![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/73898604/rectangle_large_type_2_ab720c6ad40efcb3f8a1f8345139624b.png?width=800)
【脳の仕組み】脳細胞に効くアブラの話
最近ダイエットや食生活習慣見直しが個人的な関心事なので、今日は脳細胞に効くアブラの話をしようと思います。
脳細胞の6割は脂質でできている
![](https://assets.st-note.com/img/1646800256054-lhyjuGY3xn.png)
そもそも脳細胞っていうのはその60%程度が脂質で出来ています。脂肪、とりわけ脂肪酸は脳の発生・発達・機能維持に欠かせないのですが加齢と共に減少していくといわれております。*1
、、、と急に言われてもなんのこっちゃと思う方が多いかと思いますのでまず初めに、人間の細胞の構造を簡単に説明させてください。
人間の細胞の構造
脳細胞に限らないのですが、人間の細胞膜は主にリン脂質の二層構造になってます。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/73850257/picture_pc_cc8d3f88003693f3610212f18fcf63b3.png?width=800)
このリン脂質は、水に溶けやすい1つの頭と、油に溶けやすい2本の脚(脂肪酸)を持っている構造になっています。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/73854690/picture_pc_d31539b46c14859f2d829017d5a78faa.png?width=800)
脂肪酸の部分は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2種類に分けられ、飽和脂肪酸で出来ている足は直線になっており、不飽和脂肪酸でできた脚は折れ曲がっているのがわかるかと思います。
不飽和脂肪酸で作られた脚は、サイドにスッと伸びており空間ができますよね。大事なのはこの構造の違いが、細胞の硬さに直結するということなのです。
細胞が硬くなってしまうと外界からの刺激をうまく伝達することが出来なくなり、色々と不都合が起きます。そのため細胞膜は外界とうまくコミュニケーションをとれるようになるため、ある程度柔軟でなくてはいけないのです。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/73855331/picture_pc_1cdc6c2ccc99f4e0422e71cdc149a0fa.png?width=800)
細かく言うと実際は細胞膜には、脂肪酸以外にもコレステロールやタンパク質も含まれており、あまりスキマに余裕はありません。そんな中、もし脚がまっすぐの飽和脂肪酸だらけになってしまうと、空間に余裕がなくなってしまい、まるで日本の満員電車のようにぎちぎちで身動きが取れない状態になってしまいます。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/73855046/picture_pc_7a2a081475ae2c55b54da940982fbdea.png)
あんまり柔らかすぎてもよくないですが、硬すぎにならないように適度にバランスをとる必要がありますね。
それで、結局どんなアブラが必要なの?
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/73856033/picture_pc_d1c59f5fb73ef01cd99b58020cd086cf.png?width=800)
まず初めに結論から言うと、脳に必要なアブラとしてアラキドン酸、DHA、EPAがあります。(オメガ3とかオメガ6とかいうやつ)
具体的には脳の活性化や、発達認知能力改善、新しい脳細胞の発達のような効果があり、うつ病にはEPAが予防効果が高いことが示されている一方で、アルツハイマー型認知症ではDHAがより効果が高い可能性が示唆されているなど、様々な研究結果があります。
DHAやEPAはサバのような青魚を食べることで摂取できますし、アラキドン酸はレバーや鶏卵などに豊富に含まれているので、積極的にとっていくと良いでしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1646800049834-9iHQrhd40J.png?width=800)
DHA,EPA,アラキドン酸は母乳にも含まれる
ちなみにこのアラキドン酸、DHA、EPAは母乳にも含まれていることがわかっており乳幼児の発育には欠かせない栄養素となっております。
粉末ミルクの中にも母乳同量以上のアラキドン酸を配合するという規格があるようですので一度見てみるとよいでしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1646800025043-JiAuXG8KMW.png)
そもそもオメガ3やオメガ6って何だっけ
よくテレビでオメガ3やオメガ6なんて言われますが、オメガって結局何なの?という方もたくさんいらっしゃるかと思います。というより、私もその一人でしたので今回、色々調べてまとめてみました。
![](https://assets.st-note.com/img/1646801084358-eJDU4EEBQl.png?width=800)
前述のとおり脂肪酸には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2種類あると説明しました。オメガ3やオメガ6はその不飽和脂肪酸の中のカテゴリーで区分されるようです。
オメガの「3」とか「6」とか数字はなに?
![](https://assets.st-note.com/img/1646801297023-CF3JEUPair.png?width=800)
これは化学の話になるので、あんまり難しく考えずスルーして良いのですが簡単に言うと
・炭素の鎖の端から数えて3番目に二重結合があるのがオメガ3系
・炭素の鎖の端から数えて6番目に二重結合があるのがオメガ6系
こういうことのようです。
オメガサプリはこんな方におすすめ
脳を活性化させるための他にも、日頃こんな悩みを持っている方がいたら
ぜひサプリなどで健康を意識してみてはいかがでしょうか。
○物忘れが多い
○肌を綺麗にしたい
○体脂肪やコレステロール値が気になる
○アレルギー症状を予防したい
○ストレスをやわらげたい
○免疫力を向上させたい
○老化予防したい
脳に必要な栄養素が手軽にまとめて取りつつ、中性脂肪減らしていきましょう!!!!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
この記事が参考になったらスキをいただけると嬉しいです!
-----------------------------以下参考文献-----------------------------
*1 Neuroprotective effects of docosahexaenoic acid on hippocampal cell death and learning and memory impairments in a valproic acid-induced rat autism model 2015 , Jingquan Gao, Xuelai Wang, Hongli Sun,
2: https://www.iwate-pu.ac.jp/04_R1kouza2.pdf
3: https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1016/j.ijdevneu.2019.10.004
4: https://aji3.com/introduction-to-nutrition-page3-lipids-type-and-function/
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?