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【高校生インタビュー企画#12】カレッジでの対話を通して(相原茉南)

自己紹介

こんにちは!高校生モニターとして、6月上旬の2週間をSHIMOKITA COLLEGE(以下、カレッジ)で生活していました、相原茉南(あいはらまな)です。都内の学校に通っている高校2年生です。進路選択に悩み、悶々とする日々を穿つような経験を求め、カレッジにやって来ました。

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2週間サポートしてくれたバディとのショット(本人写真下)

インタビューワークとは

インタビューワークでは、高校生モニターが複数人のカレッジ生にお話を伺います。私の場合、全員に決まった質問を問うことはせず、主に3つのテーマを軸に据えた質問を投げかけ、時々自分のことについても話をさせてもらいつつ、インタビューワークを進めてきました。軸とした3つのテーマは以下のものです。

・インタビュー相手について  
何を学んでいるかといった学問の話から、何が好きで何を面白いと感じるかといった関心のトピックについて、カレッジに来た経緯まで。 
・どのように進路選択をしたか 
専攻・大学・職業など、それぞれが大きな選択をしたときに、何を基準にしたか、どういった想いで、どんな経験が強く自身に作用してそれを選んだのかといったこと。
・カレッジでの生活について
日々の気づきについて。カレッジでの生活や対話を通しての発見など。

インタビューとの向き合い方

前述したように、インタビューワークにあたって、私は質問を限定することをしませんでした。それは、「何人もに問い続けたい」「ずっと他の人の意見を求めていた」という質問を見つけられなかったからです。しかし、振り返ってみると、また別の理由も見えてきました。

それは、自分がインタビューをインタビューワーク外で行われる他の対話と変わらないものと捉えていたため、インタビューワークの目的を「話を深めることで得られる他者、そして自己理解」と定め、「問いに対する答えを得ること」としなかったことです。

インタビューワークとしてお話を伺っている際も、相手に関する情報を聞けば、それは「なぜか」とまた尋ね、相手の根幹にある想いを知りたいと探るように、会話を進めていたように思います。

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カレッジ生活での学び

そんなこんなで進めたインタビューワーク、「なぜか」と私が重ねた質問に、カレッジ生たちは、丁寧に、そして、真っ直ぐに答えてくれました。考えること・話すことが好きな人がカレッジには集まっているんだなあと、しみじみと思います。彼らの、彼ら自身との、そして私との向き合い方、真摯なその姿勢は、私がカレッジで過ごす2週間を、色濃く、豊かなものにしてくれました。

カレッジは、様々な価値感や切り口、ものの捉え方で溢れていて、それらに多様さがあることを、インタビューを進める中、私は実体を伴いながら知ることができました。この多様性は、きっと、カレッジだけにあるものではないけれど、カレッジに在る真っ直ぐな対話に参加できたために、私は気づくことが出来たのだと思います。

様々な価値観に触れたとき、私は、どこか気が楽になったように感じました。自分を縛るような絶対的な価値観は「無い」ということを理解し、そして、それを心の底から本当だと感じることができたからです。何か固定的な観念で、自分のことを縛っていた記憶はありません。けれども、無意識的に狭いものの見方をしていたと今は思います。カレッジという新たな環境に身を置いたことで、様々な選択肢をフラットに見て、相対化された自分の在り方に自覚的になれました。

カレッジで2週間を過ごし、今、私は、自分軸の探求に胸を踊らせています。自分軸が依然はっきりしていないことに悩むのではなく、それを探す過程を意味あるものと捉えることができたのは、考え、悩み、模索して、その時間を大切にするカレッジ生たちの姿を見たからです。私が投げかけた問いに対し、話しながら答えを探るような、言葉にする中で自分を再認識しているような、その姿。私は、自分と向き合う面白さに気づいてしまいました。

冒頭に、悩む日々に風穴を開けたかったと書きました。カレッジでの2週間を経てどうなったか、カレッジを出てからそろそろ1ヶ月が経ちますが、まだ分からない部分がほとんどです。半年後、2年後、10年後、随分経ってから見えてくるものがあるんだろうなあと、ワクワクもします。そして、自分の主軸となるものが何なのか、についても、今はまだ分かりません。けれども、自分自身の解像度が上がったというか、自分自身へのピントの合わせ方を覚えたというか、少しだけそんな気がしています。

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SHIMOKITA COLLEGEについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

また、モニタープログラムについての詳細は、以下の記事にてご参照いただけます。

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