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ジャニーズ事務所に思う事

みんなで知らんぷり


故ジャニー喜多川氏の生前の蛮行がマスコミを騒がせている。
この問題は、マスコミも芸能界も本当は皆知っていた事だったのに、海外メディアがこの問題を取り扱った事をきっかけに、現社長の謝罪動画からはじまり、やっとワイドショーとかで取り上げはじめた様子だ。

ただ、コメンテーターや芸能人はTVの中でどこかまだ、忖度の残る表現で見解を述べているようにしか見えない。

芸能人のコメントも「たしかに、そういう噂はありましたが…」みたいな。

しかし、故ジャニー喜多川氏のその行為は、過去の裁判ではっきりしている。
マスコミ各社は大々的に報じなかっただけ。
ジャニーズ事務所の圧倒的な力に忖度しただけ。

私程度でも、週刊誌ネタレベルでは知っているわけで、その後の裁判でもはっきりした事くらいは知っている。

彼の毒牙の犠牲になった少年達は、拒否すれば潰される。夢は破れる。この世界で夢を叶えるには、嫌でも受け入れるしかない。幼い少年達は、そう思ったのではないかと思うと心が痛む。

少年達の親は?


自分の息子をアイドルとして売り出す為に、もしくは息子の夢を叶えるために、少年達の親は、ジャニーズ事務所に託したのだろうけど、過去の裁判結果は知らなかったのだろうか?
過去にそんな事件があった事務所に預けるってどういう感覚なのだろうか。
それとも知っていて、アイドルとして成功するにはそれも試練の一つという認識だったのだろうか。
まさか、自分の息子には起こらないとでも思ったのだろうか。
今、成功しているジャニーズ事務所所属のアイドル達が全て性被害にあっているとは思はないが、それが成功する為に受け入れなければいけない儀式だという事は、子供たちも知っていたはずだ。

これから先

今後、ジャニーズ事務所は、どうするつもりなのだろうか。
過去に性被害にあった人達に対して事務所としてどう向き合うのか?
そしてジャニーズ事務所はそれでもなおアイドルを目指す子供達を育成してくつもりなのか?
加害者本人はもこの世にはいない。
しかし、芸能事務所として彼の暴走を止められなかった組織としては、存続する価値などないのではとも思う。
ジャニーズ事務所がこの世界から無くなったとしても、需要があれば、他の事務所が男性アイドルの育成を始めれば良いだけの話しである。

今回の芸能界、マスコミの闇は、結果的に何も忖度の必要のない海外メディアからの発信がきっかけでやっと世に認知され始めた。
日本の報道しない自由が小さな被害者の声を潰してきた事実は、これからも続くのかもしれない。


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