文豪芥川龍之介が一九一五年に書いた小説を読んでみた。【ひょっとこ、松江印象記、羅生門】  朗読七味春五郎  発行元丸竹書房

芥川龍之介が、一九一五年に発表した三作品を、朗読してまとめております。
大正四年四月(帝国文学) ひょっとこ
    八月(松陽新報) 松江印象記
    十一月(帝国文学) 羅生門

■ひょっとこ
○登場人物
山村平吉……ひょっとこの面をかぶり、馬鹿踊りをする絵具屋のおやじ。

○用語集
艇庫……テイコ
友禅……ユウゼン・友禅染、布に模様を染める技法の一つ
岩緑青……イワロクショウ・日本画で使われる緑色の顔料。孔雀石から生産
深間……フカマ・男女が別れられないほど、深い仲になること
赤毛布……アカゲット


■松江印象記
○用語集
河流……カリュウ
木橋……モクキョウ
神橋……シンキョウ・栃木県日光市大谷川にかかる朱塗りの木橋。もとは、勅使、将軍専用
風趣……フウシュ・おもむき
愛惜……アイジャク・あいせき
没却……ボッキャク・念頭に置かないこと
梵刹……ボンサツ・仏寺
廟所……ビョウショ・墓所
忌憚……キタン・いみはばかること。
索漠……サクバク・物寂しく感じること
嗤笑……シショウ・嘲り笑うこと
街衢……ガイク・町。ちまた
水郷……スイキョウ・スイゴウ・湖や川の景色が美しい町や村
首肯……シュコウ・うなずくこと。納得し、賛成すること
蕪雑……ブザツ・雑然としていること




■羅生門
○登場人物紹介
下人……


○用語集
丹塗……ニヌリ・丹、または朱で塗ること
朱雀大路……平城京、長岡京、平安京、中央を南北に通じる大路
鴟尾……シビ・かわらぶき屋根の大棟の両端につけられるかざり
衰微……スイビ・衰弱
甍……イラカ・家の上棟。家屋の背、屋根の頂上の部分。
低回……テイカイ・思いにふけりながら、ゆっくり歩き回ること
逢着……ホウチャク・いきあたること
嚔……クサメ・くしゃみ
檜皮色……ヒワダイロ・黒みがかった蘇芳色(黒みを帯びた赤)
暫時……ザンジ・少しの間
語弊……ゴヘイ・言葉の使い方で、誤解を招くこと
聖柄……ヒジリヅカ・三鈷柄の刀剣
検非違使……ケビイシ・平安初期に設置された治安維持と民政のための機関
四寸……シスン・十二センチ
疫病……エヤミ
黒洞々……コクトウトウ・洞穴の中のように、あたり一面まっくらで見分けのつかない様

■この動画の目次
0:00 ひょっとこ
19:11 松江印象記
30:56 羅生門
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