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「誰かを/なにかを知る」
5年ぐらい前――
日時を見たら正確には5年と半年ほど前のこと。
今でも良い付き合いをさせていただいている方に
導いてもらい、中国で講演をおこなったことがあった。
結構な人(学生さんが多かった記憶がある)が
会場いっぱいに座って下さり
「社会現象を起こした」「みんなプレイしてた」と
多くの方が口を揃えておっしゃるほど
大ヒットを記録したスマホゲーム『陰陽師』の書き手は
どんなことを話してくれるのだろうか?
そんな期待を胸に目を輝かせ、講演を終えた後も
「一緒に写真を!」と多くの方が笑顔で詰めかけ、
テレビの取材まで入ってくれていた。
![](https://assets.st-note.com/img/1670034926830-xRCjJVeGPF.jpg?width=800)
自分としてはそれが、当時
(すさまじい勢いでいろいろ進んでいったこともあり)
どれほどのものであったか、今ひとつピンときてはおらず……
だけど昨日、同じ講演のお手伝いという
ボランティアをさせていただくことで
「ああ、こういう感じだったんだ」と
裏で頑張ってくれていたであろう方々のことも理解し、感謝した。
あの頃のぼくはまだ
「とにかく創作を」「挑戦を」「良いものを」と
アウトプット9.5割という感じで、
コンディション管理も徹底できていなかった。
けらど、今は1日16時間稼働し続けられる心身と環境を整え
「アウトプットを1日8時間をMINとしながらも
インプットもMIN2時間、ジョギングをしながら映像作品を観る
(あとは読書をしたりアウトプットにプラスしたり自由)」
という、どうとでも動ける状態、
自分の代わりに社長の立場で
会社の契約まわりだけでなくアウトプットまで、
二軸で頑張ってくれている世俵を始め、
スタッフやクライアントさんをフォローする余裕も出来て。
いろいろと「こういうことをやってみよう」
「やれなかったことをやろう(執筆・創作量は減らさずに)」
「もっといろんな人を理解していこう、出会っていこう」
こんな想いで、最近は過ごしています。
すると以前より充実と器、世界の視野が広がった感覚があり
「やっぱりこれがベストスタイルだったのか」
という想いが強まりつつある。
![](https://assets.st-note.com/img/1670035281462-JD4Kd4dVlu.png)
とりあえず、自分のようなワーカーホリック、
放っておけばずっと創作をし続ける、
飲食もお金など贅沢にはそこまで興味がない、
と思うような人間が、機会がなければまず
「しよう」という気持ちにもなりにくかったボランティアを
「やってみよう」「やりたい」となり、
それだけでなく中学生たちと話す機会も与えてくれた同級生には、
あらためて感謝を述べておきたい。
ありがとう。
同じボランティアスタッフとして集まった方々も
類は友を呼ぶという言葉がピタリとハマるように、
いろんな年代の方、いろんな立場の方がいたけれど
それが自分が普段、高い確率で出会う
エンタメ業界の方々とも違っており、
話すだけで刺激的で、とても有意義な時間を送ることが出来た。
合わせて、感謝の言葉をこちらに。
ありがとうございました。
また機会が(関東などで)あれば、
積極的に参加できれば、と思いますm(_ _)m
追記:
静岡の講演なのに関東在住の自分が参加したのは、
先述した同級生の存在も大きいのだけど
実家がある掛川に寄り親の健康状態を確認したり、
少しでも喜んでくれるようなことを出来ると思ったこと、
子ども時代を過ごした静岡をじっくり今の視点と感覚で、
当時と比較しながら物書きとして見つめたかったこと、など
いろんな理由がある、あちこちバタバタしたなかでの帰省で
それこそ信原を始めとしたスタッフに助けられての
時間の捻出だったけれど(普通の仕事はしつつ)
おかげで良い経験がたくさんできました、合わせて感謝
(良い時間を得られた分、創作に活かして恩返ししていきます)
株式会社Qualia Writers COO/シナリオライター 下村 健
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