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父への腹立たしさ

最近父に対してイラつくことが多い。僕自身が鬱症状ってことも少し自覚しているんだけど、その原因を色々と考えている。

たぶん「父の認識が甘いから」なのではないだろうか。

僕は仕事柄、常にバックアップを考えている。クリエイティブは細かなミスで取り返しのつかなくなることが多い。また、大きな予算と多数の人が関わるから、それぞれにかかる責任も重い。

とはいえ、事故は起きる。その時に回避策としてのバックアップをどう残すかを常に考える癖がついている。データだけの問題ではない。晴れた日の風景が欲しい中で、ロケ日が雨ばかり。納品まで時間が無い。その時どうするのか?を企画段階から考えて、事前に確認し回避案の承諾を得ておく。「握る」って言うよね。それがバックアップ。

父は「退院する」ことを軽く言う。身体の機能が落ちている中で、以前の生活をそのまま送るのは難しい。今の状態で送れる最適なスタイルを見つけるべきだと思う。

家の改造もしたって良い。レイアウトを変えるなどやり方もある。そうした前向きな提案や相談は大歓迎なのだけど、無理やり以前のスタイルの中で生活しようとする姿に、そしてその中で苦労する姿にイラっとする。

親とは言え、人ひとりの人生に口出しするものでもない。頼まれごと、言われたことはする。言われない事に対して一度は提案したりもするけど、拒めば二度と提案することはない。その点は言葉選びも含めてハイレベルで気を使っている。

でも結局、父の認識が甘く、一度拒まれたことを頼まれる事がある。この時に顔で笑い、快諾して、言葉も選びながら対応はするものの、僕のストレスは絶頂となっている。
一人暮らしとは言え、本当にひとりでの暮らしはハードルが上がっている。それを正しく認識してもらった上で、訪問介護士や僕らを上手く活用してほしい。有料サービスなども上手く活用してほしい。

変に遠慮されてもかえって負担がかかるだけなのだから。

結局病院に運ばれて夜中に呼び出されたりしてるし、今までの退院の際にだって僕らの手助けがなければ何もできない。そのくせその日程は相談してくれなかった。
もっと付き合い方あるんじゃない?僕らのスケジュール確認があって良いし、病院との調整も僕がすることも出来る。(今日って本人が決めちゃってましたが大丈夫でしたか?って迎えに行った先で医者に聞かれたりする。)介護士さんとの計画も一緒に混じらないと全て共有出来ないくせに、全部後出し。その癖、ひとりでやる。と言い切るし。出来ない。なんだよ。

本当に長く生活を楽しみたいのであれば、もっと積極的に生きてほしい。そうでなければ、無理に苦しむ姿は見ていたくはない。日々衰えていく姿を見たくはない。というか、人生ってそんな消極的に生きるもんなの?

父のそばに居るだけで超ダークサイドに気持ちが落ちる。冷静に仕事もできないし、出来れば人と会いたくない気持ちが日々大きくなっている。

頂いたお金は両親の病院へ通う交通費などに活用させて頂いております。感謝いたします。