最後は、どれもあったかい気持ちになったので、暗い話をうまく話を持っていくところはやっぱり流石だなぁと思いました。 それぞれの登場人物の心の動き 葛藤なんかを言語化してくれるので万が一そうなった時や

    • 『もしあと1年で人生が終わるとしたら』『人はどう死ぬのか』『終わった人』の感想

      3冊オーディブルで聴きました。 人生について深く考えるきっかけとなるものでした。 もしあと1年で人生が終わるとしたらは 家族 友人の大切さ、そしてどうしてもやりたいこととは?について述べてありました。 私ももうそろそろ 終わりを意識する年齢にさしかかってきました。一度 真剣に何が大切なのか、何を大事にして生きていくべきなのか考えるいいときでないかとと思いました。 人はどう死ぬのか は、延命治療や尊厳死、死ぬ間際にする医者の処置なんかを詳しく述べられていました。 また、老人力な

      • 『エゴイスト』『汝、星のごとく』の感想

        今回は2冊一気にオーディブルで聞きました。 2つとも すごくすごくよかったです。 エゴイストは、母親への愛、同性の愛の話でした。 一年半前に 母親を亡くしたので聞きながら 母親のことを思い出してしまいました。 修学旅行でのお土産を大切にしてくれてたことや病気のことを心配すると、大丈夫と心配させまいとしてくれてたことなんか いろいろと記憶が蘇ってきました。 また、同性愛については、まだまだ田舎に住んでいるのでメジャーではありませんが、読むこと 聞くことによって、より身近に感じ

        • 小説『方舟』の感想

          読んだ後、なんとも言えない気持ちになりました。 哲学的なことや、トロッコ問題の話なんかにすごく興味がある人は是非ともおすすめの本でした。 ミステリー小説はあんまり読んだことがなかったので、推理小説的なものに免疫がなく、読み終えたあと、おおぉぉって 唸ってしまいました。 なので 評判のいい小説を探そうと思います。ハッピーエンドではなくバッドエンド そして読んだ後、モヤモヤするような そういった本を。 小説を読むことによって、一方の見方ではなく、他方の見方もできるようになれる

        『嘘つきジェンガ』の感想

        • 『もしあと1年で人生が終わるとしたら』『人はどう死ぬのか』『終わった人』の感想

        • 『エゴイスト』『汝、星のごとく』の感想

        • 小説『方舟』の感想

          小説『爆弾』の感想

          本書は、スズキタゴサクという男と警察のやり取りを綴った作品でした。 このとぼけたスズキタゴサクという男が登場することによって、すっごく面白い作品に仕上がっていて、是非とも読んでもらいたいおすすめの本でした。 私の大好きな映画 セブンを思い出し、映画あるいはドラマなどの映像でみたいとすごく思いました。 本書は、人間の命は平等なのかということを突き付け、それによって やっぱり違うだろう! とか  いやそれぞれの人生があり、家族がいたり、仲間がいたり、、、やっぱり平等なのか と

          小説『爆弾』の感想

          『塀の中の残念なおとな図鑑』の感想

          本書は刑務所での懲役の人たちの話でしたが 大事と思う所をピックアップすると、人生において非常にためになることがいくつも書かれてました。 例えば、 己を変えよう!と深い決意があればいくつになってもかわれる や 時間は命 など、 ただ単に受刑者のことが書かれてだけではありませんでした。 美達大和さんの本は、何冊か読んだことがありますが、文章は平易で非常にわかりやすく、すごく読みやすいです。 その他にも本書は受刑者の考えやどういった生活を行っているかなどがわかる 是非とも手にとって

          『塀の中の残念なおとな図鑑』の感想

          小説『望み』の感想

          雫井脩介さんの望みを読みました。 すごく重く、考えさせられる、お話でした。 息子が生きていれば加害者、亡くなっていれば被害者という流れ。 その中で、自分に置き換えると、本書の父親みたく、心の動き及び考え、行動をとっているのだろうと思いました。 年頃の息子や娘を持つ親にとっては、新たに家族や夫婦そして子供との関係を考え直すきっかけとなる良書でしたが 考えても考えても答えは出ず、頭の中でうまく整理できませんでした。 最後までお読み頂きありがとうございました。

          小説『望み』の感想

          小説『ロスト・ケア』の感想

          本書は、介護の話でした。 これから、寿命が伸びていくと、もっともっと議論すべき問題であると思いました。 賛否あるとは思いますが、尊厳死は一つの選択として考えてよいのかと思います。 自分の父親も、老いとともに 病気が増え、精神的に自分を追い詰め生きていくことがすごく辛そうでした。 だからといって 法律的に尊厳死が出来たとしても選択しなかったかもしれませんが、その選択肢があることによって父ももう少し精神的に救われた人生を送れたのではないかと思いました。 将来、自分が認知症になり

