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君に言う宣言①

はじめまして。君の父になった者です。
君が生まれて2日目、
0日目から考えると、3日目のご対面の後、15時ごろの事だけど、君の名前が決まりました。

出生届はまだなんだけども、とにかくこれで行こうって、君のママと決めました。2日もかかっちゃったことを怒るかな?でもこれはちゃんと悩んだ証拠なんだと思ってくれると嬉しいです。

今日から君は、灯夏という名前で生きていくことになります。

君がいつか僕に、名前の由来を聞く時が来たらの備忘録も兼ねて、ここにその由来とかどんなふうに決まったのかとか長話させてほしいです。


実は僕は君が生まれるとわかってすぐ、名前を考えました。

なんなら、君がママのお腹に来る前にも名前を考えてました。というか妄想してた笑

お恥ずかしながら、携帯に「名前をつけてやる」というタイトルのフォルダを作り、この妄想を膨らますのが、ぼくの静かな趣味でした。

ちなみにフォルダ名の由来のスピッツというバンドは本当に素敵だから君が音楽を好きになる頃に聞いてみてくれることもちょっと願ってます。

妄想好きの僕にとっては名前を考えることは、その人の物語を考えることそのもので、漫画のキャラ作りのような、世界を作ることそのものでワクワクするものでした。

フォルダの中には、樹や葵、すみれ とか、植物の名前に関連するのが多かったです。
あとは、海系。海とか澪とか。ポケモンならくさタイプと、みずタイプだ。読むころには伝わらないだろうか。空とか。ちょこっと、ひこうタイプもあったよ

この辺には特に大きな理由はなくて、本当にキャラ作りというか、音の響きとか、自然のイメージに合わせて名前を集めたり、考えたりしていました。

最初は、僕個人の妄想の域を超えてなかったんだけど、
ちゃんと君の名前を考えるようになったのは、
ママのつわりが落ち着いてきてからでした。

幡野広志さんという素敵な言葉を書く人がいて、僕はその人の【ぼくが子どものころ、ほしかった親になる】と言う本を読みました。幡野さんはしばらくその子の名前を、自分の名前として名乗ったりしてたんだって。

名前については、
子供ができたらどんな子に育って欲しいか。
自分たちの子供だから、その意志を、僕たちが教えてあげられる最初のメッセージとして名前をつけようって思うようになりました。

受け売りじゃん!と笑ってほしい。
でもそこから本気で考えていくようになりました。

ママにも相談し始めました。くさタイプとかについてもママは笑って聞いてくれました。優しいよね?(ママは意外と樹とかくさタイプお気に入りだったよ!)

そしたら、実はママも名前について考えてくれていて、僕みたく趣味でなく、ママは自分の体験から考えてくれてました。

生まれた季節が春で、自分の名前にその季節の名前がついていることで、その季節が好きになったんだって。

僕もその話を聞いて、生まれた季節を好きになってくれるなら嬉しいなって思って

まず、夏って漢字が候補に出てきて、もしくは夏を連想させるようなものもいいなと思いました。

ママの意見としては、もう一つありました。まあこれはママのわがまま的側面があるともとれるけど、女の子なら、名前の語尾を揃えたい!って言ってました。

漢字はなんでもいいみたいですが、ママの名前の下の文字は、カ なので 〇〇カ ちゃんにしたいとのことでした。

ちなみに君はなかなかエコーでお股を見せてくれなくて僕たちは少し困ってました笑 70%女の子なんて言われてて、まぁ戸惑いながらも、70%を基本信じていくことにしたよ。

そんなこんなで2人で話して

夏のイメージが湧くようにすること

〇〇カ ちゃん の読みになるようにする

を優先的に名前を考えるようにしました

もう一つの漢字が出てきた経緯と、君の名前を決めたタイミングについてはまた後日お話しさせてね。

書けました。
君に言う宣言②

https://note.com/shimbo_y/n/nc698679d16c9



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