2024年1月の記事一覧
【奇妙な旅の果てに自由を得る】映画『哀れなるものたち』感想
エロとグロに彩られたダークファンタジー
この作品を一言で表すならそんなとこだろうか。映画が始まれば性と性にまみれた2時間22分の異世界体験。見たこともない世界へ連れて行かれる。
映画『哀れなるものたち』は『籠の中の乙女』、『ロブスター』などの作品で知られる奇才ヨルゴス・ランティモス監督の新作だ。
主演は『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーン。
『女王陛下のお気に入り』につづいてランティモス監督との
【世間知らずの坊や、社会を知る】映画『ファニーページ』感想
高校生のロバートは恩師と崇める先生の死をキッカケに学校を辞めてプロの漫画家(カートゥーン作家)を目指すようになるのだが…
映画『ファニーページ』は『A24の知られざる映画たち』で公開されている作品の1本だ。Youtubeで予告編を観た時から「これ絶対好きなヤツだ!」と気になっていた作品。
結果的から言うと
大好きな作品だった。ただ人にはお勧めはしない。
かなりブラックでシニカル、おまけに下
【日常という名の幸せを】映画『枯れ葉』感想
フィンランドのヘルシンキを舞台に、生活に困窮しながらも生きる男女のすれ違いの恋を描いた映画『枯れ葉』。監督はフィンランドの名匠アキ・カウリスマキ。
主演は『TOVE トーベ』のアルマ・ポウスティ。『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』のユッシ・バタネン。共演に『街のあかり』のヤンネ・フーティアイネン、『希望のかなた』のヌップ・コイブが名を連ねる。
アキ・カウリスマキは自分のベスト3に入るくら
【この話は陰キャによく刺さる】映画『ショーイング・アップ』感想
新年最初の映画感想の記事はこちら『ショーイング・アップ』の感想を。
「新年最初」とあるが今年最初に観た作品ではない。
2023年に感想を挙げきれてなかった作品の1本だ(ちなみに後3作品挙げれてない映画があります)。
監督はアメリカインディーズ映画で有名なケリー・ライカート。
奇しくも現在公開中の『ファースト・カウ』と公開時期が被ってるけど製作された時期は離れている。
日本での公開にタイムラグが
2024年公開を心待ちにしてる新作映画10本
新年明けましておめでとうございます。
ヴィクトリー下村と申します。これまで付き合いのある方も初めましての方もよろしくお願い致します。
新年早々、正月気分どころではないことが起きてますね…被害に遭われた方は心よりお見舞い申し上げます、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
さて、新年最初の記事は2024年公開予定の映画で特に楽しみにしてる映画10本を挙げてみました!
巨匠の新作を中心にさま