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日々の言葉 #18『言葉のズレと共感幻想』

今日の日々の言葉は、細谷功さんと佐渡島庸平さんの対談本『言葉のズレと共感幻想』から。

コンサルタントの知見を生かし、見ている世界の違いを分析した『具体と抽象』の細谷功さん。
『ドラゴン桜』や『宇宙兄弟』など、ヒットマンガを手がけてきた編集者の佐渡島庸平さん。

「対談」ではありますが、佐渡島さんが日々感じている世界の不思議、コミュニケーションへの疑問などに対して、細谷さんが答えていく形が多くなっています。

「誰かへの共感は、共感している自分に酔いしれているだけでは」
という指摘にはドキリとしました。

わたしは「分かる」という言葉を安易に使わないようにしています。
わたしの感情と、話し手が抱いている感情が同じとは限らないから。

ただ、「分かりたい」という気持ちはもちろんあって、できれば話し手が見ている景色を、わたしも見たいのです。

だから、全身で「聴く」。

わたしの判断を交えず、よけいな口をはさまず、「聴く」。

日本語の「傾聴」って、なんだか受け身な印象があるようですが、実はとても「積極的」な行動なんですよね。

大切な人の話を、“ちゃんと”聞いていますか?

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