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poemgraphy 明るい方へ

黒の時

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 白の時

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曖昧な時

あいまい


明るい方へ1

黒の時 白の時 曖昧な時 何時でも 何処でも 美は存在する

どこにある いつでも どこでも そこかしこに そばに あるよ

明るい方へ きっと 明日も 美しい時


光の事

光が好きです。光は電磁波の一種で、波動であり、粒子であり、私たち人間には、なくてはならない物だと思っています。

光を考えていると、色にたどり着きます。芸術的、商業的に写真を学んだ事はないのですが、光の特性については、学んだ事がありました。

写真学という写真の基礎も学ばせてもらいました。

「写真」という言葉は、一般的に英語のphotographと同義語と考えられている。photographは、ギリシア語のphotos(太陽)とgrapho(画)との合成語といわれ、もともとは「光による画」を指すものであったと解される。
「新しい放射線写真学」より引用しています。

デジタルカメラで写真を撮影するようになって、久しぶりに教科書を覗いてみたら、光による画、という言葉にハッとしました。

そうか、写真は光を写しているのか。

学生の頃、フィルムカメラで撮影した白黒フィルムを暗室で現像し、印画紙に焼き付けるという授業がありました。当時は、写真を見る事は好きだったのですが、自分で撮影するという事に、全く興味がなくて。本当に、興味がなくて。

もうちょっと、興味があれば、もうちょっと早くにカメラに出会っていただろうに。

学生時代の私を残念に思いながらも、授業を通して、とても貴重な体験をさせてもらった事に感謝しています。

その時、興味が無かったとしても、勉強していて無駄な事って、為にならない事って、ないのかもしれないですね。何十年も前の教科書が、今でも役に立っています。


色の事

色は不思議にみちています。

白は、光の三原色(赤、緑、青)を重ねると白になり、全ての光を反射する、そして全ての色を持っている。

黒は、色の三原色(マゼンタ、イエロー、シアン)を全て重ねると黒になり、全ての光が吸収されると黒、闇が生まれる。

光が反射して吸収されなかった色が、色として目に見えている。物体そのものにも、色がある。未だに、理由を聞いても、何故その色に見えるんだろう?不思議です。

料理の子供番組で「大根はなぜ白いのか?」という話をしていました。最近の子供番組は、すごい!面白い!科学に基づいた話を、きちんと説明してくれます。

大根は、光を全て反射するので、白くみえる、と言う事でした。大根を煮ると、水分で表面の凸凹がなくなり、光が反射しなくなるので透明になる。本当は大根は、無色透明なのだそうです。

原理を聞いても、勉強したのに、よくわからない。

やはり、不思議です。

わからないから、好きなんだろうなと思います。

色についての私個人の見解です。

黒の時

黒は、暗い、悪、重い、負、闇、そんな印象。全てを受け入れて、全になる。社会の不適合者、非行、世の中から、溢れ出した人、その全てをも受け入れてくれる、唯一の世界なのかもしれない。ある意味、優しい、何でも受け入れてくれる。そして、何色にも染まらない強さもある。だからずるずると抜けれなくなるのでしょうか。

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曖昧な時

灰色、鼠色、何方付かず、はっきりしない、あやふや、茫然たる、朧げ、憂鬱、無気力、そんな印象。言葉が、美しい日本語がたくさんある事に、嬉しくなりました。不鮮明で悩ましい気分を、どうにか表現しようと、考えられた言葉なのでしょうか。

あいまい

白の時

白は、明るい、善、軽い、勝、光、そんな印象。はじめから、全てを持っている。全てを持っているが故に、汚されたくないと、受け入れない、拒絶する。ある意味、厳しい、優しく見えて、実はやさしくない。そして、他の色に簡単に染まってしまう弱さもある。

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黒も白も全ての色を持っています。反物質のように、陰陽のように、相反していながらも、根本は同じように思います。

個人の見解ですが、なんとなく、色の持つイメージと社会のイメージとが重なる事が面白いなと思っています。

私の世界

私もあなたの中にも、白も黒もあるし、いろいろな色があって、白にも黒にもなれるのです。

決めるのは、私であり、あなたです。

感情は色のようです。

苦しくどす黒いドロドロとした気分、明るく楽しいウキウキ気分、どっちつかずの迷える気分、全てが私であり、あなたです。

落ち込むことがあったり、悲しいことがあったり、悔しいことがあったり、イライラしたり、理不尽なことに涙したり、人生は楽しいことばかりじゃないですよね。こんな偽善者のような綺麗事を言っているけれど、私にも闇があり、ドロドロとした黒い感情がたくさんあり、日々そのことに悩まされています。

いろんな感情が起こるけれど、でも、空を見れば、キレイな青空で、道端には、お花が咲いていて、部屋に差し込む光は、どこかやわらかで優しい。美味しい物を食べたり、好きな音楽を聴けば、心が明るく軽くなる。

そんな日々の美しいことに、楽しいことに気がつくと、嫌なことがあっても、なんか泣けてくる、生きていけるかも、と思ったり、生きていて良かった、と思ったり、あたり前で、あたり前ではない日々に感謝したくなる。

そんな日々が愛おしく思えたら、心がほぐれるかもしれない。

元気になれるかもしれない。

だから、あなたの、私の、美しい色を、美しい時を探して、

光さす明るい方へ生きましょう。

そんな思いです。

明るい方へ1

光や色や音や言葉やいろいろなことに癒される日々を願って。

ここまで、貴重なお時間を!ありがとうございます。あなたが、読んで下さる事が、奇跡のように思います。くだらない話ばかりですが、笑って楽しんでくれると嬉しいです。また、来て下さいね!