          小説『ロスト・ケア』の感想

          小説『空中庭園』の感想

          空中庭園を読みました。 おすすめかどうか迷うところです。 ちょっと自分には難しかったのかもしれません。すっきりしなかったというか。 様々な家庭には、いろいろな形があり、それぞれの秘密事があるのだと思います。 本書の父親はちょっとどうかと思いましたが、長男の視点や考え方は鋭く、よかったです。 その部分では、おすすめなのかもしれません。 腹を割って話さないといけない部分、言わないで良い部分、小さな秘密、いろいろあっていいのだと思います。 無理な決め事はせず、参考に出来る部分は参

          小説『空中庭園』の感想

          小説『告解』の感想 

          もし自分が飲酒をしてない状態でも、何かに気をとられ、信号無視やよそ見なんかをして、人を轢いてしまったとき、冷静な判断ができるように考えることのできるおすすめの本でした。 人を過失によって命を奪ってしまった時の苦悩や弱さ、奪われた人の周りの人たちの葛藤をよりリアルに感じることができました。 田舎や仕事では車はなくてはならないものです。いつどこで事故を起こしてしまうかわかりません。 小説は、少し話が大げさになっている部分もありますが、改めて冷静な判断ができるようになる材料であ

          小説『告解』の感想 

          『株式会社タイムカプセル社10年前からやってきた使者』を読みました。

          喜多川泰さん著の本を読みました。 私にとって 『まだ必ず会おうと誰もが言った』 『運転者未来をかえる過去からの使者』 に続いて3冊目の本です。 今回も素晴らしい  前向きに生きよう って思う元気をもらえるおすすめの本でした。 特に人生は、何度だってどこからだってやり直せる。 この言葉が、この書籍の中で自分のなかで一番響いたかなと思います。 年齢も 折り返しをだいぶ過ぎてしまってるので。 今から10年後の自分になら なんて手紙を出すだろうか? ちょっと今から考えて 手帳に

          『株式会社タイムカプセル社10年前からやってきた使者』を読みました。

          『本当の定年後「小さな仕事」が日本を救う』 を読みました。

          『本当の定年後「小さな仕事」が日本社会を救う』 を読みました。 それを読んでの感想は、 将来、身体さえ動いて元気ならば、悲観する必要はない! でした。 最近、65歳の人が、求人の連絡が会社にきたらしく、個人でしている小さな小さな会社なので 社長より年齢が高いということでお断りしてました。過去に年上の人でキレてしまってやめてしまった方がいたので。 その電話の後で、どう思う??って言われてたのですが、、、 う〜む。まともな答えができませんでした。 自分の後輩として 上司として接

          『本当の定年後「小さな仕事」が日本を救う』 を読みました。

          『ちょっと今から仕事やめてくる』 『ちょっと今から人生かえてくる』 の感想

          北川恵海氏著の ちょっと今から会社やめてくる ちょっと今から人生かえてくる を読みました。 これから就職する人や仕事で気分が落ちてる人には 特におすすめの本です。 本書はブラック企業に就職した主人公の話で、ちょっと今から人生かえてくるは その主人公に関係した人たちの物語でした。 仕事上で行き詰まったとき、上司や会社の人たちが理不尽だったり、ストレスを抱えて、もう駄目だと思ったときは、自分を心配してくれる人(例えば、親、兄弟、夫や妻、子供、友人などなど)の顔を思い出し、立ち止ま

          『ちょっと今から仕事やめてくる』 『ちょっと今から人生かえてくる』 の感想

          開け方

          写真の袋を開けるのに ずっと写真の矢印の先から線にそって 下側に切り裂いてました。かれこれ3年以上も。 いつもあきが悪く たまに、中のものが飛び出してしまい、散乱したりすることもありました。 で ふと思ったのです。 これ写真の下側から上に向かって線にそって切り裂くのが正しんじゃないかと。 そうです。 矢印の方向だったのです。 それからというのも ストレス無く開けることができるようになりました。 思い込みや、違ったやりかたを試すこと、これ 非常に大事だなと改めて思いまし

          下流の宴 の感想

          林真理子氏著の下流の宴をオーディブルで聴きました。 テンポがよく、そしていろいろ考えさせられる非常におすすめの本でした。子育て中の世代の方には特にです。 本書は、対照的家庭が登場しています。 どちらの家族も大なり小なり共感する部分があり、子育てに関して 何が正しいのか 何が間違っているのかを考えながら聴きました。 子供には自由にさせ、ほっておくのがよいのか、または、ある程度勉強しろと、何事にもチャレンジしろ と言うほうがいいのか、この本を読むと分からなくなりました。 最後に 

          下流の宴 の感想

          同志少女よ、敵を撃て を読んで

          この小説は 独ソ戦時において狙撃手となった少女の話です。 狙撃手として 人を殺すことに対して なれてく様や、仲間が殺されたときの思いなど、 読みやすく どんどん引き込まれていきました。 戦争のことはもちろんのこと、ロシアやウクライナなどにも興味を持つきっかけとなるおすすめの小説でした。 小説では、悲惨な部分は 深く想像しなかったり 淡々と読んでしまったり、また想像できなかった部分もありました。 なので、 映画化しないかなぁ〜と期待してしまいました。 戦争というものは

          同志少女よ、敵を撃て を読んで