【エッセイ】自転車日本一周記17
最南端到着!
鹿児島に戻ってきた。早速目指したのは本土最南端の佐多岬。
そへたどり着けば本土の端っこにすべて到達できる。そのワクワク感はあった。それと、もうすぐ終わりを迎えるのだという気持ちにもなっていく。
桜島から立ち上る煙と道路に灰が落ちているのを見ながら。町からどんどんと人の気配がない所へと向かっていく。佐多岬までの距離が近づけば近づくほどお店もなく、コンビニすら見当たらなくなっていく。その感覚は北海道と似ていた。端っこはどこだって人が少なくなる。
しかし、佐多岬には