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好きな言葉:あるいは“頑なさ”とは

会話している時に、相手に対し「この人、頑なに自分を見直そうとしないな!」と疲れてしまったり、イラッとすることってありますよね。

そういった時、当の本人は自分が頑なであるとは往々にして気づけていないものです。頑なさは知らぬ間に染み付き、また自覚し辛いというやっかいな特徴があります。

無自覚に頑なであろうとし、自分で自分に小さく嘘をつき続けたりすると、その結果自分自身がわからなくなったり、感じられなくったりしてしまうのが怖ろしいところ。

例えば、「どこかで誰かに話さなければならないような気がするのだが、それが何だかわからないし、話すべき誰かもわからない」みたいな感じです。自縄自縛。

さて、私の好きな英語のフレーズなのですが、

turn the page, turn to stone

というある歌詞の一部があります。
皆様これは、どういう意味だと思いますか??

直訳すれば“ページをめくれば、石になる”ですが、
私は“人生が進めば、頑なになる”と訳してとらえています。

例えば、頑固なお年寄りって身の回りにもいませんでしょうか。ご老人の頑なさに出会った時なんかに「あぁ、人生のある一面をうまいこと表現しているなぁ」とふとこの言葉が思い出されたりします。(「老人のたたずまいは人生の通信簿!」という言葉もどこかで聴いたのですが、ちょっとそれは酷かなと感じます汗)

人間、年齢を重ねれば重ねるほど、やわらかさを失い自分を省みることが出来なくなってしまうのかもしれませんね。

私は、話し手の中に頑なさを見出した時、一歩立ち止まって自分自身を省みるようにしています。そのような時、自分の中にも同様に頑なさを見出すことが出来ます。他者は自分の鏡。

人の中には様々な形で頑なな部分が潜んでいます。死ぬまでにどれだけ手放していくことが出来るでしょうか。

読者の皆様は好きな言葉がありますか?
もしよかったら、コメント欄で教えて下さいね!

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