しもやしろ

『東京の恋人』監督。映画音楽などもいくつか。バンドマン。ポツネン。趣味は飲酒・喫煙。

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『東京の恋人』監督。映画音楽などもいくつか。バンドマン。ポツネン。趣味は飲酒・喫煙。

最近の記事

ポツネン探偵日記2023年4月下旬

4月某日。今日は雨のせいか朝から頭が痛い。浴槽にお湯を張って浸かる。頭痛は治らず、バファリン飲んで横になっている。夜はK行ってYくん、Hさん、N夫妻らと飲む。中日に来た涌井に似ていると言われる。目、かな。なお、中日は負けた。 4月某日。よく晴れた日。洗濯する。コーヒー飲む。若い役者さんのためのワークショップを頼まれたので両国に行く。松坂亭でワークショップ。みなさん緊張していたけど、フラットな気持ちで接してほしいので、雑談したり、kidofujiのホン読みと本編見せて、実際や

    • ポツネン探偵日記2023年3月~4月中旬

      3月某日。下北沢K2で森岡龍監督とトーク。かいせいとNくん来た。お菓子頂いた女性の方、ありがとうございました。この街も変わったなあ。上映前、散歩して思った。 3月某日。K界隈の家族やら友人で小金井公園でBBQする。二日酔いで遅れて参加。穏やかに自然のなかで過ごす。Kさんの娘さんと遊ぶ。子供多すぎて一瞬迷子になって焦ったがすぐ見つかった。大道芸に夢中だった。子育ては大変だ。高円寺戻ってDで飲み直し。もんじゃとか食った。Hに『E.T.』見ろと言う。そのあとYさんの息子さんがゲー

      • All about kidofuji stream

        上映があるからというのもあるし、なんだか頭の中も部屋の中もとっちらかっているし、そんで夜中原付で竹林に行って金属バット持って喚き散らしたい衝動も理解はできるが、今はなく、夜は疲れて眠ってしまう。だから、経験則として筆を進めています。別にどうってことはない。面白くもないし、韻だって踏んでない駄文なので、もし最後まで付き合いたければ投げ銭してください。ただ長いだけの何の教養にもならないものということだけは保障しますね。 kidofujiについて noteというと最近見ているのは

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        • 英虞湾クルーズ船は黒潮に乗ってヤスガーズ・ファームに漂着する

           僕が西岡恭蔵を初めて聴いたのは19才くらいの頃だ。その頃の僕といえば、ポケットはいつも空っぽで、お腹が空いていて、喉が乾いていた。音楽や映画を貪るように摂取していた時期で、今のようにサブスクリプションで定額聴き放題もなかったので、とりあえずはそういった趣味の合う仲間とレンタル店でまとめ借りをしてPCに取り込み外付けHDDに格納、データを コピーしてシェアする。出来るだけ毎日聴いたことのない音楽を浴びるように聴き、映画を見続けた。漠然とした不安の上にある暮らしのなかでは、好奇

        ポツネン探偵日記2023年4月下旬

          HOTEL宇宙船2020

          「敦郎、もしかして丸の内線乗っとる?」 一度目の緊急事態宣言での自粛が明けたすぐあとだったから2020年6月上旬だったと思う。私は時差出勤のため、11時台の丸の内線に乗って出勤しながら日課であるオンラインオセロをスマートフォンでこなし、巧みに隅を打ったあと、やすり攻めをイラクの対戦相手に対して行い、軽快に一日を始めようとしていた矢先だった。SNSの通知にやや驚きすぐアプリを開いて確認すると凛からだった。ぼんやりしつつも割合勘の良い私はすぐさま車両内を見渡す。右斜め向かいの席に

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          HOTEL宇宙船2020

          ポツネン探偵日記 2020年11月

          11月某日。北陸の舞台挨拶、リアルは川上さんにまかせて、金沢だけリモート登壇。劇場の方に登壇前モダンラバーズについて訊かれる。シネモンドの「モンド」の由来について伺おうと思ったけど忘れたので配給の熊谷さんが後から聞いて教えてくれた。川上さんのお父さんに会いたかった。 11月某日。仕事終わりに赤坂に睡蓮みどりの写真展行く。トムさんや映画監督の佐々木さん、キネマ旬報の方に会う。鈴木史さんがあとから来る。睡蓮みどりは身体がエロいし性格もおじさんウケする言動というのは普通なので、も

          ポツネン探偵日記 2020年11月

          『れいこいるか』のこと

          いまおかさんの『れいこいるか』は四季ごとに神戸に数日行き、一年ほどかけて撮影されたと聞いた。それを編集してラッシュ(ざっと繋げたもので音の処理や色味がまだ決まっていない状態)を五反田のフィルムクラフトで見たのがたぶん2018年の暮れくらいだったと思う。昔、このビルに入っていたI社で働いていたので懐かしかった。たしか編集の蛭田さん、本作の出資者、プロデューサーの川本さん、女池充さん、脚本の佐藤稔さん、録音の弥栄さん、そして監督いまおかしんじさんがいたと思う。坂本さんはいなかった

          『れいこいるか』のこと

          映画芸術の終焉、あるいははじまり、の幻想〜守屋文雄監督『すずしい木陰』に寄せて〜

          2020年4月7日、日本では七都府県に緊急事態宣言が発令、それまで自粛ムードが続いていた娯楽産業であったが、東京都の映画館のほとんどは翌8日から1ヶ月ほどの休業を決めた。それに先立って4月4日から新宿ケイズシネマにて公開が始まっていた『すずしい木陰』は、新型コロナウイルス対策のため、座席数を半数以上減らして上映を続けていたのではあるが、あえなく7日の上映をもって最終日を迎えてしまった。その幻のような最終日に鑑賞したので映画を見ながら考えたことを記載する。 『すずしい木陰』

          映画芸術の終焉、あるいははじまり、の幻想〜守屋文雄監督『すずしい木陰』に寄せて〜