飛び入り参加からの華麗なるドリブル突破
ちょっと走りに行くか。
これの思いつきが、私の幸福度を爆上げすることに繋がるとは誰も知らない。
歩いて20分くらいのところに大きな公園、Albert College Parkがあった。天然芝と思い込んでいた芝生のサッカーコートが四つあるとても大きな公園。
誰でも自由に使える公園なので、周りをジョギングしてる人や犬の散歩、ラグビーやゲーリックフットボール(アイルランド発祥の、手も足も使えるサッカーのようなスポーツ)の練習をしている人もいた。
家の近くにこんなに最高な場所があるなんて、日本の家の近くにもあったらもっとロングボール飛んだのかなーと思ったりもした(笑) (一部の人にはわかる)
周りを走って、芝の上で筋トレをしてたら、4.5人の人が集まって、軽くアップして、ミニゲームをやり始めた。
お、サッカーやってるやんと少しの間見ていたら、ボールが自分の方に転がってきたので、俺のキックをみよと言わんばかりに蹴り返した。
すると、その中の1人が
「ありがとう!一緒にやるか?」と声をかけてくれた。
断る理由が無かったし、サッカーに飢えていたのでもちろんと即答。1時間くらい混ぜてもらった。
練習が終わった後、少し話していくとどうやらフェニックスという名の社会人のサッカーチームだということがわかった。
シーズンは終盤だけど、後2、3試合残ってるから来たかったら来ていいよと誘ってもらい、その次の週の試合に早速参加した。
ベンチスタートだったが、前半で2点リードで折り返し、後半の10分過ぎた辺りから出してもらった。レベルははっきり高くないと言えるほどで、身体が鈍っている自分にはちょうどよかった。
ただ、いつもはミッドフィルダーと呼ばれる真ん中のポジションでプレーしていたけれど、そのときはサイドハーフ。つまり、いつもとは違うポジションの上に分かりやすく、攻撃力が求められる。
自分自身、守備的な選手であり、高校の時はノッポのFWにあっさりドリブルを止めらるくらいの攻撃センスの持ち主。
しかし、いざプレーし始めると、あれよあれよとドリブルで相手をかわしていった(笑)極めつけは、センターサークル付近で自分でボールを奪い、ドリブルスタート。3人4人と相手をかわしていき、シュートまで持っていっ
た。
むっちゃ気持ちよかったです(笑)
結果的に、ゴールは決めれなかったけど、一気にみんなから認められた感を感じると同時に、それをさらに高次元の場所でやっている三笘選手や冨安選手をはじめとする日本のサッカー選手はとんでもないなと改めて思った。
他の選手は、アイルランド出身のネイティブばかりで全く何言っているかわからない事が大半だったけれど、言葉を介さずとも繋がれるサッカー、スポーツは素晴らしいなと強く感じた。
日本から来た一人の学生を暖かく受け入れくれたチームの人には感謝しかないな。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?