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今、僕に贈る言葉。

正直な話、中学・高校と友達と呼べる存在は本当にわずかだった。
まるで檻に閉じ込められたように、孤独な時間もあったと思う。

本当は、もっと人とつながりたかった。
ありのままの自分として。
あの頃の自分では気付けなかったけれど。

飾る必要なんてない、ありのままの自分でありたかった。


それでも人生は続いていく。


大学に入り、初めて海外を旅した。
オーストラリアの大自然は、ありのままの僕を受け入れてくれた。

そこには、圧倒的なまでの自由があった。
何者にでもなれる気がした。
そして、親友がいた。

圧倒的なまでの自由を放つ場所。
そんな場所に強く憧れた。

社会人になり、僕はまた
圧倒的なまでの自由を放つ場所を求めていた。

自分をどこか表現し切れない
そんなもどかしい気持ちを抱えていた

そして、西表島という場所と出会った。
そこには、僕の頭の中にある”常識”はなかった。

あったのは、ただただ自由であること。
そして、僕を誰も知らないということ。

いつしかこの島に魅せられて、
いや、正確には、島で過ごす時間に魅せられて、
毎年のように通っていた。

西表島の大自然に自由を求めて。

社会人になり、5年が経ち、
毎夜、毎夜、終わりなき一日を過ごしていた。

ありのままの自分でいられない苦しさから
何者かを演じなければならない苦しさから
何者にもなれない情けなさから

全部逃げ出したかった。

そして
あの夏
僕は一人
旅に出た。

屋久島へ。

シーカヤックから降りて
初対面の男三人は、海辺近くのキャンプ場向かった

少し焦げた米の匂い
弾力あるカワハギのカルパッチョ
気付けば鈴虫のポリフォニー
火照った肌を夜風がかすめる
男が一人胡坐をかいたままひっくり返って寝ていた

ここでは
何者かを演じる必要もなかったし
何者にでもなれる気がしたし
ありのままの自分でいられた。

7年の社会人生活を経て、
僕は、屋久島という場所にたどり着いた。

なぜ僕は今、ここにいるのだろうか?



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