旅先では早朝に散歩する

今朝読んでいた本に「旅先では5時台に散歩する」っことが書いてあって、
ああ、これやっている人いるんだなって思ってちょっと嬉しくなった。

これ、すっごくいいんだよねー。

旅行してていちばん好きな時間かも。

しばらく旅行にも行ってないけど、
旅行中も基本的に起きる時間はふだんと変わらない。
5時には目を覚ます。
旅先では起きたら一杯の水を飲んで、日記を書く。
日記帳は重いので持って行かずに代わりにA4のコピー用紙を４つ折りにして
その一片に1日分の日記を書いてあとで日記帳に貼り付けるようにしている。

日記を書いたら軽く筋トレして、着替えて散歩にでかける。

持って行くのはスマホとヘッドフォンとカメラとちょっぴりのお金だけ。

だいたい6時前にはホテルを出る。
通勤時間よりまだ少し早いくらいの時間。
季節によっては空がまだ少し暗くて少しずつ明るくなってくる感じ。

この時間がいいのはほぼ無人の街を歩けること。

昼間人が多いところとか、早朝は誰もいなくて別の街に見えてくる。

車もほとんど走ってないので街がすごく静かだ。

たまにすれ違う人も味がある。

生活臭が混じっていない、その土地独特の臭いがするのもいい。

これがすっごく気持ちいい。

滞在が長いときは、１駅電車に乗ってそこからホテルまで歩いて帰ってきたりする。

１時間とか歩いていると通勤する人が増えてきて少しずつ街が動き始めていくのがわかる。
そのくらいの時間にホテルに戻ってシャワーを浴びて朝食を食べる。

超ぜいたくな時間の使い方なような気がする。
旅行に行っていちばん好きな時間かもしれない。

基本的に散歩が好きだ。
ただ目的もなく歩くのが好き。

この道はどこに繋がってるんだろうって奥に奥に進んでいって、
前の日に別の道を通って行ったところにたどりついたりすると、
それだけですこし嬉しい気持ちになる。

気がついたら２、3日ずっと同じ所を歩いているだけだったなんてこともある。

もしかしたらいちばん時間を忘れて没頭できることって散歩かもしれない。
「時間を忘れてできることが天職」というけど、その意味では散歩が天職かも。
ただ残念ながら、散歩じゃ食べていけそうにない。

と書いていてふと、散歩とデザインはすこし似ているのかもしれないと思った。

この記事を書いたときに、デザインは思考の旅のようだと書いたけど、
旅というほど大げさなものでもはなくて、
同じような場所を行ったり来たり散歩してるような感じが近いかも。

散歩みたいにデザインする。
なんかそう考えるともう少し楽なアプローチでデザインに向き合えそうだ。

ああ、それよりもどこか旅行に行きたいなー。