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”紙”食って現実の夢の国に行った話

この記事は以前、私が書いたもので検閲に引っかかって公開停止にされた記事の複製となります。隠語を使っているので読みにくいかと思いますが、意味は各々で感じ取っていただければと思います。

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皆さんこんにちは。
いつも記事をお読みいただき嬉しいです、ありがとうございます。

今回は「”紙”と夢の国」というテーマで、私の友人が”紙”を摂取して夢の国に行った話を代筆していきたいと思います。

前回の記事は以下からどうぞ。

※この記事は友人が体験したものです。レポートをそのまま書いてるので一人称は「私」となってますがご留意ください。現在の日本で”紙”は違法な薬物となっています。この記事は薬物を推奨するものではありません。以上を理解した方のみ読み進めてください。


なぜ夢の国に行こうと思ったのか?


前回の記事の通り私の「初めての”紙”体験」は何も効果を感じないまま失敗に終わってしまった。
期待していた分、残念な気持ちになってしまい「いつか必ずリベンジしてやる!」とそんな気持ちで日々を過ごしていた。

ある界隈で「”紙”を摂取して夢の国に行くとヤバイ」というような話がちらほら上がっていた。
私は昔からテーマパークが好きで何度も足を運んだことがある。
素面でも楽しめることを知っていたので「失敗しても楽しめるか」と軽い気持ちで望んでみることにした。

前日に街のストアでチケットを揃えて、その日は友人宅に泊まることにした。
不安とドキドキで胸が張り裂けそうになりながらも眠りについた。

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いざ本番

朝起きると時計は昼前を指していた。
午前中から向かう予定だったが旅にトラブルは付き物だ。全くもって問題ない。

ゆっくりと用意を済ませ電車に乗って現地へと向かう。

朝から何も食べてなかったので、空腹を満たすため近くの商業施設でホットドックを食らう。
ご飯を抜く方がより成分を吸収できることは知っていたが「どうせこの後すぐ摂るし」ということで軽めの腹満たしにした。


今回向かうのはいわゆる「アダルトの方」だ。
そう、僕たちは大人なんだ。


冬真っ只中の冷たい風に吹かれながらも何とかゲート前まで到着した。

タイミングは今しかないということでゲートから少し離れたベンチのような場所に座り、私は前回の失敗もあったのでまるごと1枚、彼女は初めてということもあり半枚を乾杯した。


「味しないね」みたいなどうでもいい会話をしながらお決まりの舌下に紙を滑り込ませ入場ゲートに向かう。
夢の国では入場する前に荷物検査があるので、元気なキャストさんに鞄の中を見せ「いってらっしゃい!」と笑顔で見送られた。幸い口の中は検査されなかった。


中に入ってみると平日にも関わらず人で溢れていた。

人混みを避けながらインフォメーションボード(待ち時間やファストパスの状況)を見に行くも思ったより激混みだった。
アトラクションは2〜3時間待ちが通常で、15時過ぎに入場したせいもあってかファストパスはどこも配布終了していた。

「アトラクション乗れないね」なんて話しながらも歩くことにしたが、寒すぎることもあり目に留まったモノレールのような作りの電車に乗ることにした。

時間は既に30分は経ったであろうが、これといった変化は訪れない。

そんなことを考えている内に電車は目的地に到着した。
エリアが変われど人がウジャウジャいる。いいんだ、今回はアトラクションを楽しみにきたのではない。


皆さんは「シンドバッドの冒険」というアトラクションをご存知だろうか?
「キッズの方」でいう「It's a small world」と同じような乗り物だ。
混雑していても比較的空いているし、何よりも私は中東の雰囲気や航海中に流れる歌が大好きだった。

「人生〜は冒険だ 地図はな〜いけれど♩」
「宝も〜の探そう 信じてCompass of your heart〜♩」


そうだ、道しるべは僕たちの中にあるんだ。


航海が終わり喫煙所で休憩がてら、たまたま持っていた”緑の液体”で乾杯する。
やはり私たちはこっちの方が合うみたいだ。

そして喫煙所を出たあたりから少し異変に気がついた。

何だか体が軽くなりフワフワする感覚がある。


聞くとどうやら彼女も同じような感覚になっていた。
これは”緑”でそうなったのか?しかし明らかに今までに味わったことのない感覚だ。言葉にするのが難しいが、何だかスキップして歩きたいような心地良い感覚。いやこれは”緑”なのか?

そんなことを考えながらも気づけば日は沈んでいた。

夜になると人がまばらになり開放感が溢れ心地よい気持ちになった。

人が誰もいない湖の近くで、煌びやかに輝く夜景を見ながら休憩する。
やはり人がいない場所は落ち着く。

「なんか体は軽いね」とか「夜景がいつも以上に光っている」とか、お互いの感想を交換しながらも時はゆっくりと過ぎていった。

しかし真冬の水辺は思いのほか寒い。
足を震わせながらも夢見心地な何とも言えない不思議な気分でパークを後にした。


散歩は非常に楽しかった。
しかしこれが”紙”によるものか”緑”によるものか、そもそも夢の国にいるからなのかという分別ができないまま、私の二度目の体験は静かに幕を閉じた。

続く...


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