【しまね女子ブログ】 平野 宗香vol.1
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【しまね女子ブログ】 平野 宗香vol.1

しまね移住project【ふるさと島根定住財団】

初めまして。平野 宗香(ひらの そうこう)です。
都会に出てUターンしてきて、今は実家の㈲平野屋で働いています。
このブログでは、「Uターン、Iターンをお考えの方」に島根県西部/石見(いわみ)地方をご紹介すると共に、地元にずっと住み続けている方にとっては「再発見」になるよう、色々な情報を発信していきます。

初回である今回は、自己紹介を兼ねて、これからこのブログを通じて伝えたい思いをお話しします。

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◆「無いもの」と「有るもの」

「えっ、帰ってくる気なの? 人が減っている田舎よりそっちがいいよ。都会にいなさい。ここには何も無いよ」

衝撃の言葉でした。まさか祖母や母に帰郷を反対されるなんて(父は応援派)。

私は、島根県・浜田市新町出身。
江戸寛政年間から約220年続くお茶・茶道具を取り扱うお茶屋の生まれです。

何となく将来は家の仕事をするのだろうなと思いつつ、大学進学を機に地元から離れ、次に茶道の専門学校にも通い、社会人となり…と、約12年間京都で生活してきました。
そこでさまざまな経験をさせていただき「田舎には無いもの」とたくさん出会えました。

だから私は、同じ田舎出身の皆さまの「都会がいい!」という心の声、とてもよくわかります。仕事もお店も交通機関も、都会は充実していますよね。
都会生活、とても楽しかったです!

でも、ここ島根にあって、都会には無いものもあります。
私がそれを本当の意味で知ったのは、Uターンする前ではなく、Uターンした後でした。

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◆Uターンの不安と現実

縁があって覚悟を決め、Uターンの準備を進めていましたが、正直あの頃は悩み事でいっぱいでした。

「ペーパードライバーをなんとかしないと」
「人口もお茶の消費量も減ってきているけど将来大丈夫?」
「高校までの友人はほとんど県外に出ちゃってるなぁ」

などなど、不安や心配はつきません。
けれども動いてみないとわからないことも事実なので、敢えてお気楽に「そうだ、新天地・島根へ行こう!」と自らキャッチフレーズを作って楽しむことにしました。
そうすると、無いものではなく「有る」ものが見えてきたのです。

◆Uターンして気づいたこと

2019年に地元へ戻ってきた私は、京都から遊びに来てくれた友人に島根を案内しようとして、「知らないものが、たくさんあった」ことに気づきました。
日本海と緑豊かな山々、その両方を楽しめる環境。
この土地で生きる優しい人たち。土地と人が作り出した美味しい食べ物や、2019年日本遺産に認定された石見神楽(いわみかぐら)など、数えきれないほどのものが見えてきたのです。

そうして地元を再発見しながら、私はアナログだけだった平野屋の宣伝窓口をデジタル化して、HPやインスタなどを開設しました。
当初はデジタル化ばかりに目がいってしまいましたが、だんだんと、一見古くて弱みのように思えていたことは、むしろ強みなんじゃないだろうかと思うようになってきたのです。

たとえば、50年前から当店で製造・販売している夏季限定「抹茶アイスクリーム」。
コーンの上の蓋としてコーンを被せた、ちょっと他では見ない一品です。
当初はやわらかいソフトクリームでしたが、独自の形に変えて販売を続けられているのは、50年ずっとご愛顧くださっている地元のお客様あればこそです。

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また、お茶屋を江戸時代から細く長く続けてこれたのは、このお店を支えてくださっている人から人へのバトンなのだろうとその凄さに気づき、尊敬と感謝の気持ちが出てきました。

こうして私は、自分の持つ「お店への愛情」に気がつきました。平野屋を継続させたい。そのためには変わりたい!という思いが湧き上がってきたのです。

ここから新しい挑戦の始まりです。

◆新しい「お茶屋」のカタチ

道を切り開くためのポイントは「茶道」でした。

そもそも茶道って言葉がもう、敷居が高いですよね。「お茶屋」もそうです。
若い人からは縁の無い場所と思われています。

私はまず、縁のキッカケづくりとしてIターンのスタッフTちゃんと共に平野屋の昔ながらの銘茶をベースに、ハーブ等とブレンドした新しい『真心を茶に託して』というブレンド茶のシリーズを開発しました。

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他にも、気軽にお店に来てほしいな、という想いから、不定期開催の「気まぐれテイクアウトドリンク」というお茶ベースのドリンク提供も始めました。

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また、茶道の普及活動もお茶屋として行っていますので、2019年に気楽に茶室の雰囲気を楽しむ体験会を当店で開催。他にも江津市にある「GOつくる大学」で講義を持ってみたり、お声がけを頂いた会場へ赴きワークショップを行ったり、今も色々な活動をしています。

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私にとってお茶、そして茶道はひとつのツール。
特に茶道は人、物、場所、今、昔、未来とつながる架け橋のような存在だと感じています。
そのツールは、茶道の専門学校・会社勤務を通じて私の強みの一つとなりました。

その強みをUターンした地元島根で生かしたい。周りの大切な人たちと楽しく生きていきたい。
そう思わせてくれた「人」「物」「場所」がここ島根にあります。

Uターンを前にして不安ばかりだった私はもういません。
今は、自分ができることを探し、実践するという充実した日々を送っています。


次回からは、私が見つけた新しい(知らなかった)島根。素敵な「人」「物」「場所」などを紹介していきます!
窓から景色を眺めるように見ていってくださったら幸いです。


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島根県浜田市新町47(月-土8:30~18:00/祝・盆・年始除く)
地方発送 対応

HP 平野屋 / はじめての方 (hiranoya-tea.com)
Instagram お茶の平野屋(@hiranoya_tea_official) • Instagram写真と動画
Facebook お茶・茶道具 (有)平野屋 - ホーム | Facebook

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平野さん(柄杓縮小)

【ペンネーム】平野 宗香(ひらの そうこう)
【移住市町村】浜田市
【UターンorIターン】Uターン
【移住前の居住地】京都府
【年代】30代
【お仕事】お茶・茶道具(有)平野屋(江戸寛政年間創業)
     茶に関する商品開発、茶調合、茶・茶道具販売、体験イベント
     出張講座、茶道教室、出店等
【好きなこと】何か(和菓子、料理、もの)を作ること
       美味しいものを食べること、「楽しい」を探すこと
【Love shimaneとしてひと言】
広い空と海を見渡しながら夕日を長く楽しめる贅沢。大人になってより一層楽しめる場所、島根。海と山の両方の素敵な素材も最高だけど、それを活かしている島根の人・場所とこれからもっと出会っていきたい!

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田舎で暮らしたい…、地元に帰りたい…、なんとなく今の暮らしを変えたい…。『移住』への想いは十人十色。私たちはそんな皆さんのサポートをしています。心に“島根”が浮かんだあなた。私たちが島根とのご縁をお繋ぎます。 くらしまねっとhttps://www.kurashimanet.jp/