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社会課題に深くアプローチするデザイナーを増やすための一歩。

こんにちは。
今日は、Code for Japanという団体の開催するイベント
「Social Hack Day #23」
に参加してきました!

Code for Japanについて


Code for Japanは、テクノロジーやクリエイティブの力を活用して地域課題の解決をめざす非営利団体です。市民主体で課題解決を行うコミュニティ(CivicTech)の支援や、自治体への民間人材派遣などの事業を行っています。

この団体はアメリカのシビックテック支援組織Code for Americaの影響を受けた日本のシビックテックや行政の参加型デザインの領域をリードする団体です。さらには、昨年の東京都のコロナ感染症対策サイトで認知度が加速したようで、Code for Japanのslackには2021年1月時点で約4,500人のメンバーがいます。


ここが日本のシビックテックの起点となり、全国各地にシビックテックの考えを広めてきました。各地では、「Code for 〇〇(地域名など)」のようなブリゲード(プロジェクト運営組織)が発足し、Code for Japanと連携を行って新たな公共サービスを生み出しています。

そんなCode for Japanが月1で開催しているのが、Social Hack Dayです。


Social Hack Dayについて

Social Hack Dayでは、社会課題解決に向けた開発プロジェクトを誰でも持ち込めるイベントです。Peatixで申込めます。
当日参加すると、新規で立ち上がったプロジェクトや長期で動いている既存プロジェクトの説明が始まり、その日に参加者が取り組みたいプロジェクトを選び、できること進めていくという流れです。

今回、私はデザイナーとして参加し、社会課題に関するディスカッションやアイデア出しを行いました。(プロジェクトにより進捗度合いや開発フェーズなどは違いがありました)

なお、参加条件については、基本的に以下のように書かれています。

・参加をお勧めする人
社会を良くするマイプロジェクトを持って、実践しているが、仲間が欲しい方
何か社会を良くするアイデアがあって、一緒に作ってくれる人を探している方
技術活用について相談したいNPO
技術があって、それを社会的に良いことに使いたいと思っている方
デザインができて、それを社会的に良いことに使いたいと思っている方
その他、自分のスキルを社会的に良いことに使いたいと思っている方

・参加をお勧めしない人
自分では手を動かす気がない人
議論だけをしたいという人

原則、毎月第4土曜日に開催され、直近はおそらくオンライン開催です。

感想と、デザイナーの必要性

今回Social Hack Dayに参加してみた感想としては、エンジニアの皆さんの熱量に触れながら開発に向けて自発的に仕事をすることで、公共サービスの実装に貢献できる場であり、社会課題に関心があるが一歩を踏み出せないと言う人にとっては非常に大きなチャンスと言えます。

また、同じ社会課題に関心を持つ他分野の人々と熱く議論できる場としても非常に刺激的でした。新たに増えたサービス開発の知識もたくさんあり、充実した1日となりました。

そしてびっくりしたのがエンジニアの割合の大きさ。実際、今回参加した50名のうち、デザイナーとして参加していたのは私以外で2人。笑
これでも以前より多かったようで、Social Hack Day自体がエンジニアの中で認知度を上げている一方、デザイナーには認知されていないのかな?と感じました。

そこで、私はデザインのバックグラウンドを持つ皆さんにぜひこのイベントに参加してもらいたい。ここにあるプロジェクトでは、デザイン経験を持つエンジニアの方がデザインを担当することもあるようですが、基本的にプロジェクトの中にデザインの専門知識や実務経験がある人が少ないこともあり、デザイナーの表現能力やアイデア力、幅広い視点を求める(参加して欲しい!という)声がたくさん上がっていました。

そして、ここで求められるのは、
特定の領域のデザイン、つまり開発がスタートしてからの分業の中でのUIデザインやロゴ制作だけではありません。

・開発サービス内容を深堀りしてリサーチする
・インサイトからコンセプトを作る
・プロトタイプを作り、検証する
など、「デザイナーが日常的にしている行動」がこの場において重宝されるのではないかと私は思います!

基本的にweb系の開発におけるフロントデザイン、UI設計においてはXDやFigmaを少し使えるだけでも十分だと思いますし、その領域のデザイン経験がなくても、ディスカッションやリサーチの段階でデザイナーの視点が求められることは間違いないです。

僕が参加した今回は、プロジェクトが9個、参加者が50名程度でした。毎回プロジェクト数や人数のスケール感は変わるようですが、ぜひ、一度参加してみてもらえたらと思います!

『Code for Japan Social Hack Day』

是非一度、デザイナーの方や学生の方も検索してみてくださいね!

ではまた。


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