人生には個々のテーマがある
わたしにとって、
出会いとは。
恋愛とは。
仕事とは。
死とは。
など、など。
心理学、中でも交流分析では
人は個々に
幼い頃、自身の人生の脚本を作り
それに沿って生きていくと考えます。
たとえば成人になって
その時どきの人間関係がなかなかうまくいかないとき
それはその人自身が生きようと決断した脚本が何か影響しているのかもしれない、
……なんてことも考えるわけです。
それはさておき
ここで交流分析から離れて、その人生の脚本というものをリフレーミング、つまり別のフレーム、違う視点から見るならば、私たちの人生には個々にそれぞれのテーマがある、というとらえ方もできるかと思います。
生まれてきたあとで
「私にとって人生とはこういうものなのだ」
「この人生の中で私が訴えかけたいことはこういうことなんだ」
というものを必ず、必ず人それぞれ持っているのではないでしょうか。
何事も一生懸命にするのだ
とか
毎日の生活は美しいものでなければいけない
とか
出会いこそが人を幸せにする
とか
とにかく何かその人その人のテーマがあって、人はそのテーマの人生を成功させようとしているのかもしれない、と私は一人一人の人を見ていてそう思うのです。
これは
良い悪いの話ではなくて
人はみんな個性的な行動をしたり考えをしたりするのですが、それって彼らはどうしてそんなに個性的で皆ちがっているのかなと考えたときに、
そうか、
みんなそれぞれに人生のテーマがあるのだ、と思うようになりました。
子どもを見ているときさえ
それを感じます。
彼ら彼女らは
どうして走り回ったり
ケンカしたり
どうして泣き叫んでまでして
独特のこだわりを持っているんだろう。
それに対して私たち大人は疲れたり、不安になったり、変えたくなったりすることがあります。
でもその中には余計なお世話があるかもしれません。
そう
その子その子にそれぞれの人生テーマが何かあって、この子たちはそのテーマを生き、もしかしたら何かを伝えようとしているのでは?
わぉ、
なんて楽しいんだろう。
その子その子の持つ人生テーマを私たちは今、この一瞬、共有できているとしたら。
子どもだけでなく
大人の方のカウンセリングでもそう
講座や勉強会で受講生の方と関わらせていただいているときもそう。
この子、この人にとっての
人生テーマは一体どんなものなのだろう。
それを私は知りたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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