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日々の言葉 #27『捨て猫に拾われた僕 きみが教えてくれた生き方のヒント』

今日の日々の言葉は、梅田悟司さんの『捨て猫に拾われた僕 きみが教えてくれた生き方のヒント』から。


もともとは犬派だったという、コピーライターの梅田悟司さん。奥さまの希望によって、猫の里親会から黒猫の「大吉」を引き取ることに。

初めてのネコさまとの暮らしが、梅田さんに大きな影響を与えたことが伝わってきます。

「KY」という言葉は流行語大賞にもなったのに、最近ではあんまり使われなくなったように思います。すっかり意識に定着したということなんでしょうかね。

ネコさま「大吉」さまは空気を読まないタイプらしく、ことごとく梅田さんの生活に侵入してきます。

でも、遠慮なく誰かに甘えるって大事なことじゃないかと思うんです。「あえて空気を読まない」ということは、それくらい信頼があるということだから。

ちょっと話は変わりますが、『7つの習慣』には、「信頼残高」という言葉があります。

誰かとの関係において、信頼を高める行為をすれば残高は増えるけれど、信頼を損なうことをすれば一気に減ってしまう。怖いのは、自分では気付かないうちに減っていること。

空気を読んで、波風を立てないことで、守れたはずの尊厳が傷つくこともある。
空気を読まず、あえて行動することで、大切な人を守れるかもしれない。

昨日のアカデミー賞の授賞式を見ながら、そんな想いを抱きました。暴力を肯定するワケじゃないですよ、念のため。

自分は批判の矢面に立ってボコボコにされても、リスペクトのない態度には本気で怒り、大切な人を守る。ウィル・スミスが演じた「キング」そのものかもしれませんね。

でも、わたしたちは日常の中で、言いたいことを飲み込んでしまうこともあるのではないでしょうか?

言えなかった言葉を飲み込むとき、空気を読んでいるのか。

自分を守ろうとしているのか。

それは誰かとの信頼よりも、重要なものなのか。

さて。

抑えていた感情は、どんな色をしているでしょうか?

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