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【本×自分】推しを持つ全ての方に伝えたいこと

“推しが燃える”という強烈な出だしで始まるこの物語。

主人公の少女は、良くも悪くも全てが推しに影響される。

あの子ほどではなくとも、推しの為に頑張るという意思そのものは私達にも少なからず存在するものだろう。

人間は何かをモチベーションにして生きているし、その対象が推しであっても具体的な夢であってもそこに優劣はない。

しかし、確実に言えることが1つある。

それは、自分の人生に当事者意識を持たなければならないということだ。

理由は単純で、推しを失えばその先がなくなってしまうからである。私は、少女からまさにその先の無を感じた。

それでも、推しの為に生きること自体は決して良くないことではない。寧ろ良いモチベーションに繋がっていて、自分を高めることができれば最高である。

ただ、やはりそれのみというは微妙ではなかろうか。

“好き”という人の主観に水を差すことはしたくないが、自分を大切にすることも忘れないでほしい。

私は就職活動を通じて、自分の大切さを知った。
どういう風に生きていきたいか、何となく考えられた。

私自身も推しがいるし、一時はそれに浸っていたため、大きな声では言えないが。

それでも自分の人生を考えると、とても勿体ないことをしていた。もっと様々な経験をしたかったし、今後はそうありたいと思う。

当時そう気づけなかったのは、自分の人生に対して当事者意識を持っていなかったからだ。

私は今も様々なジャンルの推しに影響されて生きているが、良い意味で距離感を保ちながら、自分に活かせていると思う。

何事も依存は良くない。

今一度、“自分のこと”を考えてみよう。

素晴らしい物語だったが、私の主張は以上である。

本を読み終えて

自分の占いは見ずに推しの占いだけを見るように、ここまで何かを好きになれる、一辺倒になれるというのも凄いことだと思います。

自分の欲望を全て推しにぶつける主人公の少女は、きっかけ次第でどうとでも変わっていくのではないでしょうか。

ブログやTwitterの描写は、まさに現代風の推し方を表現していて、「あ〜わかるなぁ」と何度も共感しました。笑

皆さんの推しの話も、いつか聞けたらいいなぁと思います。

noteをお読み頂き、ありがとうございました。

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