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愛がだだ漏れのチップの話

橋本です、

コピーライターを目指し奮闘中の私ですが、

普段は福岡・博多で、
ラーメン店を経営していまして、
(八ちゃんラーメンといいます。)

お店でラーメン作りに勤しむ毎日です。

ラーメン屋で毎日仕事していますと、

「ホントにいろいろな方がいらっしゃるなぁ!」

そう思う出来事によく遭遇します。

たとえば、

トイレに行ったお客さんが出てこないと思い
「トン、トン、トン、」
「お客さん、大丈夫ですか?」
「...。」
泥酔して、トイレから一人で起きあがれなくなる人。
注文の際、何度もメニューをチェックして
「ちゃんぽん1杯ちょうだい!」
「すいません、うちはちゃんぽんはやっていないんですよ!」
メニューに載っていないメニューを注文する人。
支払いは終えているのに、話しに夢中になり過ぎて
「俺、お金払った?大丈夫?お金払った?」
と二度も三度も確認する人、、、。

毎日いろいろなエピソードがドッサリです。(^^)

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
今回はそんな私のお店で起きた
"感情が大きく動いた"エピソードをご紹介します。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

昨日の話です。

"眩しいくらい満面の笑顔"で、その方はご来店しました。

「大将、元気!!」

「うわービックリ!」
「ヒロさん、久しぶりです!」
「えっ、今日福岡で仕事なんですか?」

「前入りで...  明日、こっちで仕事なんだよ!」
「ずっと 八ちゃん のこと気になっててさ!」

「ありがとうございます!!」
「ヒロさん、めちゃくちゃ嬉しいです!」

こちらのお客様 "津田 ひろあき"さんは、

私が以前通っていた「スピーチの学校」
の先生です。

みんな"津田 ひろあきさん"のことを親しみを込めて"ヒロさん"と読んでいます。

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現在、全国でプロコーチカウンセラー養成スクール『UNIVER』を経営されています。
http://tsudahiroaki.com/univer/

また
「灼熱の講演家」津田 紘彰(つだ ひろあき)
YouTube総再生回数500万回の人気ビジネスYouTuberとして活動中。
https://youtube.com/c/tsudahiroaki

他にも全国で研修・講演活動を、多い時には年間340回以上も行う
”モンスター級の活躍”をされています。

そんな圧倒的にお忙しいなか、
コロナ禍で私のお店が大変なのでは?と思い、
駆けつけてくれました。

私がヒロさんから学んでいたのは、
2年前の話しです。

それから、
間を空けて会う機会はありましたが、
久しぶりのサプライズ来店に、、、

涙がポロリ、、、
嬉しくて、嬉しくて、たまりません、、、。

思わず、、、
感極まってしまいました。

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そして、
ヒロさんは明日受講する方達にも声をかけてくださり、

「せっかく来たからさ、いっぱい注文させてよ!」
「みんな、どんどん食べて!」

ヒロさんはスラッとした体型で、シュッとした顔立ち。
ちなみに元プロのミュージシャンです。
(メジャーデビューもしてます。)

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そんなヒロさん"お一人のご注文"が
餃子2皿、おでん10個、ネギ盛りラーメン、替え玉1回

ビックリの食欲!痩せの大食い!とはこの事です。

そこで
以前、ヒロさんが言った「言葉」を思い出しました。

「俺、知り合いのお店に行ったら、そのお店にどう貢献できるか?ばっかり考えているんだよねぇ。」

「一番利益が出る商品は何か?」
「どうしたらこのお店にお金が残るのか?」

ヒロさんの言葉を思い出した私は

「きっとそんな想いもあって、いっぱい注文してくれているんだろうなぁ」

ヒロさんの熱い気持ちに応えるべく、
私も一心不乱にラーメンに向き合い、

喜んでいただきたい!
元気になってもらいたい!
明日からの活力なってもらいたい!

そんな"熱い想い"を込めて、ラーメンを作り
接客をさせていただきました。

「大将ごちそうさま!」
「めちゃくちゃ美味しかったよ!」
「お会計よろしくね!」

「はい!いっぱいご注文いただきありがとうございます。」

合計¥3.550円になります。

お酒も飲んでいないのに、
ラーメン屋で1人のお会計が¥3.550円ですよ!
(ちなみにラーメン1杯値段は700円です。)
ホントにありがたい限りです。

「ありがとう!じゃあこれで、」

"1万円札"を取り出すヒロさん

「ありがとうございます。1万円からですね!」

「うんこれで!」
「あっ、お釣りは要らないよ!」

「えっ、、、。」

「どういうことですか?」
「さすがにいただけませんよ!」

「いいの!」
「今日はここでお金使うって決めてきたんだから!」
「払わせて!」


「...。(言葉になりません)」


涙ポロポロ、、、。

「ヒロさんありがとうございます!」
「せっかくのご好意いただきます。」

「よかった!受け取ってくれて!」
「これで気持ちよく帰れるよ!」
「大将のこと大好きだから、頑張ってよ!」

涙ポロポロ、、、。

「ヒロさん、このご恩は絶対わすれません!」

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まさか、まさかのですよ!!

自分が食事した"倍額以上のチップ"をいただくという目も眩むような出来事でした。

ただ、何でしょうね。

お金、、、お金も嬉しいのですが、、、

お金ではないんです。

「あなたのために何か貢献したい!」

そんな気持ちがグサグサ伝わってきて、
感情がブルブル高ぶってしまいました。

「私に何か貢献できることはないだろうか?」

今回、恩師のヒロさんから
"貢献する気持ちの大切さ"を教えていただいた気がします。

そして、

この"愛がだだ漏れのチップ"

今度は私が繋いでいきたいと思います。

これは"恩送り"という言葉です。

恩返しは、恩を受けた人に返すこと。
恩送りは、誰かから受けた恩を、次は違う人に送ること。

ヒロさんは、きっと"恩送り"を望んでいると思います。

どこで、チップを渡すかなぁ??

みなさんも、何かサービスを受けたときに
少しチップを渡してみませんか?

チップを"渡す側"も"受け取る側"も幸せな気持ちになると思いますよ。

ルンルン気分で🎶
貢献できることを探していきたいと思います!

いつも最後まで
お読みいただきありがとうございます。

追伸 :
対面の仕事だからこその"ヨロコビ"がありますね。(^^)
体験した感情を深掘りして、
その感情をライティングに活かせるよう記事に書きとどめていこうと思います。

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