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日々の言葉 #96『今日の芸術』

今日の言葉は、岡本太郎さんの『今日の芸術―時代を創造するものは誰か』から。

父は漫画家の岡本一平、母は歌人で小説家の岡本かの子という家に生まれた岡本太郎さん。目を見開いて「芸術は爆発だー!」と叫ぶ姿を、いまでも覚えています。

「はみ出さない」ことを暗に強要されてきたわたしにとっては、「自由人」な印象でしたが、それもそのはず。

固定観念にとらわれることのない家で育ち、フランスではバタイユとも交流。権威に対して徹底的に反抗したため、「反逆児」とも呼ばれていたそうです。

『今日の芸術』は、そんな岡本太郎さんの「芸術」に対する姿勢を、しびれるような激しい言葉で綴ったエッセイです。

画家が一本の線を引くとき。

うまく描こうという野心や、不純な想いが頭をよぎると、素直な線が引けなくなる。慣れや常識も、真に独自で純粋な表現を妨げる、とのこと。

たった一本の線を引くにも、真剣勝負なんですね……。

こうした「雑念」を振り払うには、もっと精神を自由に遊ばせることが必要だそう。

これは芸術家だけじゃなく、ビジネスパーソンにも同じことがいえるのではないでしょうか。

自分がいかに固定観念に縛られているのか。

先入観にまみれているのか。

自分自身の「パラダイム」を意識していないと、いつの間にか自分の基準を「正解」にしてしまいそう……。

人間だけが持っている、自覚・想像力・良心・意志という4つの力。これらを使って自分に問いかけ、自分の「パラダイム」を確認していく。

「7つの習慣セルフコーチング」で目指すのは、常に自分と対話することで、より自分らしい生き方ができるようになることです。そして、対話による気付きを、日々の具体的な行動に落とし込み、実践する。

「固定観念から、おのれを解放」する方法ともいえます。

岡本太郎さんは、「芸術の対象は、不自由な偽りの衣を脱ぎ捨てたところにある」と語っていました。

「わたし」という人間の本質もやはり、「不自由な偽りの衣を脱ぎ捨てたところにある」のだと思います。

被っている「ネコ」を脱いでみませんか?

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「なぜ」が人生を深くする。
毎日、小さな問いを発信しています。
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TCS認定コーチ・7つの習慣セルフコーチング認定コーチのしんちゃんです。
コーチングに興味ある!という方は、こちらのnoteもご覧ください。


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