見出し画像

田植えをしない直接播種 直播の挑戦

こんにちは、霜島農園のくにおです。

本日も絶好の代掻き日和となりました。
今回代掻きをした圃場は水捌けの悪く、丘の下で木々によりずっと日陰がある、まさに悪条件の場所となっています。

また、水が引かないため、中干しを行っても土壌がなかなか乾きません。

このような状態では秋の収穫時にコンバインがぬかるみにハマってしまうこともあります。

その場合、そこでの収穫を諦め、土壌の肥やしにすることもあります。
省力化による良い排水方法があれば、どなたか教えて欲しいです。


現在は長期目標として土壌の改善に取り組んでいますが、我々が管理している圃場のほとんどは地主さん方から借りたものです。

私たちは耕作放棄地や遊休地を解消するミッションを掲げ、積極的に田んぼや畑を借りる活動も行っています。

しかし、土壌を改善したところで、地主さんから返却を求められることもあります。
そうなると、これまでの努力が台無しになってしまいます。

しかし、私たち農家としては、自然や地域、そして地主さん方と協力しながら作業を進めていきます。


そして今日も一生懸命に田植えの準備を進めています。

本日の作業では、直播を行いました。
この直播は従来の鉄コーティング播種や乾田直播とは異なり、あるメーカーの湛水直播に挑戦しました。

面積が広いと、1日に田植えとして植えられる面積は限られます。省力化も期待しています。その結果は後日まとめる予定です。

今回の湛水直播は試しに行ったもので、直接播種する機械がなかったため、背負い動噴で作業を行いました。

これは種子や肥料などを撒く機械で、名前の通り背中に背負ってエンジンで種を撒きます。
中身を入れると総重量は20〜30キロにもなり、それを背負って田んぼの畦を駆け回ります。

さらに、この時期になると日中は暑くなりますから、体力的にとても大変な作業です。

しかし、それ以上に田植え作業は大変だと思います。直接播種の作業だけを見ると大変そうに思えますが、田植えには苗の作成、その苗の管理、そして田植えの作業にかかる人数などを考えると、全体を通じて見ると、直播は非常にコスト効率がよく、省力化につながると感じます。

ただし、それは収穫時のお米の収量が良好であることが前提です。

今回の試みが成功すれば、今後も積極的に直播を取り入れていきたいと思います。

その際は、直接播種専用の機械を導入したいと考えていますので、どなたかお譲りいただけると幸いです!

今後の更新をお楽しみに!そして、今後の霜島農園の活動をお楽しみに。スキ評価、オススメ、フォローもお忘れなくお願いいたします。

霜島農園くにお

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?