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恋愛は嗜好品。



内閣府が毎年発表している
「男女共同参画白書(2022年版)」によると
20代男性のおよそ7割、女性のおよそ5割が
恋人がいない。
20代男性のおよそ4割、女性のおよそ2割が
人生で異性とのデート経験がない。

若者の恋愛離れとかいう
なんでも若者と距離をとりたがる記事を読んでいるとある言葉を見つけた。

「恋愛は嗜好品」

この言葉を見た時に自分の中でいろいろしっくりきた。

自分は今まで恋愛を必需品、当たり前だと考えていた。恋愛している時は特に

恋人と別れて失恋の傷が癒えると次の恋人を作ろうと当たり前のように考えていた。
しなくてはならない事くらいの感覚だった
まるで大学を目指し勉強する受験生、仕事を失って転職活動をする社会人、賃貸の2年更新で部屋探しをしている人達のように

でも、この言葉を知った時に当たり前じゃない事に気づいた。

自分の中の解釈で「嗜好品=贅沢品」だ。
お酒、コーヒー、タバコ、お菓子こういう物を嗜好品(しこうひん)という。

恋愛はお酒と考えると分かりやすい
飲んでいる時は日常を忘れる、周りが見えなくなるくらい楽しいが人間が生命維持をするために必要な物ではない。

恋愛は、お金や仕事、精神的に安定していないとできない相当な贅沢品だと最近思う。

恋人がいる事を当たり前だと思っている人は
恋愛を必需品だと思っている節がある。
別れたら次いい人がいるよと当たり前のように次を見据えて慰める。
もちろんそれは間違いない。

でも、人生で恋人がいた事がない7割の人にとってはどうだろう。


隣で恋人と眠そうに今日どこ行くって話をして結局部屋でグダグダする日曜の朝も

とりあえず外に出たけど店決めてなかったからとりあえずサイゼ行って間違い探しする昼も

2人にしか分からないボケを言って
ちぎれるほど笑う居酒屋も知らない。


知ってる人の当たり前という感覚すら知らない



恋愛離れの原因は、若者の貧困化とか、
お見合い等の縁談の減少、
1人でも満足できる娯楽の充実とか
色々言われてる。
それらも一里...いや八里くらいある。

でも、美味しさの知らない嗜好品、贅沢を
誰が食べよう、やろうと思うのだろう。

恋愛の楽しさ、辛さをそもそも知らないから
やる意味がないだけで離れてる訳ではない。
ただ知らない、これが要因の1つだと思う。

恋愛で焦ってる人は、
お酒の禁酒を我慢できないようなもん
恋愛を知らない人は、
お酒を飲んだ事がないだけ。


後半どっちの立場で考えてるか分かんなくなったし、着地点完全に見失ったけど....

「恋愛は嗜好品」って言葉を聞いて
こんな事を考えてしまいました。



【追伸】
1里(約4km)って、昔の人が1時間で歩けるだいたいの距離で決めたんだって
8里は、約32kmでした。

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